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June 2013

Jun 22, 2013

「攻殻機動隊ARISE GHOST IN THE SHELL border:1 Ghost Pain」

公式サイトはこちら

六本ヒルズでの舞台挨拶回の上映に行ってきました。
感想を点数でいうと

75点

かな(笑)。

綿密な冲方脚本はすごくよかったんですが、
映像面でそれを生かし切れていなくてうーん、、、、、、(^^;。
なんというか画面に奥行きがない。
ぺったりした印象なんですよね。
作画面で細かく言うと

素子のバトルシーンとその他のシーンとの差がありすぎ

なのです。
舞台挨拶でのむらい監督(だったと思う^^;)によると

クライマックスのバトルシーンは沖浦作画

とのこと。
他のバトルシーンも有名アニメーターさん(西尾さん?)で
「これって押井版?」と錯覚するくらい迫力満点だった。
アクションシーンはとにかく文句なしです。
しか人物のアップはともかく引きのシーンでキャラの絵が崩れすぎ。
テレビシリーズなら許容範囲でも
劇場公開なので否応なしににそれが目立ってしまう。
で、エンドロールを見ると原画パートに黄瀬総監督の名前。
うーん(^^;。
「ヤマト2199」「進撃の巨人」と抱えてるIG、
人のやりくりが大変なのかもしれないけれど
11月公開の「border:2」での改善を期待します。

それと場面によっては色指定が暗すぎてものすごく見づらくて
目を凝らして観てました。
テレビ版と劇場版では色指定の手法もかなり違うらしいけど
もちょっと明るいほうが目には優しいと思います、はい^^;。

音楽のコーネリアスはぴったりで満足。
神山版の菅野サウンドが「派手な動」に対しこっちは「静」な印象ですが
公安九課になる前の「胎動」の時期なのでこれくらい静かめがいいのかも。

そして、気になっていた新キャスト陣。
素子役の坂本真綾さん、頑張ってました。ほんとにほんとに頑張られてました。
でも幼さの残る「素子」にはピッタリでも
「部下を率いて難題に立ち向かう女隊長の凄味と厚み」は
現時点では全く感じられない。
「始まりの物語」だからあえて出さなかったのかもしれないけど
その片鱗は見せてほしかったな。
ロジコマの沢城さんはタチコマを意識しつつ
まだ発展途上のAIをかわいらしく演じられていました。
他のキャストにも言えることですが、
声優陣の演技は全体的にいい意味で軽かった。
今後どう変化していくか、、今後の見どころの一つでしょうね。

と、前半厳しく後半ほめる感想と相成りました。
残り三作、映像とキャスト陣の演技が緻密な冲方脚本を
どこまで生かし切れるか楽しみです。

上映後の舞台挨拶では、
石川社長がいかに冲方さんをスタッフに引き込んだかのエピソードに大爆笑。
オーディションは作品名も役目も伏せて行われ結果選ばれたとは意外でした。
司会の吉田アナウンサーの軽妙な進行も楽しく、
コラボしてるレーシングチームのレースクイーンお二人が
フォトセッションに華を添えていました。
すごいマスコミの数にはビックリでしたが(笑)、
楽しい時間でした。

第二弾「border:2 Ghost Whispers」は11月30日公開、
今後の情報公開に注目です。

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Jun 21, 2013

「言の葉の庭」新海誠監督

公式サイトはこちら

新海作品を劇場で見るのは「秒速5センチメートル」以来、
雨が降る今日見に行きました。

雨の日は学校をさぼる15歳のタカオと
公園の東屋で一人物憂げに佇む27歳の雪野と出会う。
居場所を見失ったという雪野を励まそうと
靴職人を目指すタカオは靴を作ってあげようとする。
梅雨から始まった雨の日だけの誰も知らない「孤悲」の物語。

