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Jul 02, 2011

「ブラック・スワン」

昨日観てまいりました。
最終日ということもあり満員。

バレエと言えば有吉京子のマンガ「SWAN 白鳥」で育った世代です。
ヒロイン真澄が踊るオディール=黒鳥の妖しい美しさに魅了され
そのシーンだけ何度も読み返した。
でもこの映画のニナはなかなかそうはいかない。
新解釈の「白鳥の湖」の主役に抜擢されたものの
黒鳥がうまく踊れない。
踊っても踊ってもダメだしばかり。

真澄とニナ、どちらも優等生キャラですが、
真澄の場合叶わぬ恋が内面に影を落としてたことは明らか。
体に流れる亡母の激しい生き様が彼女を突き動かし

レオンとの出会いで大きな転機を迎える。
反面娘に執着する母親に支配されるニナは
いつまでも子供扱いされ自分の殻をなかなか破れない。
共依存母子関係に加えライバルの挑発的な態度、
セクハラ監督に悩まされ役作りに苦しむ。
そしてやがて現実と妄想の狭間に堕ちて行く。
そして迎えた本番、
憑かれたように黒鳥を踊り喝采を浴びる彼女、
しかし最後に彼女を待っていたのは
妄想でなく現実の刃だった。

まるでストーカーのようにヒロインを追うカメラワーク、
鏡をうまく使った画面作りなどサスペンス風味はなかなかお見事。
デイヴィッド・リンチ「マルホランド・ドライブ」を思わせる女同士のナニシーンにはドン引きですが^^;、ヒロインが追い詰められてく様子には背すじゾクゾク。
ニナ役ポートマンは優等生美人をかなぐり捨てての演技、アカデミー賞も納得。

全体の印象は「現実と妄想が混じり合うリンチ風味映画」ですねー。
「マルホランド〜」観てる人には間違いなく既視感漂いますわ。

サスペンスとエロシーンが苦手な人にはきついけど、
個人的には面白い作品でした。

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Comments

お久しぶりです。
見に行こうと思ってたけど終わりでしたか。
暑いから映画館いいですねー。

暑いと泡系ワインが増えますね。
catface

Posted by: GUCCI | Jul 09, 2011 at 11:55 AM

お久しぶりです!
お返事遅れてごめんなさい。

この映画レンタルで出たら観てくださいねー。
ちと怖いけど。

最近の我が家はめっきりビール、
でも週末にはワインを楽しんでます。
暑い夏、体調には気をつけてくださいね。

Posted by: shamon(GUCCIさんへ) | Jul 18, 2011 at 09:03 PM

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