カテゴリー「新技術」の記事

May 25, 2018

NHK技研公開2018

ここ数日喉痛くって辛いんですが、行ってきました。
吹っ飛びそうな強い風の中到着。




技研公開サイトはこちら

毎年見学してる身からすると
プチ体験型展示が増えてきたって感じです。
そして今やテレビコンテンツは
ネットなしには作れないということを実感しました。
スマホと連動した店ナビカーナビ的なもの。
SNSからのビッグデータを活用しての番組制作。
いつでもどこでも誰かとつながって一緒に楽しめる
「ダイバーズビジョン」の提唱。

もちろんバリアフリー技術もしっかり。
音声認識による自動書き起こしシステムや
手話CG制作システムなどどんどん省力化を進める
技術が展示されてました。

面白かったのは
「Sports 4D Motion」、
多視点カメラの映像を合成して
動きの軌跡を立体的に表現するシステム、、
見たらわかります(笑)。

で、NHKといえば8K、
今回も22.2チャンネルと合わせての展示が多かった。
この冬から始まる本放送へ向けて
いろんな楽しみ方を提案してました。

そして最後に待つのは8Kシアター。
バレエの群舞の迫力、
ライブの臨場感、
広大なイエローストーンの自然を堪能したあとは
平昌五輪金メダリスト2人の舞でした。
ザキトワ選手と羽生くん、
大画面で見る2人の演技はとても素晴らしく、
氷を滑るエッジの音、音楽、観客の歓声がすごかったです。

この土日にはファミリー向けの展示もあります。
お子さん連れで是非どうぞ♪



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May 25, 2017

「2020年へ、その先へ、広がる放送技術  技研公開2017」

公式サイトはこちら

NHK技研毎年恒例行事の当ブログ毎年恒例のど素人レポートです。
空模様が怪しいのも恒例ってことで^^;
成城学園からバスに乗って突撃しました。
#大体が曇ってるか小雨なのです。

全体の印象ですが、面白かったです。
映像コンテンツは物足りなかったけど。
昨年「ソフトからハードへ」と書きましたが、
さらにソフト面での技術が進歩してました。
技術的なことは各リンクをご覧ください。

スマートプロダクション
ネットのビッグデータと過去の制作物アーカイブをリンクさせ
AIを使ってニュース原稿や番組制作の効率化を図るシステム、です。
Twitter等のSNSの文言を収集分析し災害等の報道を
いち早く効率的にAIが行う、と。
過去に似た災害があれば場所や時間を「変数」化して
原稿に落とし込んだりとか。
取材時の音声からの文字起こしや字幕作成のための音声認識、
顔認識技術を駆使して好きな俳優の番組を検索するとか
先端技術がますます身近になりつつあります。

テレビを一緒に楽しむパートナーとしてのテレビ視聴ロボットとか、
一人暮らしの高齢者になっても寂しくないかも?な技術もあり。
#並んでたロボットにタチコマがなかったのがちと不満。

またスマホのアプリをいちいち起動しなくても
最適のアプリを自動的に探して起動する
メディア統合プラットフォームとかあったら便利かなと。


行動連携サービスとその基盤技術では
ネット×自動車=走りながらその場所の情報をカーナビで取得
ネット×冷蔵庫=冷蔵庫の中身からレシピ検索とか
各メーカーとの共同研究の成果が並んでいました。
観光地を車で移動しながらいろいろ教えてくれるなら
すごく便利かも。


私個人の最大の目的であるスーパーハイビジョン
1Fロビーにはリオ五輪の映像が大きなモニターで流れていました。
98インチだったかな?すごいんだけど家には置けないw
薄さにびっくりしたのはシート型130インチ8K有機ELディスプレー
なんと2mm
将来的にはこの薄いテレビが普及するんでしょうねー。
薄いと言えば22.2マルチチャンネル音響用デバイス
技術的なことはリンク先見ていただくとして、
このスピーカーはすごかったです。
薄いのなんのでも音綺麗。早く製品化してほしいです。

今回は毎年楽しみにしてる講堂での8K上映がなくて
数年前まで使ってた上映ルーム?で
8Kレーザープロジェクターによる新作コンテンツを見せていただきました。
時間は6分間。

前半は4人のダンサーによるダンス。
映像は早い動きもぶれず鮮やか。
後半は、スポーツや自然のドキュメンタリーの映像でした。
(一部ははっけーよい」^^;)。
昨年は五輪やWCのハイライトシーンばかりでしたが
今回は解像度を見てもらうための映像が優先、な印象でした。
勿論解像度やら奥行きは素晴らしくその性能を堪能できたのですが、
個人的には内容がちょっと物足らなかったかな。
ま、来年を楽しみに待ちましょう。

