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May 20, 2010

「ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景」

Bunkamuraで開催中。
初日に行きました。

私は昔から風景画が好きでした。
行ったことのない異国の風景の中に感じられる空気が
好きなのかもしれません。
今年は天候不良でさわやかな風に飢え気味なのもあったのでしょうね。
下北で所用を済ませ神仙駅で降り、てくてくとBunkamuraへ。
#京王線が使える場合はこちらのルートのが楽~。

内容は
「窓からの風景」「人物のいる風景」「都市の風景」「水辺の風景」
「田園の風景」「木のある風景」の6つに分かれた構成でした。

どのカテゴリもなかなかの見ごたえでしたが、
私のイチオシはこれ。
Girlrose_bunkamura
ギュスターブ・ブリオンの『女性とバラの木』。
日光に浮かび上がる少女の姿にしばし見とれていました。
きれいな青はフェルメールを思わせる鮮やかさ、
愛らしい少女の仕草をバラの花が引き立てています。

珍しいところではパブロ・ピカソの『闘牛布さばき』。
インパクトの強い黒線の闘牛士がなんだか死神みたいでした(^^;。

以下箇条書き。

ヨハン=フリードリヒ・ヘルムスドルフ『ホバーデンの廃墟』
 ドイツの黒い森にそびえる古城を真ん中に据えた雄大な風景画。

ロタール・フォン・ゼーバッハ『雨の通り』
 雨に濡れた石畳の描写が写実的。

フィリップ=ジャック・ド・ルーテルブール『ルアーヴルの海の眺め』
 嵐の後、静けさが戻った海。しかしまた荒れそうな海。

アンリ・ジュベール『ジェノバ港の入口』
 群青の海、鉛色の空がどこか禍々しく吸い込まれそう。

カミーユ・コロー『ヴィル=ダヴレーの池』
 いかにも(笑)なコローの絵ですが、やっぱりいい。

ウジェーヌ・カリエール『大河のある風景』
 茶色の水墨画みたいで幻想的、ずっと眺めていたい。

アントワーヌ・シャントルイユ『太陽が朝露を飲みほす』
 シャス・スプリーン(ボルドーワイン)みたいなタイトルですが、
  オレンジの朝焼けが暗い森を引き立てたすがすがしい絵です。

フランソワ=ルイ・フランセ『アンティーブの眺め』
 海を見下ろす大きな木、なんだかとても落ち着く構図ですねー。

ヴァシリー・カンディンスキー『サン=クルー公園』
 ロシア版のモネみたいな絵、カンディンスキーの作品の中でかなり異色でしょう。

地味なイメージの展覧会ですが見ごたえあり。
さわやかな季節にピッタリの内容になっています。
なかなか風景画ってまとめて見る機会がないのでとても楽しかった。
ご興味ある方は行ってみてくださいね。

以上レビューでした。

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