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Feb 24, 2010

『死刑執行人サンソン―国王ルイ十六世の首を刎ねた男 』安達正勝

エキナカの本屋で見つけて買いました。
初版は意外に古く2003年、
遠藤周作さんの『王妃マリーアントワネット』を思い浮かべながら
一気に読みました。

フランス革命に興味のある人なら
この主人公の名に聞き覚えがあるでしょう。
激動の時代を生きた死刑執行人シャルル・アンリ・サンソンの生涯を
やや小説仕立てっぽいとはいえきっちりまとめてあります。
ルイ16世の政治家としての顔や当時の死刑執行は市民の娯楽だったことなど、
フランス革命の知られざる面も知ることが出来ます。

当時死刑執行人は代々受け継がれる職業であり
一般市民からは忌み嫌われ全てにおいて差別されていました。
しかしその反面、医者の顔を持ち経済的には貴族と同等であったことなどは
この本で初めて知りました。
手を下す者だけが知る死刑の残酷さが
サンソンをギロチン開発へ関わらせますが、
それは同時に革命を後押しし大量虐殺へのスタートになってしまう。
革命の最中、敬愛したルイ16世を、かつての恋人を
苦悩の中彼は自らの手で処刑する。
死刑廃止を訴え続けた彼の願いが叶ったのは没後180年近くたってからでした。

死刑廃止か存続か、日本でもここ数年議論を呼んでいます。
一番いいのは犯罪が減ることでしょうが、、
頻発する凄惨な事件の前には・・・。
歴史を学びながら死刑制度についても考えさせられる一冊です。

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Comments

先日、同じ著者の「物語 フランス革命」中公新書 を読みました。ジャコバン派とかよくわかっていなかったので、なかなか参考になりました。
もちろん、サンソンの話も出て来ましたよ。
私もこの本読んでみようかな。

Posted by: 徒然わいん | Feb 25, 2010 at 05:39 PM

こんばんは、コメントありがとうございます。
明後日楽しみにしております^^。
ワインは手ごろなフランスの白を持って行きますね。

この本でもっとも以外だったのは
サンソン家の経済状態とシャルル・アンリの元恋人の名前でした。
まさかあの人だとは・・・^^;。

Posted by: shamon(徒然わいんさんへ) | Feb 25, 2010 at 10:44 PM

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