毎年チェックしてるインテグラル立体テレビ
解像度が上がってました。
素人目にはよくわかりませんが、
展示物も増えてて注目集めてました。


地味ではあるけれど、字幕や音声ガイドといった
大事な大事なバリアフリー技術も紹介されていました。
スポーツ番組への手話CG自動付与
スポーツ番組の音声ガイド
リアルタイム競技データからの音声ガイドの自動生成
などなど。
将来お世話になるかもしれないので、
こういう技術はきちんと確立されていてほしいです。


最後に体験型展示の感想をば。
インテグラル立体の飛び出す絵本はちょっと操作が難しかったw。
でも目の前に立体で浮かび上がるのは楽しい。
VRとは違った楽しさです。

バーチャルリアリティーを体感してみよう
8Kディスプレー型とタブレット型がありまして、
それぞれ40秒ずつ楽しめました。
ゴーグル型ほど埋没感はないけれど
その分手軽な感じ。

ラインアレースピーカーによる3次元音響再生
家庭での疑似22.2chシステム。
テレビの上下に横長のスピーカーを置いて
そこから疑似22.2chの音が出てくるようになってます。
実際家にたくさんスピーカーなんておけないし
これも早く製品化をお願いしたいです。

以上つらつらと書き連ねてきましたが、
先端技術を交通費だけで見学できるありがたいイベントです。
土日はファミリー向けのイベントもあります。

ご興味ある方、ぜひ一歩先の未来を体験してくださいね。

以上レビューでした。

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May 26, 2016

「技研公開2016~進化が続く放送技術をご体感ください」

公式サイトはこちら

毎年恒例の技研公開レポートです。
この季節には珍しくピー間の空の下バスに揺られていきました。

全体の印象はハードからソフトへ。

なんつーか目新しいハードがない。
これがちょっと物足らなかったかな。
けれど会場は押し掛ける人たちであふれかえって
季節のイベントとしてすっかり定着したんだなー感がありました。

以下、毎度の素人レポートです。

エントランスを入るとそこはスーパーハイビジョン関係がででんと。
いちばん最初に「フルスペック8Kハイビジョンを体感」コーナーがあり、
1分くらいの自然やらスポーツの映像が上映されていました。
ここで私の目を釘付けにしたのが

フィギュアスケートNHK杯スペシャルエキシビジョンでの
羽生結弦君と浅田真央ちゃんがスピンしてる映像。

もしやあの伝説のフリーも?と思ったがそれはなし。
でも映像はとてもきれいでしたー。
東京湾大花火大会?の花火もそれはそれは美しく、
ヘリに乗ってみてる?な錯覚に。
そしてすぐ近くのブースには薄型ディスプレイ。
これはすごかったです、LG製で厚さ2センチなさそうなくらい薄い。
日本メーカー、何やってるの。早く出しましょう。

でさらにブースを進むとインテグラル立体映像
これはかなり進化したかな?
ホログラムもかなりくっきりしてて見やすかったです。

地下へ移動するとそこもスーパーハイビジョンの関係展示。
ほとんどがハードとかその技術の説明でしたが、
素人にありがたかったのはSDLとHDLの映像の比較。
HDLだと光のコントロールが上手くできているらしく
白飛びしないんですよねー。やっぱり目で見てわかる展示って
ほんとありがたいです。

インテグラルもブースをかなり大きくとって力の入った展示でした。
「動いて見よう!インテグラル立体クイズ」なるものもあって
私は参加しなかったけど人気で列ができていました。

で、ここまで見て思ったのは、

今後は精細から立体映像へシフト?

なのかなーと。
ま、しばらく様子見ですね。

あとはハード系の展示(有機EL等)をさらっと観て(あまり印象に残らず)、
ネットと放送の融合活用ももああ着々と進んでるのねー、で(笑)、
最後のスーパーハイビジョンシアターの列に並びました。
以下気合いを入れていきます。

映像は10分。
8Kで撮った2012-2016のスポーツイベントのダイジェストが
上映されました。

まず2012ロンドンオリンピック。
この時に初めて8Kカメラが中継に使用されたそうです。
開会式及び男子100m決勝。
開会式の映像が美しい!細かなところまでくっきり見えて
微妙な明暗もきれいに見えていました。

2014ソチ五輪。男子フィギュアスケートショートプログラム。
映像はもちろん世界最高の演技を披露した羽生結弦くん。
「パリの散歩道」に乗って華麗に滑る映像が1分くらい。
大画面で見るゆづくんはそれは美しくかっこよかったです。

2014ブラジルワールドカップ。
ブラジルが負けてしまうシーンとか^^;、
決勝戦のハイライトが流れました。
白飛びもなくくっきりと映る選手や観客の姿、
臨場感たっぷり。やはりこういうのがいいのかな。

2015ウィンブルドン選手権。
錦織君の試合と決勝戦の映像が流れました。
まるでコートサイドにいるかのようなボールの迫力でした。

2016米スーパーボウル。
おおっとー、いきなりレディーガガです。ガガさまが歌ってます。
敬礼する関係者たち、激突する選手たちの動きもくっきりはっきり。
この世界最高のスポーツイベントで映像は締めくくられました。


