DVD「カラフル」原恵一監督
人生はちょっと長めのホームステイ。
自分が何色かなんて気にしないで
カラフルに生きよう。
一度死んだ主人公がもう一度生きさせられ人生の意味を知る。
ありがちな話ですが容赦のない人間描写で秀作に仕上がってます。
さすが原監督。
劇場で観たかったなぁ。
中学生小林真として生まれ変わった主人公の目の前には、
家庭を顧みない父、浮気してる母、自分勝手な兄と問題てんこ盛りな家庭。
復帰した学校では浮きがちで絵を描くことだけが楽しみ。
憧れた女の子の援交現場を目撃したり
時折様子を観にでてくる天使には辛辣な言葉を吐かれたりと踏んだり蹴ったり。
だけど慣れない環境のなかで奮闘するうち自分も周りも変わっていく。
もうだめだと人生捨てるのはいつでもできる。
でも決めつけるのは早いんだよ、
いい自分も悪い自分も自分だと受け入れて
周囲に感謝して豊かに生きよう。
ラストに込められた監督のメッセージは明快で力強い。
肌寒くなり人の温もりが恋しくなるこの季節、
家族とは人の繋がりとは何か、
考えるのにいい映画でした。
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