45分ほどの短い映画ですが
ゆるやかながら起承転結がきっちりつけられていて
モノローグに頼ることなくきれいにまとまってました。
人間関係のあやをもう少し突っ込んでもよかったのではと思いつつ
クライマックスの「Rain」と映像の合わせ技はさすが新海誠、
細かな不満が一気にぶっ飛ぶ出来栄えでした。

秦基博さんによるエンディングテーマ「Rain」は元は大江千里さんの曲、
この曲から物語を連想したのでは?と思うほど
歌詞が物語とリンクしていました。
声優陣もしっかりで安心して観られました。

そして最大の魅力である映像の美しさ、
雨に煙る新宿の雑踏と公園の描写は
綿密なロケハンをうかがい知れる素晴らしさ。
見知った風景を鮮やかに染め直す新海監督の手腕は
変わることなく健在です。

鮮やかな色彩と「孤悲」の物語、
もう一度劇場で観たいな、と思う映画でした。

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Jun 01, 2013

「モンラッシェを楽しむ~ルイ・ラトゥール特別セミナー」

極上の90分間^^。
Louislatour_130531

標記の特別講座に行ってきました。
ルイ・ラトゥール社アジア担当輸出部長マーク・アレン氏による
素晴らしい( ̄▽ ̄)テイスティングセミナー。
協賛はアサヒビール。
連日の外出疲れをねじ伏せて夕方足取りも軽く南青山へ。
受付3分で満席になったという教室は始まる前から熱気むんむんw。
アレン氏の自己紹介(英語で通訳付き)からセミナーは始まりました。

まずルイ・ラトゥール社の説明から。
200年の歴史を持つ家族経営で現在世界80ヶ国と取引があり、
伝統を守りつつも最新のワインづくりを追及しています。
アジアへの進出は1960年代から、
本拠地ブルゴーニュでのグランクリュを筆頭に
ヴァールやアルデッシュで手頃なワインを作るなど
ハイエンドから日常向けの商品を展開しています。

そして一通りの説明後テイスティングワインが配られました。

Louislatourglass_130531

左から簡単なコメントともに。

1.Meusault Blagny 1er Cru Chateau de Blagny 2006
シャープな金色。
アーモンドとドライフルーツの香り。強いミネラルと長い酸。

2.Puligny Montrachet Les Referts 2005
柔らかい金色。樽に黄色い果実、はちみつ、ミネラル。

3.Batard Monrachet 2005
アーモンド、スモーキーで甘い香りとミネラル
ミネラルもしっかりだけど一番ボディが重く感じた。

4.Montrachet 2006
麝香、バニラ、良いシャンパーニュのようなイースト香にミネラル
最初軽い味わいだけどガツンと来るボディの強さと
長い長い余韻。気品のある味わいは他の4本と別次元。

5.Chevalier Monrachet Les Demoiselles 2009
白い花の香りでフルーティでミネラル。
飲みやすいけれど厚みはしっかりで強いボディ。


写真じゃよくわかりませんが、
Montrachet の色の濃さと香りの強さはダントツで
他の4本とは格の違いが明らかでした。
CPではMeusault Blagny ですが、
飲みやすさととっつきやすさはChevalier Monrachet。
Batard Monrachet は個人的にちと重い^^;。
人気はやはりMontrachetでしたねー。
格の違いはあれど
ワインはどれもミネラルと酸がしっかりしたきれいな作りで
どれもおいしかったです。

ワインはどれもここ10年以内のものでしたが、
ルイ・ラトゥール社としては
「長熟よりも早く楽しめるものを」という方針だそうです。
これはちょっと意外でした。
伝統を守りつつ新しいものを取り入れるのは
なかなか大変かと思いますがこれからも頑張ってほしいです。

最後にアレン氏とアサヒビールの営業の方からご挨拶があり講座は終了。
余韻を引きずりつつ私は講座仲間と二次会へ向かいました。

滅多にない素晴らしいテイスティングセミナー、
またの機会があれば参加したいですね。

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