昨年に引き続いて成熟度が増した分
展示内容は目新しさはないですね。
それでも実用化へ向けて着々と打ってきた布石が
ようやく大きな花を咲かせようとしている、そんな感じを受けました。
8Kが実用化されたら次は何を目指すのか、
来年あたりはその予兆を見たいものです。

開催は5/29まで。
渋谷からバスで40分、成城学園前駅からバスで15分。
かなり混みますのでご注意ください。

最後に写真を一枚。

Gikenn2
アンケートに答えていただいたクリアファイルとメモ帳。
クリアファイルは2K4K8Kの違いを分かりやすい図にしてて
絵もかわいくって楽しい。
メモ帳は各ページの下の絵がパラパラ漫画になってます。
メモ帳の下にあるのは会場配布のパンフレットでした。

NHK技研の方々、今年も楽しませていただきました。
人の役に立つ技術開発を今後も期待しております。

以上レビューでした。

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May 29, 2015

「技研公開2015 究極のテレビへ、カウントダウン!」

公式サイトはこちら

毎年恒例?技研公開レポートです。
ど素人から見た感想そのままも毎年恒例ですので
技術的なことは公式サイトをご覧になってくださいね。

曇り空の下バスに乗って昼過ぎに技研に到着。
今年はドーモくんがいないわ、と思いつつ、
パンフレットをもらって入場。

まずは全体の感想。

「ゴールは見えてきた」

って感じかな(笑)。

ハードでもなく中身の構造説明でもなく
映し出されるそのものを楽しむ

「8Kはもうここまで来ていますよ。ご覧あれ。」

サブタイトルまんまの展示でした。
逆に言えばサプライズなし、という成熟した中身でした。
展示の2/5は8K関係な印象ですね。
すっかり姿を消した4Kって文字は
「母さん、どこいったんでしょうね?」(古っ^^;)。
てなわけで8K中心にレポートであります。

その「8K」関係展示、1Fの展示スペースをほぼ占めておりました。
入場してすぐのブースには145インチの8Kディスプレイ。
映像は「百花繚乱」というプログラム
(富士山、京都・清水寺の四季、四季折々の自然)で
臨場感あふれる映像はとても美しく迫力があり見入る人多数。
惜しむらくはブース展示なため他のブースの音声が聞こえて
せっかくの映像が音とともに楽しめなかったのが残念です^^;。

実物の8Kカメラも展示されてて15cm×20cm×8cmくらい?
この階ではリアルタイムでのお台場からの映像なども
映し出されたくさんの人で賑わっていました。
有機ELディスプレイ(映像は一昨年のリオカーニバル)展示も
目を楽しませてくれました。
これからの実験放送に向けて伝送系の展示も多かったですね。
撮っても送れなきゃ意味がないので着実に進歩することを願います。
「フルスペック8Kスーパーハイビジョンプロジェクター」
は早く民生品が出るのを待ち望むマニアさんたちが多いかもw。

1Fを見終わった後は地下へ移動。
地味な展示が多い中で目立ったのは
「多視点ロボットカメラ」、
複数のカメラで被写体を撮影しいろんな角度からの
映像が見られるカメラです。
2013年に見た時からさらに進化してました。
記憶うろ覚えで申し訳ないんですが、
2年前の「フィギュアスケートGPNHK杯」放送で
試験運用していたと思います。
以前は一度に制御するカメラが大幅増。
東京五輪へ向けての実用化に期待します!

ここ数年追っかけている展示「インテグラル立体テレビ」
昨年に引き続いて今一つ進歩がわからず^^;。
とはいえ来年もちゃんと見に来ますんで期待してますよー。

地味とはいえ忘れちゃいけないのはバリアフリー技術
「字幕付与のための不明瞭な音声の認識技術」
「気象電文を用いた手話CG自動生成システム」
「ニュースをやさしい日本語にする自動変換技術」

高齢化、国際化が進む日本には不可欠でしょう。
精度をどんどん上げてって欲しいです。

最後は「8Kスーパーハイビジョンシアター」
今年は「N響コンサート チャイコフスキー交響曲第6番《悲愴》第三楽章」を
3台8Kカメラが撮った映像と22.2chの音響で楽しみました。
演奏者一人一人の目の表情まで見えてないか?な解像度と
その場にいるような音響(残響も!)も素晴らしい。

なんだかすっかり落ち着いた?な今年の展示ですが
来年はより現実的な展示(自宅での鑑賞モデル)とか
でてくるかもですね(勝手な妄想)。
楽しみに待っています。

最後に「行ってみようかな」な方へ。
交通機関は小田急成城学園前駅からバスが便利です。
期間中は混みますが本数が多いので大丈夫。
人気の展示は混みますので確実に見たいのなら
時間に余裕をもってくださいね。

