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Jun 24, 2010

「伊藤若冲 アナザーワールド」

海に鯨、地に白象。
掛け軸には弾む小動物に植物たち。
おいでよ、縦横無尽に墨舞い踊る若冲ワールドへ。

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公式サイトはこちら
ここ数年ブームの若冲、
その水墨画を集めた展示会です。

若冲と言えば、絢爛豪華で精密な絵が有名です。
でもこの展示会は水墨画が中心、
彼の新たな一面が観られる

ファン必見

の内容です。
後期から出展の「象と鯨図屏風」が見たくて
その初お目見えの日(14日)に行きました。
当日は平日で雨だったのに来館者はひっきりなしに訪れていました。
展示内容は若冲前史~晩年期の4つのゾーン、
年を経る毎に創作意欲が増した彼の集大成的な内容です。

元々西洋絵画の素描とか大好きです。
線のみで生み出される独特の雰囲気が好き。、
でも彼が描くと白黒の世界が白黒じゃなく
新しい色彩の世界がそこにあることに驚かされます。
白黒写真が難しいように
墨だけでどれだけバリエーションを増やせるか
彼は試し続け着色作品にも生かされたのでしょう。
どの作品も墨は濃く薄く、その筆致は時に激しく時には優雅に、
愛情とたっぷりのちゃめっ気が込められています。
紙の上に生き生きと描き出された動物や植物は
どれもこれも目が離せない楽しさに溢れてる。
その晩年の集大成といえるのが冒頭の画像「象と鯨図屏風」でしょう。

左に大海をゆったりと潮を吹きながら泳ぐ鯨、
右に年を経た堂々たる、でも切れ長の目が色っぽい?白象。

若冲齢80!を越えての大作ながら、
線はいっぺんの惑いもなく優雅に流れています。
想像だけで描いたといわれていますが、
想像だけでこんな大作が描けてしまう、のが凡人と違う。
白象はダンボなお耳(笑)やぽってりとした前足がとてもキュート、
会場では「おお、象にまつげがある。」という声も(笑)。
対する鯨は背びれ?と思いつつ
周囲の渦を身にまといながら泳ぐ姿はまさに海の王者です。

この「象と鯨図屏風」は案の定一番人気で、
どなたも左右に移動しながら眺めておいででした。
ま、平日ですからゆったり眺められたのですが、
会期残り3日間は最前列争奪戦が繰り広げられそうです。

若冲が大好きな方、国立博物館での展示会を見逃した方は
もちろん、「水墨画はいまひとつわからん」な方でも楽しめます。
残り3日ですが是非行ってみてください。オススメですよ~。

会場の注意書きに寄ると前期から相当混雑だったらしく
最後のこの土日はさらにすごい混雑が予想されます。
会場は8階ですが、1Fには並ぶ場所もほとんどなさそうなので
炎天下の中、建物の外の行列もありえそう。
ですのでこれから行かれる方は

・できれば朝一番(開場は10時)
・できれば単眼鏡持参

ですね~。
金、土は入場は夜7時30分(閉館8時)までですが
場所を考えると都内からは厳しい。
ねらい目は土曜の朝ですね。
千葉駅から近くまでバスが出ていて
現金払いのみで100円で乗車できます。

待ち時間覚悟で行かれる方には図版が一杯の
『若冲 ――広がり続ける宇宙 Kadokawa Art Selection 』
をお供にどうぞ~。

以上、レビューでした^^。

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Comments

あした行ってきます!
あんまり混んでないといいけど・・・って無理ですね(^^;。
さーて、単眼鏡は持ったかな~っと。

Posted by: 青の零号 | Jun 25, 2010 09:59 PM

いよいよ出陣ですね!
朝一は辛いでしょうが頑張って下さい。
感想お待ちしてます~。

>単眼鏡は持ったかな~っと。
首から提げるのが万全ですよ!

Posted by: shamon(青の零号さんへ) | Jun 25, 2010 10:33 PM

朝イチで千葉まで行ってきました!
おかげで混む前にたっぷりと作品を見られました。
いや~shamonさんの言うとおり、早く行ってよかったですわ。

単眼鏡?もうバッチリ使いまくりですw

Posted by: 青の零号 | Jun 27, 2010 02:24 AM

まいどです。
無事ご覧になれたようでよかったよかった^^。

>単眼鏡?もうバッチリ使いまくりですw
すばらしいw。レビュー楽しみにしてます^^。

Posted by: shamon(青の零号さんへ) | Jun 28, 2010 01:23 AM

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千葉市美術館で6/27まで開催していた「伊藤若冲 アナザーワールド」を見てきました。 伊藤若冲といえば、もっぱら「極彩色と細密描写の人」というイメージですが、 今回の展示の中核を成すのは水墨作品。 ゆえにタイトルにも“アナザー”とある通り、いわば「裏の若冲」なわけですが しかしこの「裏若冲」、絵として見れば彩色作品に劣らないほどの魅力があります。 確かに「皇室の名品展」で登場した動植綵絵は圧倒的でしたが、それを支える要素は 線と形態への鋭敏な感覚と、それを実現する技術の高さ。 その感覚と技術の... [Read More]

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