「クロッシング」キム・テギュン監督
脱北者の体験を元に撮られた韓国映画です。
昨年日経での高評価が記憶にあり借りてきました。
美しい映像に彩られた親子の過酷で切なく悲しい物語。
北朝鮮元サッカー選手のヨンハ、
炭鉱で働きながら妻と息子ジュニと貧しくも幸せに暮らしていた。
しかし食糧難と身重の妻が結核になり薬も用意に手に入らないことから
ヨンハは妻子をおいて中国へ向かう。
密入国に成功後公安に追われるが
脱北支援者の手を借りて韓国への脱北に成功。
しかしその一方食べ物もない母国で妻はひっそりと息を引き取っていた。
一人残されたジュニは父を追い脱北を目指すが、、というストーリー。
クロッシング(交差)というタイトル通り
離れ離れになりながらも互いを想う父と息子の姿と残酷な結末に涙ボロボロ。
家族で何事もなく暮らせるのがなんとありがたく幸せか、
生まれた国が違うだけでそんな普通の幸せすら手に入らない。
淡々と綴られてるだけに理不尽さと悲しみが胸に迫る映画でした。
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