テレビの新時代の本格的な幕開けをお楽しみください。

以上簡単ですが今年の技研公開レポートでした。

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May 30, 2014

「技研公開 2014 ココロ動かすテクノロジー」

公式サイトはこちら

毎年恒例の技研公開レビューです。
青空の下行ってまいりました。
尚私ど素人なんで詳細は公式サイトをご覧くださいませ。


技研入口ではドーモくんに大歓迎されましたw。

Domokun140530

一緒に写真も撮れますよ~。


さてまず全体の印象をば。
何かと風当たりがきついせいかわかりませんが、
10年以上前の展示に戻ったようで地味で質素。
ここ数年視聴者向けにシフトしてただけにちょっと面食らう私。
予算の関係でしょうかw。


肝心の展示ですが人目を引くのはやはり

「8K」

の文字。
去年まで「4K」オンパレードだったのに
五輪が決まったせいなのか
「8K」に上書きされて比較の対象に格下げされちゃってました。
この変わり身はなんすか。早すぎます、NHKさんw。


以下、おおまかですが感想。

エントランスを入ると大きなディスプレイがあり

8Kで撮られた浅田真央ちゃんのソチ五輪フリー演技。

皆さん足を止めて見入っておられました(私もw)。

その横を通ればいよいよ展示です。
人だかりができていたブースには

歴代スーパーハイビジョンカメラ

がずらずらっと並んで圧巻。
(4代目?はFIFAワールドカップに出張中w)。
ちなみに最新型は

「町でときどき見かける街頭インタビューカメラ」

程度の大きさで男性なら軽々持てるサイズ。

その隣で実演してた「120MHzのフル規格8Kカメラヘッド」
ジャグリングをする男性の動きをクリアに映し出していました。
これはかなり小さい。女性でも楽々サイズ。

「8K」関連は開発中の伝送方式や記録装置(これ大事)など
ずらっと並んでました。実用化へ向けてガンガン進めてるようで、
技術職と思われる方々(主にスーツ姿の男性)が
説明員さんの話に熱心に聞き入ってました。
(ちなみに来場者の9割超が男性です。)

「ディスプレー一体型」スピーカーによる8Kスーパーハイビジョン音響再生」
去年もありましたが、どこが進化してるのかいまいちわからず。
これも映像は真央ちゃんだったんですが、
映像は飛び散る氷のかけらとか真央ちゃんの額の後れ毛とか
くっきり見えてすごいんですけど。
映像は素人でも違いが判りますが
音はもうちょっと展示に工夫してもらえるとより理解が深まるかも。

「8K」の次は「インテグラル立体テレビ」
実はこれ数年前から個人的にとても注目してます。
年々進歩が良く分かる展示で楽しい。
今年は7台のカメラで映像を取り4台の液晶で表示、を
ブースで再現していました。
SHVを見た後では「これ?」かもしれないけど、
どんな素晴らしい技術も「これ?」からのスタートだから
開発陣には頑張ってほしいです。

バリアフリー関連の展示は今年も充実していました、
「音声認識字幕製作システムの高精度化」
「顔表情を部分的に取り入れた手話CG翻訳システム」
「立体や図を伝える触覚提示技術」
などはこれから高齢化社会を迎える日本では
必要とされる技術でしょう。
目立たないものですがよいものを開発してほしいと思います。

これは意外と重宝されるんじゃないかな?は
「可視光を用いた水中ワイヤレスIP伝送技術」
ダイバーが撮る水中の映像をケーブルなしで
伝送する技術です。これも結構人気があって
人だかり。ぜひこれを活用してダイオウイカをもう一度w。

「映像の高精細化技術」もおもしろかったですね。
ぶっちゃけて言えば
「HD→SHVにする際に画素の穴を埋める技術」
です。画素が少ない過去のアーカイブをSHV等で
再生すれば見苦しくなる。それをカバーする技術です。
これなら過去の遺産を生かせる。

そして最後に待つのは
8Kスーパーハイビジョン「シアターカメラ」
今までは感度の問題とカメラ自体の騒音で
(放熱のためファンが回る)劇場などの撮影が
出来なかったのを克服したそうです。
ミラノ・スカラ座日本公演「リゴレット」生中継PVを実施し
その映像が上映されました。
くっきりと大道具の細かいところまで見えて
スポットライトが当たる場所とそうでないところとの
コントラストもくっきり。役者の姿もクリアに見えました。
音響はなんか高音が割れて聞こえた気もしますが
(私の患耳のせいか?)迫力満点には違いなし。
カメラの実演(上映前に司会者とアシスタントが会話)があり
ましたが静寂を邪魔するものではありませんでした。
もっと小型化できれば小劇場でも使えるでしょうね。

観終わってみると
派手さには欠けるものの「技術公開」の原点に立った展示
だったかな。
五輪へ向けてさらに新技術の開発に拍車がかかるでしょうから
来年も楽しみです。

