「Pandemonium -魔術師の村-展」柴本翔個展
WEBイキパラCOMICで連載中の「Pandemonium -魔術師の村-」の展示会です。
作者は柴本翔さん。10/20まで。
場所はギャラリー・プラット
柴本作品との出会いは2008年の「文化庁メディア芸術祭」の会場でした。
(2008年文化庁メディア芸術祭のレビューはこちら)
マンガ部門の審査委員会推薦作品に選ばれた
「ひよこ産業製品カタログ」 ←リンク先の一番下。
です。
架空の会社の架空の商品のカタログ、という設定もですが、
奇妙でどこか懐かしい色彩で彩られた製品たちが
とても楽しく強く印象に残りました。
その後どうされているのかと思っていたのですが、
先月Twitter経由で連絡をいただきこの展示会を知り馳せ参じましたw。
橋本は遠かったけど^^;。
さて展示会の中身ですが、
表記作品のページがストーリがつながるように展示されていました。
これ以外にも過去に発表されたイラストやポスターなども
ファイルに収められて見ることができます。
もちろん「ひよこ産業製品カタログ」も。
「Pandemonium -魔術師の村」は
きっちり作りこまれた作品世界と
色数を抑えつつ絶妙なコントラストで描かれていて
どこか懐かしい雰囲気があります。
黒の使い方がとってもいい。
物語はこれから佳境に入るので先が楽しみです。
会場に置かれたファイルに収められているイラストやポスター原画は
「Pandemonium -魔術師の村」と違ってカラフルな色彩のものも
多いですが、不思議なキャラクターがいっぱいでとっても楽しい。
「ひよこ産業製品カタログ」の色彩が宮崎駿監督っぽい雰囲気なだけに
これらのイラストはとても新鮮でした。
柴本さんが描く作品世界とキャラクターは
とても独特で好き嫌いが分かれるでしょう。
けれど異形の者を描きながらもその線も色彩も暖かく
どこか懐かしさもある。これが最大の魅力かも。
ファンタジー系が好きな方にはおすすめです。
以上レビューでした^^。
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