「技研公開2012~わくわくが、あふれだす。」
煙の塔を抜けてアトランティスが飛び立つ。
ラスト・フライト・アリーナへ、スーパーハイビジョン。
技研公開2012公式サイトはこちら。5/27まで。
当ブログ恒例の見学レビューです。
梅雨かと思うような空の下、
ババ混みのバスも毎度毎度の技研行き。
小田急から見えるのになぜこんなに遠いのよ。
以下、スーパーハイビジョンメインで
素人の独断と偏見によるレビューいきます。
ちなみに私「ずぶの素人」で専門的なことは分かりませんので
ご了承くださいませ。
☆スーパーハイビジョンシアター
昨年最後の飛行に旅立ったスペースシャトル「アトランティス」、
その打ち上げまでの様子を少しドキュメンタリータッチで
編集された映像を拝めました。
ナレーションは松田洋治さん。
川からの打ち上げ台遠景
↓
打ち上げ台近景
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打ち上げられるアトランティス
↓
タイトル
↓
組み立て庫での早送りメンテナンス風景~打ち上げ台までの移動
↓
打ち上げシーン(角度を変えて2種類)
↓
エンディング
大体10分くらいかな。
途中でNASA提供の映像が入るのはご愛嬌w。
大画面に次々と映る
シャトルのドアップとか裏側とか一枚一枚見える断熱タイルとか
質感がたっぷり伝わってくるしシャトルの年季の入り具合も良く分かるw。
でもって
シャトルが巨大なクレーンで吊り上げられるシーンとか
実にたまりまへん( ̄▽ ̄)w。
アトランティスが打上げ台に発射態勢で固定されたまま
打ち上げ場所までの巨大なキャタピラでの行進は
#5.5キロを5時間以上かけて!移動するらしい
ライトアップされてることもあり息を呑む美しさ。
行進するアトランティスの周囲にはたくさんの見物客がいるのだけど
その一人になったような臨場感です。
スーパーハイビジョンによる夜景というかライトアップ映像は
技研公開映像ではもしかするとこれが最初かも。
打ち上げのシーンは角度を変えて2台のカメラで撮影されてましたが、
これは後者のがよかった。
シャトルの排煙が塔の様に盛り上がっていくさまがくっきり。
音響は広い講堂で後ろのスピーカーがかなり離れてたけど、
頭上から降ってくる轟音はなかなかの迫力でした。
スピーカーはスクリーンの上下左右に18台、残りは後ろだったかな。
昨年がイマイチの画像だったので(研究的には意味あったとは思う)、
今年は大満足でした。
☆145インチスーパーハイビジョンディスプレイ
パナソニックさんと共同開発。
でかいです、大きいです、家に置いたら床抜けそう。
まだまだ試作段階だそうですが、解像度はさすが。
ちなみに映像は桜と紅白のAKB48と氷川きよしくんでした^^;。
☆22.2マルチチャンネル音響製作機器
ブースに入ったら左手に直径40cmくらいのでこぼこした黒い球体。
前に観た22.2ch用の集音マイクを少し小型化したものとな。
上にラッパみたいな集音装置もついてました。
材質はウレタンとのこと。
既に現場投入されてるかはわかりませんが
小さくなって軽くて持ち運びしやすそう。
ここのブースでは22.2chを小さなブースで体験できました。
こういうの家にも欲しいなぁ。
☆インテグラル立体テレビ
数年前から毎年進歩を楽しみに見ております。
かなり解像度上がってきてて、おおいい感じ。
今回は動画もあったんですが早い動きはまだまだ、、^^;。
来年を楽しみにしております。
他にも「生字幕制作のための音声認識」(かなりすごい認識率)とか
「タイムザッピングサービス」(番組見損ねたとき重宝しそう)とか
「超高速度高感度カメラ」(暗い中でクリアな映像)など
面白くかつ大変役に立ちそうな研究がありました。
音声認識は私が良く見てる「あさイチ」でも使われてるらしいんで、
今度字幕出してみてみようっと。
全体の印象ですが、
スーパーハイビジョン実用化への布石がさらに明確になってるのと
NHKがネットと放送の融合もどんどん進めていくつもりなのが
よーくわかりました。
視聴者の視線を分析して興味度を測るとかといった
コンテンツ作りを支援する技術開発の手も惜しまない印象です。
NHKには何かと風当たり強いけど、
基礎技術開発はやっぱりNHKしかできないだろうから、
頑張って欲しいです。
NHK技研、場所は小田急成城学園前駅からバスが便利です。
明日明後日はお子様向けのイベントもあるし
入場も無料なので家族連れで行くのも楽しいでしょう。
スーパーハイビジョンシアターは混むので
どうしても見たい方は早めの来場をオススメします。
以上レビューでした。
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