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Aug 18, 2011

今 敏回顧展 「千年の土産」

公式サイトの紹介ページはこちら

ツイッターを駆け巡った突然の訃報から1年、
今敏(こん・さとし)監督の回顧展へ行ってきました。

日本では今ひとつ知名度がありませんが、
特異な作風は海外では高く評価され
これから、という時に病魔に倒れられました。享年46歳。
最後のエッセイにはただただ涙(ρ_;)。
その足跡を辿る展覧会です。
汗まみれでたどり着いた画廊は次から次へと訪れるファンで一杯でした。

狭い画廊内には「東京ゴッドファーザーズ」「パーフェクトブルー」
「千年女優」
「パプリカ」「妄想代理人」といったアニメの代表作から
「セラフィム」に「OPUS」のマンガ作品に学生時代の習作にプライベートイラスト。
遠くてご覧になれない方はこちらへ。

重厚感のあるカラーイラスト、
筆致が美しいマンガ原稿や線画はほとんど修正のホワイトがなく
その実力を知らしめてくれます。
リアルな人物描写は大友克洋を思わせつつ
予定されていた新作「夢見る機械」のカラーイラストは手塚治虫的、
プライベートイラストの女性は近代絵画、
これほど幅広いタッチの持ち主はそういるものではないでしょう。
張り付くようにして一枚一枚見ていくとその精緻なタッチがよくわかります。
画廊の一室には愛用のペンやマッドハウスの社員証もあり、
ウサギのイラストに挟まれたポートレートに挟まれたお写真も、
横の壁にはたくさんのファンからの言葉が書き込まれていました。
私は決して熱心なファンじゃなかったけど、
これから、と期待していただけに早すぎた死が悔やまれてなりません。
遺作「夢見る機械」は資金難で暗礁に乗り上げてるとのこと、
大盛況のこの顧展が突破口となればよいのですが、、、。

開催は24日まで。
短い生涯を駆け抜けた奇才の作品をどうぞお見逃しなく。
最後に
今監督のご冥福と「夢見る機械」の完成を心から祈っております。

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Comments

いや~、本当にいい展覧会でした。
アニメ監督としての今さんだけでなく、非凡な描き手としての
才能を十分にうかがう事ができる、充実した内容だと思います。

「夢みる機械」なんとか完成して欲しいですね。
ファンとしては、少しでも力になれることがあるといいのですが。

Posted by: 青の零号 | Aug 19, 2011 at 12:24 AM

お返事送れてすんません(^^;

>非凡な描き手としての
いやほんとに惜しい方を亡くしました(涙)
と思います。

>「夢みる機械」なんとか完成して欲しいですね。
イラスト見ててわくわくです。
マッドも奔走はしているのでしょうが、、大成功に終った回顧展の勢いでなんとかなってほしい。。。

Posted by: shamon(青さんへ) | Sep 01, 2011 at 01:34 PM

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Tracked on Aug 19, 2011 at 12:18 AM

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