以上レビューでした。

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May 30, 2013

「技研公開2013 期待、見たい、感じたい」

公式サイトはこちら

今年も行ってきました。
当ブログ恒例のレビューです。
尚、ど素人につき専門的なことはわかりませんので
公式サイトをご覧になってくださいね。

☆スーパーハイビジョンシアター
今年のお題は

「ロンドン五輪とリオのカーニバル」(約11分)

午後から上映一時中断(研究発表のため)なのを忘れて
午前の時間ぎりぎりに滑りこむはめに。
最初の2分くらい見られなかった(TT)。
私的には昨年の「アトランティスラストフライト」のが
よかったけれど
22.2チャンネルと大きなスクリーンでの映像は
迫力満点でした。

ロンドン五輪の映像は男子バスケとか男子100m競争の
映像でした。
何年か前まではカメラが動く対象(馬とかSLとか)を追うと
背景ボケボケで「これはないやろ^^;」でしたが、
技術の進歩はすさまじくピントがぼけることはありませんでした。
スタンドにいる観客もくっきり見えて
まるで自分もそのスタジアムにいるみたい。
観客の熱も漂ってくるみたいでした。

後半のリオのカーニバルは有名な聖人の像からパレードへと
映像が切り替わります。
ド派手な山車と衣装の踊り子たちの細かなところまでくっきり見える。
全身を包むかのようなサンバのリズムにこっちもウキウキw。
リオ五輪は2016年、現地の迫力ある映像を期待します!


☆機動的なスーパーハイビジョン番組制作機材
撮影用のスーパーハイビジョン8K単板カメラが置いてありました。
日立製(ロゴがあったので間違いないと思う)、
カールツァイス製35mmレンズ。
街頭インタビューなどで見かけるカメラくらいの大きさで、
どんどん小型化されてるんだな、という印象でした。

☆スーパーハイビジョンカメラ用記録装置
なんとこちらには超小型スーパーハイビジョンカメラが置いてありました。
パッと見のサイズは縦15㎝横20㎝超、幅は5㎝くらいかな?
家電屋に売ってそうなサイズですが
記録媒体とかファインダーはまだついてないみたいで
商品化には程遠い様子(ってかこれ1つでいくらするんだろう)。

☆音響一体型145インチスーパーハイビジョンディスプレー
実用化に向けて家庭用に開発したスーパーハイビジョンディスプレー。
スピーカーがぐるっと周囲に配置されていて
わざわざスピーカーを買わなくてもいいですよ、というコンセプト。
実際ホームシアターなぞ家に作れる人はごく限られているわけで
家庭用ならこういうのが現実的かもしれませんね。
尚映像は「紅白」の細川たかしさんとももクロでしたorz。

☆インテグラル立体テレビ
今回はシアター形式でなく通常展示でした。
撮像装置を一体化したり展示ケース型のディスプレーとか。
正直いまいちよくわからず^^;

☆評判分析のためのTwitter解析技術
ブースのディスプレイには「Nスぺ ダイオウイカ」の映像、
映っていたイカの目玉につられてふらふらと立ち寄りました(爆)
Twitterに流れるNHK番組へのいろんな意見をキーワードで
検索抽出して番組制作に反映するためのシステムです。
既に「NHKスペシャル」で試験導入されてるとか。
ディスプレイには「Nスぺ ダイオウイカ」のあの映像とともに
画面下にツイート数が分ごと?かな折れ線グラフで表示されてました。
本放送時に見ながらツイートしてたの思い出しちゃいましたよw。
「ダイオウイカ」、本放映も再放送でも大人気だったそうです。


☆多視点ロボットカメラシステム
複数のロボットカメラをいろんな位置に置いて動く対象を撮影するシステム。
実演はバスケットボールのシュート(選手役の方お疲れ様です)ですが、
シュートした瞬間がくるっとまわっていろんな角度から再生される。
その様子がワイヤーアクション見てるみたいで大変面白かったです。
体操やフィギュアスケートなどフォームの修正に役立ちそうな
技術かなとも思いました。


☆ランドマーク展示システム「スカイマップ」
空撮映像に地図情報をリアルタイム合成するシステム。
某ローカル局で人気だった「日本の空撮番組」みたいで
いろんな建物の名前が表示されてて楽しい(コンビニもw)。
#地図情報は「まっぷる」さんが提供らしい
東日本大震災発生時たまたまNHKのヘリが飛んでいて
試験的に導入していたこのシステムが非常に役に立ったそうです。


他にも高齢化社会へ向けた「人にやさしい技術」や
タブレットと番組を連動させる試みなど盛りだくさんでした。


全体的にはスーパーハイビジョン実用化へ向けて
番組制作機材の開発もどんどん進んでる印象ですね。
これからいろんなメーカーと協力して改良を行い
業務用機材の量産へ進むものと思われます。
スーパーハイビジョンテレビが手に届く値段になるのは
まだまだ先でしょうが新技術を見るのはとても楽しかったです。

