「モンラッシェを楽しむ~ルイ・ラトゥール特別セミナー」
標記の特別講座に行ってきました。
ルイ・ラトゥール社アジア担当輸出部長マーク・アレン氏による
素晴らしい( ̄▽ ̄)テイスティングセミナー。
協賛はアサヒビール。
連日の外出疲れをねじ伏せて夕方足取りも軽く南青山へ。
受付3分で満席になったという教室は始まる前から熱気むんむんw。
アレン氏の自己紹介(英語で通訳付き)からセミナーは始まりました。
まずルイ・ラトゥール社の説明から。
200年の歴史を持つ家族経営で現在世界80ヶ国と取引があり、
伝統を守りつつも最新のワインづくりを追及しています。
アジアへの進出は1960年代から、
本拠地ブルゴーニュでのグランクリュを筆頭に
ヴァールやアルデッシュで手頃なワインを作るなど
ハイエンドから日常向けの商品を展開しています。
そして一通りの説明後テイスティングワインが配られました。
左から簡単なコメントともに。
1.Meusault Blagny 1er Cru Chateau de Blagny 2006
シャープな金色。
アーモンドとドライフルーツの香り。強いミネラルと長い酸。
2.Puligny Montrachet Les Referts 2005
柔らかい金色。樽に黄色い果実、はちみつ、ミネラル。
3.Batard Monrachet 2005
アーモンド、スモーキーで甘い香りとミネラル
ミネラルもしっかりだけど一番ボディが重く感じた。
4.Montrachet 2006
麝香、バニラ、良いシャンパーニュのようなイースト香にミネラル
最初軽い味わいだけどガツンと来るボディの強さと
長い長い余韻。気品のある味わいは他の4本と別次元。
5.Chevalier Monrachet Les Demoiselles 2009
白い花の香りでフルーティでミネラル。
飲みやすいけれど厚みはしっかりで強いボディ。
写真じゃよくわかりませんが、
Montrachet の色の濃さと香りの強さはダントツで
他の4本とは格の違いが明らかでした。
CPではMeusault Blagny ですが、
飲みやすさととっつきやすさはChevalier Monrachet。
Batard Monrachet は個人的にちと重い^^;。
人気はやはりMontrachetでしたねー。
格の違いはあれど
ワインはどれもミネラルと酸がしっかりしたきれいな作りで
どれもおいしかったです。
ワインはどれもここ10年以内のものでしたが、
ルイ・ラトゥール社としては
「長熟よりも早く楽しめるものを」という方針だそうです。
これはちょっと意外でした。
伝統を守りつつ新しいものを取り入れるのは
なかなか大変かと思いますがこれからも頑張ってほしいです。
最後にアレン氏とアサヒビールの営業の方からご挨拶があり講座は終了。
余韻を引きずりつつ私は講座仲間と二次会へ向かいました。
滅多にない素晴らしいテイスティングセミナー、
またの機会があれば参加したいですね。
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Comments
本当にご無沙汰してます。
実は毎年購入されているであろう高価な飲み物でご意見を伺いたくコメントいたしました。
2010年のってすごく高くなっていませんか?
2011年以降も引き継ぐような価格の高さ。
これで打ち止めにしようかと思っています。
・・・しかしブログしっかり続けてられますね。
私は一度中国で途切れ途切れになって以来継続できてません。いや~見習わないといけませんね。
Posted by: koichi | Nov 18, 2013 05:23 PM
お久しぶりです!こちらこそご無沙汰して申し訳ありません。
>実は毎年購入されているであろう高価な飲み物
これなんですけど、
今年は押えられなかったといつもの酒屋さんから涙の連絡をいただきました(;ω;)。
日本への割り当てが通常の半分以下らしくて
他にも聞きましたがダメでした。
>2010年のってすごく高くなっていませんか?
もうめまいがしそうな金額ですよね。
高騰の波がついに押し寄せたかって感じ
ワインスクールの先生からその旨を前々から聞いてはいたのですけど。
>これで打ち止めにしようかと思っています。
わかります。
2000年代に入って右上がりしまくり、
こちらの財布には限度がありますからね。
かつての「ご長男」並みの値段ではもう無理です。
うちも去年ので終わりかなぁ、と半分あきらめ気味。
>ブログしっかり続けてられますね。
いえいえ低空飛行でお恥ずかしい。
なるべく楽しい話題で続けるつもりですので
今後とも宜しくお願いします。
Posted by: shamon(koichiさんへ) | Nov 24, 2013 05:03 PM