「ミッドサマー」
ミッドサマー
公式サイトは
https://www.phantom-film.com/midsommar/
ホラーだのえぐいだの悪夢だの二度と見ないだのいろいろと言われてたこの作品をやっとネトフリで見ました。
簡潔に感想。
「異文化に接したときの人間の驚き戸惑い混乱恐怖を描いた作品」なのねー、です。
面白かったです。
グロにはドン引きですがほぼ1箇所だけですし。
ホラーというよりは私たちが持つ常識や固定観念をひっくり返してくる文化人類学的映画。
家族を心中で失ったダニー、そんな彼女を受け止められない恋人クリスチャン。
そんな2人が仲間ペレの故郷ホルガ村夏至祭に行くことになる。女好きのマークと優等生ジョシュも一緒に。
そこで彼らが目にしたものは、、ってお話。
「面白い映画には疑問と回答の連鎖がある」とは尊敬する神山健治監督の名言ですが、
この作品のアリ・アスター監督は見事にこれをやってのけてます。張り巡らされた細かな伏線がその回答を恐怖で観客に突きつける。
閉鎖的な共同体が「他所者の訪問」を受け入れるとき絶対に「何らかの思惑」がある。
最初からこの視点で見ていたので展開はいい意味で予想通りでした。
いつのまにかひとりずつ姿を消している仲間たち、村の娘マヤに想いを寄せられ罠?にハマるクリスチャン、そしつ幻覚の中で祀りあげられていくダニー。
その結果ホルガ村は欲しいものを手に入れる。
それは生贄と新しい血筋。
メイクイーンとなったダニーがこの後どうなるかわからないけれど、彼女にとってはホルガ村が居場所になったのだな、、と思いました。
ディレクターズカットのがより説明も丁寧なのでこれから見る人はこっちをお勧めします。
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