最後に行かれる方へ。
一般公開は6/2まで。
どなたでも無料で入れますが人気のある展示は混むので
お気を付けください。
土日は技研研究員によるガイドツアーもあります。
お子さん連れには工作教室もあり親子連れでも楽しめそうです。
技研へのアクセスはこちら
駅から歩くにはかなり遠いのでバスをお勧めします。

以上レビューでした^^

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May 25, 2012

「技研公開2012~わくわくが、あふれだす。」

煙の塔を抜けてアトランティスが飛び立つ。
ラスト・フライト・アリーナへ、スーパーハイビジョン

技研公開2012公式サイトはこちら。5/27まで。

当ブログ恒例の見学レビューです。
梅雨かと思うような空の下、
ババ混みのバスも毎度毎度の技研行き。
小田急から見えるのになぜこんなに遠いのよ。

以下、スーパーハイビジョンメインで
素人の独断と偏見によるレビューいきます。
ちなみに私「ずぶの素人」で専門的なことは分かりませんので
ご了承くださいませ。

☆スーパーハイビジョンシアター
昨年最後の飛行に旅立ったスペースシャトル「アトランティス」、
その打ち上げまでの様子を少しドキュメンタリータッチで
編集された映像を拝めました。
ナレーションは松田洋治さん。

川からの打ち上げ台遠景

打ち上げ台近景

打ち上げられるアトランティス

タイトル

組み立て庫での早送りメンテナンス風景~打ち上げ台までの移動

打ち上げシーン(角度を変えて2種類)

エンディング

大体10分くらいかな。
途中でNASA提供の映像が入るのはご愛嬌w。
大画面に次々と映る

シャトルのドアップとか裏側とか一枚一枚見える断熱タイルとか

質感がたっぷり伝わってくるしシャトルの年季の入り具合も良く分かるw。
でもって

シャトルが巨大なクレーンで吊り上げられるシーンとか

実にたまりまへん( ̄▽ ̄)w。

アトランティスが打上げ台に発射態勢で固定されたまま
打ち上げ場所までの巨大なキャタピラでの行進

#5.5キロを5時間以上かけて!移動するらしい
ライトアップされてることもあり息を呑む美しさ。
行進するアトランティスの周囲にはたくさんの見物客がいるのだけど
その一人になったような臨場感です。
スーパーハイビジョンによる夜景というかライトアップ映像は
技研公開映像ではもしかするとこれが最初かも。

打ち上げのシーンは角度を変えて2台のカメラで撮影されてましたが、
これは後者のがよかった。
シャトルの排煙が塔の様に盛り上がっていくさまがくっきり。
音響は広い講堂で後ろのスピーカーがかなり離れてたけど、
頭上から降ってくる轟音はなかなかの迫力でした。
スピーカーはスクリーンの上下左右に18台、残りは後ろだったかな。

昨年がイマイチの画像だったので(研究的には意味あったとは思う)、
今年は大満足でした。

☆145インチスーパーハイビジョンディスプレイ
パナソニックさんと共同開発。
でかいです、大きいです、家に置いたら床抜けそう。
まだまだ試作段階だそうですが、解像度はさすが。
ちなみに映像は桜と紅白のAKB48と氷川きよしくんでした^^;。

22.2マルチチャンネル音響製作機器
ブースに入ったら左手に直径40cmくらいのでこぼこした黒い球体。
前に観た22.2ch用の集音マイクを少し小型化したものとな。
上にラッパみたいな集音装置もついてました。
材質はウレタンとのこと。
既に現場投入されてるかはわかりませんが
小さくなって軽くて持ち運びしやすそう。

ここのブースでは22.2chを小さなブースで体験できました。
こういうの家にも欲しいなぁ。

☆インテグラル立体テレビ
数年前から毎年進歩を楽しみに見ております。
かなり解像度上がってきてて、おおいい感じ。
今回は動画もあったんですが早い動きはまだまだ、、^^;。
来年を楽しみにしております。

他にも「生字幕制作のための音声認識」(かなりすごい認識率)とか
「タイムザッピングサービス」(番組見損ねたとき重宝しそう)とか
「超高速度高感度カメラ」(暗い中でクリアな映像)など
面白くかつ大変役に立ちそうな研究がありました。
音声認識は私が良く見てる「あさイチ」でも使われてるらしいんで、
今度字幕出してみてみようっと。

全体の印象ですが、
スーパーハイビジョン実用化への布石がさらに明確になってるのと
NHKがネットと放送の融合もどんどん進めていくつもりなのが
よーくわかりました。
視聴者の視線を分析して興味度を測るとかといった
コンテンツ作りを支援する技術開発の手も惜しまない印象です。
NHKには何かと風当たり強いけど、
基礎技術開発はやっぱりNHKしかできないだろうから、
頑張って欲しいです。

NHK技研、場所は小田急成城学園前駅からバスが便利です。
明日明後日はお子様向けのイベントもあるし
入場も無料なので家族連れで行くのも楽しいでしょう。
スーパーハイビジョンシアターは混むので
どうしても見たい方は早めの来場をオススメします。

