「第14回文化庁メディア芸術祭」
公式サイトはこちら。
アート、エンタテイメント、アニメ、漫画の4部門の
大賞、優秀賞、審査員推薦作品が展示されました。
もう第14回なんですね。早いなぁ。
今年はシアターと一部の作品がミッドタウンにて展示&上映となりました。
年々思うことですが、デジタル作品がどんどん増えてますねー。
ネット社会への警鐘を鳴らす作品も多かった。
マンガ、アニメ部門は初めて見る作品が多くとまどうこともありましたが
原画、美術ボード、絵コンテなどの資料も充実しよかったです。
時間が無かったのでさっと流し鑑賞でしたが
私のイチオシはエンタテイメント優秀賞受賞の amazarashi 「夏を待っていました」
amazarashiは青森在住のロックバンド、そのMVなわけですが
YKBX氏によるこのアニメーションは2Dと3DCGが違和感なく融合しています。
まるで東欧アニメーションのような色彩の中で
不気味なてるてる坊主が蛸やアンテナにメタモルフォーゼしていく。
遠く金田伊功氏に繋がっていくような動きが面白い。
浮かんでは消えてくやるせない歌詞とどこか懐かしいメロディーに
ひきつけられてずっと眺めていました。
映像の下に展示された絵コンテやスクリーンショットは
美しい線を楽しませてくれました。YKBX氏にこれからは注目です。
アート部門では大賞を受賞した「Cycloïd-E」が
ミッドタウンの会場でその異様なパフォーマンスを披露していました。
想像したのより大きく眼のようなパイプの先端がこちらを向くたびドキリ。
無機質なパイプから出る音が妙に耳に残った。
優秀賞の「The Men In Grey」は某ハリウッド映画観たいやと思いつつ
ネットワークに依存する現代人への警鐘を鳴らしています。
マンガ部門は、、、どれも読んでないのでなんとも(^^;。
大賞の「ヒストリカ」は閲覧室で人気で読めず。
しゃーないのでウミノさんの「3月のライオン」読んでました。
アニメ部門、、、
マッドハウス強し。
この部門も昨年全く観てないので評価しづらいのですが、
大賞の「四畳半神話体系」優秀賞「マイマイ新子と千年の魔法」で受賞、
さすがというかやっぱりというか(^^;。
後者の「マイマイ」は美術ボードや絵コンテも飾られてファンにはうれしいでしょう。
業界は例の条例をめぐって色々揺れていますが、
クリエイターたちには頑張って作品を作り続けて欲しいです。
今年の展示はレイアウトもすっきりとして観やすく
会場になれてきたかな、という印象です。
展示は2/13まで。
入場無料で未来の巨匠たちが集う祭典はとても刺激に満ちてて楽しい。
興味がある方は行ってみてくださいね。
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Comments
こちらでは、はじめまして。
このPV良いですね~。
映像もさることながら、歌の世界観とも合っていて鳥肌立ちました。
ああ、また出会いだわww
東京方面は、芸術・文化が活発で良いですね。羨ましいです。
関西はミニシアターも小劇場も潰れて、東京を拠点にする団体ばかりで、とても寂しいです。
また作品紹介して下さいね。
楽しみにしております♪
Posted by: 棘蔵 | Feb 09, 2011 07:54 PM
こんにちは!コメントありがとうございます。
>このPV良いですね~。
会場では眼が釘づけでした。
「夏を~」のフレーズが今もエンドレス。
>東京方面は、芸術・文化が活発で良いですね。羨ましいです。
どこもすごい人で疲れる地域ですが、
芸術関係はほんとたくさんあって飽きないです。
入場料が高いのが難点ですがw。
>楽しみにしております♪
頑張ります(^0^)。
Posted by: shamon(棘蔵さんへ) | Feb 12, 2011 05:10 PM