「2020年へ、その先へ、広がる放送技術 技研公開2017」
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NHK技研毎年恒例行事の当ブログ毎年恒例のど素人レポートです。
空模様が怪しいのも恒例ってことで^^;
成城学園からバスに乗って突撃しました。
#大体が曇ってるか小雨なのです。
全体の印象ですが、面白かったです。
映像コンテンツは物足りなかったけど。
昨年「ソフトからハードへ」と書きましたが、
さらにソフト面での技術が進歩してました。
技術的なことは各リンクをご覧ください。
スマートプロダクション
ネットのビッグデータと過去の制作物アーカイブをリンクさせ
AIを使ってニュース原稿や番組制作の効率化を図るシステム、です。
Twitter等のSNSの文言を収集分析し災害等の報道を
いち早く効率的にAIが行う、と。
過去に似た災害があれば場所や時間を「変数」化して
原稿に落とし込んだりとか。
取材時の音声からの文字起こしや字幕作成のための音声認識、
顔認識技術を駆使して好きな俳優の番組を検索するとか
先端技術がますます身近になりつつあります。
テレビを一緒に楽しむパートナーとしてのテレビ視聴ロボットとか、
一人暮らしの高齢者になっても寂しくないかも?な技術もあり。
#並んでたロボットにタチコマがなかったのがちと不満。
またスマホのアプリをいちいち起動しなくても
最適のアプリを自動的に探して起動する
メディア統合プラットフォームとかあったら便利かなと。
行動連携サービスとその基盤技術では
ネット×自動車=走りながらその場所の情報をカーナビで取得
ネット×冷蔵庫=冷蔵庫の中身からレシピ検索とか
各メーカーとの共同研究の成果が並んでいました。
観光地を車で移動しながらいろいろ教えてくれるなら
すごく便利かも。
私個人の最大の目的であるスーパーハイビジョン。
1Fロビーにはリオ五輪の映像が大きなモニターで流れていました。
98インチだったかな?すごいんだけど家には置けないw
薄さにびっくりしたのはシート型130インチ8K有機ELディスプレー。
なんと2mm!
将来的にはこの薄いテレビが普及するんでしょうねー。
薄いと言えば22.2マルチチャンネル音響用デバイス。
技術的なことはリンク先見ていただくとして、
このスピーカーはすごかったです。
薄いのなんのでも音綺麗。早く製品化してほしいです。
今回は毎年楽しみにしてる講堂での8K上映がなくて
数年前まで使ってた上映ルーム?で
8Kレーザープロジェクターによる新作コンテンツを見せていただきました。
時間は6分間。
前半は4人のダンサーによるダンス。
映像は早い動きもぶれず鮮やか。
後半は、スポーツや自然のドキュメンタリーの映像でした。
(一部ははっけーよい」^^;)。
昨年は五輪やWCのハイライトシーンばかりでしたが
今回は解像度を見てもらうための映像が優先、な印象でした。
勿論解像度やら奥行きは素晴らしくその性能を堪能できたのですが、
個人的には内容がちょっと物足らなかったかな。
ま、来年を楽しみに待ちましょう。
毎年チェックしてるインテグラル立体テレビ、
解像度が上がってました。
素人目にはよくわかりませんが、
展示物も増えてて注目集めてました。
地味ではあるけれど、字幕や音声ガイドといった
大事な大事なバリアフリー技術も紹介されていました。
スポーツ番組への手話CG自動付与
スポーツ番組の音声ガイド
リアルタイム競技データからの音声ガイドの自動生成
などなど。
将来お世話になるかもしれないので、
こういう技術はきちんと確立されていてほしいです。
最後に体験型展示の感想をば。
インテグラル立体の飛び出す絵本はちょっと操作が難しかったw。
でも目の前に立体で浮かび上がるのは楽しい。
VRとは違った楽しさです。
バーチャルリアリティーを体感してみよう、
8Kディスプレー型とタブレット型がありまして、
それぞれ40秒ずつ楽しめました。
ゴーグル型ほど埋没感はないけれど
その分手軽な感じ。
ラインアレースピーカーによる3次元音響再生、
家庭での疑似22.2chシステム。
テレビの上下に横長のスピーカーを置いて
そこから疑似22.2chの音が出てくるようになってます。
実際家にたくさんスピーカーなんておけないし
これも早く製品化をお願いしたいです。
以上つらつらと書き連ねてきましたが、
先端技術を交通費だけで見学できるありがたいイベントです。
土日はファミリー向けのイベントもあります。
ご興味ある方、ぜひ一歩先の未来を体験してくださいね。
以上レビューでした。
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