以上レビューでした。

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Oct 06, 2011

CEATEC JAPAN 2011

公式サイトはこちら
昨年に引き続き行ってきました。

木曜日ということもあり会場は適度な人の流れ、
昨年よりは快適に観ることが出来ました。
例によって体調が不安定なため休み休みで数はこなせてません(^^;。
3D中心に見てきました。

NICT(情報通信研究機構)
「200インチの自然な裸眼立体表示技術」なるものを見てきました。
静止画と少し動画と。立体差が激しくなく自然な3D。これから期待したい。

NTTドコモ
いろいろと端末並んでましたが、私の眼を釘付けにしたのは
「食品画像解析技術」
食べる料理の写真を撮って送信するだけでカロリーが分かる。
もちろんまだまだ商品化されないけれどこれはありがたい。
外食産業のメニュー中心に1000種類はいってるとか。

東芝
昨年のリベンジw。
「グラスレス3Dレグザ」と「4倍画素QFHDグラスレス3D」を見てきました。
全社は「トランスフォーマー最新作」「福山雅治コンサート」とか自然のドキュメンタリを
流してました。
画像がとっても奇麗だけど見る位置にやはり注意は必要。
でもやっぱり裸眼って楽ですわ。福山さんに見とれてしまったw。

シャープ
NHKスーパーハイビジョン対応テレビってここの「8K4K」だったのね^^;。
ブースは大人気でしばらく待ち行列。しかし

見せてもらった画像は技研公開のとほぼ同じ。

社員さんに「これって技研公開の映像ですよね?」と聴いたら
ぎくっとした顔された(^^;。
あ、もちろん「ええ、そうです」と返って来ましたが。
映像は技研で観るフルサイズにはそりゃ及びませんが
家で観るには申し分なし。早く商品化して欲しいものです。

パナソニック
ビエラシアターで神山0093DPV見てきました。
空中へダイブするシーンの浮遊感とか
ブリテンが変装をといて壁から姿を現すシーンは3Dのがいいかな。
背景の奥行き感、特に冒頭の上海とかジェットがいるNYのシーンとかがとてもいい。
でも張々湖やハインリヒの動きが早いシーンはぶれますね。
これは今のところの技術の限界かな?
眼が疲れる。あと音響が他の映像と比べて音がこもってたのは残念。

ツイッターで相互フォローさせていただいてる @59224さんが
遠くから来場され近くにいらしたのでおちあってフードコートの椅子で少しお話など。
いやツイッターやってると新しい出会いがあって楽しいなぁ^^。
ありがとうございました~ > @59224さん

全体的な印象としては「スマホ」「エコ」ですね。
震災もありましたし。
来年又新しい技術に会えますよう。

開催は10/8(土)まで。
人気の展示は長蛇の列、早い時間に行くことをオススメします。

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May 26, 2011

スーパーハイビジョン in 「NHK技研公開 2011」

「あなたに伝えたい、デジタル放送の未来」(技研公開2011テーマ)

NHK放送技術研究所の公式サイトはこちら
当ブログ恒例NHK技研公開レポートです(去年のレポートはこちら)。
週末お天気が怪しいのと新宿に所用があって
今日の午後行ってきました。
初日に行くのは初めて、バスも会場もわりと空いててラッキーヽ(´▽`)/。

さて今年は震災と節電の影響で展示時間は2時間短縮。
例年に比べるとエントランスの装飾も控えめで
各展示ブースもなんだか地味(^^;。
やはりどこか自粛ムードが漂ってます。
展示の一部にも震災報道に使われた技術や機器が紹介されてました。
#あの30キロハイビジョンカメラは無かった、、ちと残念。

では以下「スーパーハイビジョン」を中心にレポート。
技術的なことは技研の公式サイトをご覧くださいね。

・「スーパーハイビジョンシアター」
今年のテーマは「TIME OF MAN」
ドキュメンタリー仕立てのワシントンDCの風景や建物の6分間の映像

ワシントン・ナショナル・ギャラリー内部と絵画
ワシントン・ナショナル・ライブラリー(閲覧室?)
ワシントン・ナショナル・カテドラル(ステンドグラス)
駅。
ホワイトハウス周辺。
オベリスク。
カメラに向かって微笑む人たち

去年が「動」なら今年は「静」かな。
個人的にはちと迫力が物足らなかった。
でもオベリスクの上の空模様を遅回しで撮った映像は
画面がシンプルだけど荘厳な雰囲気に「おおっ@@。」。
煌くステンドグラスは鮮やかにくっきりと闇の中に浮かび
駅の中の行き交う人々の顔もボケることなく映し出している。
ナショナルギャラリーの絵画も目の前で見ているような解像度。
カメラに向かってポーズを取る人々の顔のしわまでくっきり、
女性にこのカメラ向けるときは承諾いりそう(^^;。
そうそう、ホワイトハウス周辺の風景は
神山監督の「東のエデン」ファンには嬉しいバーチャル観光気分w。
個人的には大自然の景色を見せて欲しいですが、
実用化へ向けてどんな番組に向くか手探り状態なのかもしれません。
人気は相変わらずで列ができてました。週末は込みそう。

