「技研公開2013 期待、見たい、感じたい」
公式サイトはこちら。
今年も行ってきました。
当ブログ恒例のレビューです。
尚、ど素人につき専門的なことはわかりませんので
公式サイトをご覧になってくださいね。
☆スーパーハイビジョンシアター
今年のお題は
「ロンドン五輪とリオのカーニバル」(約11分)
午後から上映一時中断(研究発表のため)なのを忘れて
午前の時間ぎりぎりに滑りこむはめに。
最初の2分くらい見られなかった(TT)。
私的には昨年の「アトランティスラストフライト」のが
よかったけれど
22.2チャンネルと大きなスクリーンでの映像は
迫力満点でした。
ロンドン五輪の映像は男子バスケとか男子100m競争の
映像でした。
何年か前まではカメラが動く対象(馬とかSLとか)を追うと
背景ボケボケで「これはないやろ^^;」でしたが、
技術の進歩はすさまじくピントがぼけることはありませんでした。
スタンドにいる観客もくっきり見えて
まるで自分もそのスタジアムにいるみたい。
観客の熱も漂ってくるみたいでした。
後半のリオのカーニバルは有名な聖人の像からパレードへと
映像が切り替わります。
ド派手な山車と衣装の踊り子たちの細かなところまでくっきり見える。
全身を包むかのようなサンバのリズムにこっちもウキウキw。
リオ五輪は2016年、現地の迫力ある映像を期待します!
☆機動的なスーパーハイビジョン番組制作機材
撮影用のスーパーハイビジョン8K単板カメラが置いてありました。
日立製(ロゴがあったので間違いないと思う)、
カールツァイス製35mmレンズ。
街頭インタビューなどで見かけるカメラくらいの大きさで、
どんどん小型化されてるんだな、という印象でした。
☆スーパーハイビジョンカメラ用記録装置
なんとこちらには超小型スーパーハイビジョンカメラが置いてありました。
パッと見のサイズは縦15㎝横20㎝超、幅は5㎝くらいかな?
家電屋に売ってそうなサイズですが
記録媒体とかファインダーはまだついてないみたいで
商品化には程遠い様子(ってかこれ1つでいくらするんだろう)。
☆音響一体型145インチスーパーハイビジョンディスプレー
実用化に向けて家庭用に開発したスーパーハイビジョンディスプレー。
スピーカーがぐるっと周囲に配置されていて
わざわざスピーカーを買わなくてもいいですよ、というコンセプト。
実際ホームシアターなぞ家に作れる人はごく限られているわけで
家庭用ならこういうのが現実的かもしれませんね。
尚映像は「紅白」の細川たかしさんとももクロでしたorz。
☆インテグラル立体テレビ
今回はシアター形式でなく通常展示でした。
撮像装置を一体化したり展示ケース型のディスプレーとか。
正直いまいちよくわからず^^;
☆評判分析のためのTwitter解析技術
ブースのディスプレイには「Nスぺ ダイオウイカ」の映像、
映っていたイカの目玉につられてふらふらと立ち寄りました(爆)
Twitterに流れるNHK番組へのいろんな意見をキーワードで
検索抽出して番組制作に反映するためのシステムです。
既に「NHKスペシャル」で試験導入されてるとか。
ディスプレイには「Nスぺ ダイオウイカ」のあの映像とともに
画面下にツイート数が分ごと?かな折れ線グラフで表示されてました。
本放送時に見ながらツイートしてたの思い出しちゃいましたよw。
「ダイオウイカ」、本放映も再放送でも大人気だったそうです。
☆多視点ロボットカメラシステム
複数のロボットカメラをいろんな位置に置いて動く対象を撮影するシステム。
実演はバスケットボールのシュート(選手役の方お疲れ様です)ですが、
シュートした瞬間がくるっとまわっていろんな角度から再生される。
その様子がワイヤーアクション見てるみたいで大変面白かったです。
体操やフィギュアスケートなどフォームの修正に役立ちそうな
技術かなとも思いました。
☆ランドマーク展示システム「スカイマップ」
空撮映像に地図情報をリアルタイム合成するシステム。
某ローカル局で人気だった「日本の空撮番組」みたいで
いろんな建物の名前が表示されてて楽しい(コンビニもw)。
#地図情報は「まっぷる」さんが提供らしい
東日本大震災発生時たまたまNHKのヘリが飛んでいて
試験的に導入していたこのシステムが非常に役に立ったそうです。
他にも高齢化社会へ向けた「人にやさしい技術」や
タブレットと番組を連動させる試みなど盛りだくさんでした。
全体的にはスーパーハイビジョン実用化へ向けて
番組制作機材の開発もどんどん進んでる印象ですね。
これからいろんなメーカーと協力して改良を行い
業務用機材の量産へ進むものと思われます。
スーパーハイビジョンテレビが手に届く値段になるのは
まだまだ先でしょうが新技術を見るのはとても楽しかったです。
最後に行かれる方へ。
一般公開は6/2まで。
どなたでも無料で入れますが人気のある展示は混むので
お気を付けください。
土日は技研研究員によるガイドツアーもあります。
お子さん連れには工作教室もあり親子連れでも楽しめそうです。
技研へのアクセスはこちら。
駅から歩くにはかなり遠いのでバスをお勧めします。
以上レビューでした^^
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