「技研公開2015 究極のテレビへ、カウントダウン!」
公式サイトはこちら。
毎年恒例?技研公開レポートです。
ど素人から見た感想そのままも毎年恒例ですので
技術的なことは公式サイトをご覧になってくださいね。
曇り空の下バスに乗って昼過ぎに技研に到着。
今年はドーモくんがいないわ、と思いつつ、
パンフレットをもらって入場。
まずは全体の感想。
「ゴールは見えてきた」
って感じかな(笑)。
ハードでもなく中身の構造説明でもなく
映し出されるそのものを楽しむ
「8Kはもうここまで来ていますよ。ご覧あれ。」
サブタイトルまんまの展示でした。
逆に言えばサプライズなし、という成熟した中身でした。
展示の2/5は8K関係な印象ですね。
すっかり姿を消した4Kって文字は
「母さん、どこいったんでしょうね?」(古っ^^;)。
てなわけで8K中心にレポートであります。
その「8K」関係展示、1Fの展示スペースをほぼ占めておりました。
入場してすぐのブースには145インチの8Kディスプレイ。
映像は「百花繚乱」というプログラム
(富士山、京都・清水寺の四季、四季折々の自然)で
臨場感あふれる映像はとても美しく迫力があり見入る人多数。
惜しむらくはブース展示なため他のブースの音声が聞こえて
せっかくの映像が音とともに楽しめなかったのが残念です^^;。
実物の8Kカメラも展示されてて15cm×20cm×8cmくらい?
この階ではリアルタイムでのお台場からの映像なども
映し出されたくさんの人で賑わっていました。
有機ELディスプレイ(映像は一昨年のリオカーニバル)展示も
目を楽しませてくれました。
これからの実験放送に向けて伝送系の展示も多かったですね。
撮っても送れなきゃ意味がないので着実に進歩することを願います。
「フルスペック8Kスーパーハイビジョンプロジェクター」
は早く民生品が出るのを待ち望むマニアさんたちが多いかもw。
1Fを見終わった後は地下へ移動。
地味な展示が多い中で目立ったのは
「多視点ロボットカメラ」、
複数のカメラで被写体を撮影しいろんな角度からの
映像が見られるカメラです。
2013年に見た時からさらに進化してました。
記憶うろ覚えで申し訳ないんですが、
2年前の「フィギュアスケートGPNHK杯」放送で
試験運用していたと思います。
以前は一度に制御するカメラが大幅増。
東京五輪へ向けての実用化に期待します!
ここ数年追っかけている展示「インテグラル立体テレビ」は
昨年に引き続いて今一つ進歩がわからず^^;。
とはいえ来年もちゃんと見に来ますんで期待してますよー。
地味とはいえ忘れちゃいけないのはバリアフリー技術
「字幕付与のための不明瞭な音声の認識技術」
「気象電文を用いた手話CG自動生成システム」
「ニュースをやさしい日本語にする自動変換技術」
高齢化、国際化が進む日本には不可欠でしょう。
精度をどんどん上げてって欲しいです。
最後は「8Kスーパーハイビジョンシアター」。
今年は「N響コンサート チャイコフスキー交響曲第6番《悲愴》第三楽章」を
3台8Kカメラが撮った映像と22.2chの音響で楽しみました。
演奏者一人一人の目の表情まで見えてないか?な解像度と
その場にいるような音響(残響も!)も素晴らしい。
なんだかすっかり落ち着いた?な今年の展示ですが
来年はより現実的な展示(自宅での鑑賞モデル)とか
でてくるかもですね(勝手な妄想)。
楽しみに待っています。
最後に「行ってみようかな」な方へ。
交通機関は小田急成城学園前駅からバスが便利です。
期間中は混みますが本数が多いので大丈夫。
人気の展示は混みますので確実に見たいのなら
時間に余裕をもってくださいね。
テレビの新時代の本格的な幕開けをお楽しみください。
以上簡単ですが今年の技研公開レポートでした。
The comments to this entry are closed.
Comments