・直視型超高精細ディスプレイ
NHKのニュースでも紹介されていた
スーパーハイビジョン用液晶ディスプレイです。
2台ありましたがこれも人気で人だかり。
ちなみにかなりでかい(^^;。
30畳くらいのリビングじゃないと置けませんわ。
ブースにはめ込んでいるので厚さは分からないけど
わりと薄いんじゃないかな。
デモ映像は「紅白歌合戦」「青森ねぶた」「御柱祭」。
映像はさすがにくっきりはっきり美しいんですが、
展示の関係か音響がイマイチなのが残念。

・2眼式立体テレビサービス
「東京上空小散歩」というデモ映像を専用メガネを掛けて観ました。
工事中の東京スカイツリー周辺や新宿に技研周辺の街並みが
”飛び出す絵本”みたいに見えてツボにはまりまくりw。

・インテグラル立体テレビ

何年か前に初登場してから注目してる技術ですが
ぐっと画素数が上がってました。
これはこの先楽しみ。

・22.2チャンネルマルチ音響再生技術
ハイビジョンテレビの周囲に丸いスピーカーを敷き詰めた音響システム
実際にデモを見ると前にしかないのにあちこちから聞こえてくるかのよう。
実用化の暁には
「大きなテレビは買ったけどスピーカーが置けないよ。」
と悩むお父さん用になりそう。

・新型スーパーハイビジョンプロジェクター
スーパーハイビジョンの実用化に向けて開発されたもの。
フル解像度並み、とリンク先にありますが
風に揺れるひまわりのくっきり感がすごかった。
こちらも実用化が楽しみです。

・スーパーハイビジョン単版撮像装置
現在開発中のスーパーハイビジョンカメラ、、だそうです。
これからどんどん小型化していくそうです。

・3Dハイビジョン映像
ハイビジョンカメラで3D撮影した被災地の映像が流れていました。
メガネを掛けて見ますが、斜めから観てもきれいに見えるのがいい。

と気になった展示は以上ですが、
出口近くで「デジタル放送受診案内コーナー」がありました。
説明員さんが別のお客さんに話しているのを聞くと
「スカイツリーからの電波が完成から1年後くらいに始まるのは
  モニター期間中に電波状況の悪い地区が無いか調べて対処するため。」
と。なるほどね。

最後に全体の感想。
例年に比べるとかなり抑えた内容、という印象。
研究所なので震災や原発報道体制には直接関係ないと思いますが、
なんらかの影響があったのかもしれません。
今年は中止かな、と思っていただけに開催は嬉しかった。

さてこれから行かれる方へ。
例年午後6時までだったのが今年は午後4時までです。
週末だと人気の展示は行列の可能性があること、
技研行きのバスが天候によっては大変道路が混むこと、等が
考えられるので早めの来場がよいかと思います。
行くのならできれば午前中、
午後は遅くなると会場だけでなく
帰りのバスも半端なく混んで死にます(TT)。

実用化へ着々と駒を進めるスーパーハイビジョンと音響システム、
その迫力を是非体験してください。

以上レポートでした^^。

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Aug 19, 2010

「おかえりなさい はやぶさ」JAXAi

お帰りなさい~(*^-^)
Hayabusaoazo100819

この6月、日本中を熱狂に包んだ「はやぶさ」の再突入カプセルが
丸の内OAZOのJAXAiにやってきました。
相模原は大行列で断念したので
そのリベンジにといそいそと出発~。

現地に着いたのは10時過ぎ、列を見るとそれほどでもなく
スムーズに動いていたので最後尾に並びました。
そーですね。10分くらいかな~。
↑写真の右端から入りました。

ブースの中には

・再突入カプセル エンジニアリングモデル
・インスツルメントモジュール
・搭載電子機器部

がそれぞれケースに入れられ鎮座していました。
ヒートシールドは最初の2日間だけの展示だったため
見ることは叶いませんでしたが、
遠い遠い宇宙から戻ってきたカプセルには感慨無量です。

「意外に小さい」という意見も多いけれど、
宇宙開発にかかる莫大な費用を考えれば
打ち上げ時点ではこれが限界だったのでしょう。
大きければその分だけ燃料も打ち上げロケットも費用がかかる。
潤沢ではないJAXAの予算でよく頑張ったな、と思います。
さっさと軌道エレベーターを実現させて、
宇宙から衛星を送り出すことが出来ればいいのにな(素人考えです^^;)。

見学が終ると
Hayabusapc_20100819
ポストカードを頂きました。
燃え尽きていく本体が美しい輝きを残す様が映っています。
世界中が「万華鏡」の主人公になった瞬間を
これからもずっと忘れないでいたい。

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