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May 30, 2009

「国宝 阿修羅展」

東京国立博物館平成館にて6/7まで開催。
公式サイトはこちら

なんとか先日行ってまいりました。
前座が長いですがレビューです。

よーく晴れた平日の午前10時10分にJRにて上野に到着、
「これなら楽勝だぜ♪せいぜい30分待ちでしょ。」
と思った私の目の前にぶら下がったのは

「入場まで1時間待ちです。」

と無常な貼り紙、、、、orz。
踵を返し駅構内の讃岐うどん屋へ走りました(^^;。<空腹でした。
かけうどん(小)と天ぷらで充電後、いざ博物館へ。
その門の前には

「入場まで70分待ちです。」orz。

今更帰れません(TT)。覚悟を決めて入場し平成館に向かいます。
目に映ったのはまるで56億7千万年後のような気の遠くなりそうな
長~~~~~~~~~~い行列・・・・。
お空にはギラギラの太陽、マイ日傘を差して並びました(TT)。
博物館も心得ててレンタル日傘を置いてます。
そして列の丁度真ん中辺りには

給水所(爆)。

一体ここはどこや~!!!!

「ああ、あなた(阿修羅)がいれば、辛くはないわ~♪」
心の中で歌いながら(大嘘)耐えました。
そしてようやく入場です(丁度70分後でした・・)。

腹ごしらえしたとはいえ入場した途端気が抜けてぐったり(TT)。
エスカレーターの上は人の山、めげそう。
でも
「ほかが駄目でも阿修羅だけでも見て帰ろう。」と思い
展示室に突入~。

第1章の展示室からしてすごい混雑、
観たくとも二重三重の人垣でケースの前へいけません。
ガラス玉(女なのでヒカリモノに弱い^^;)だけ見てほかはスルーしました。

そしていよいよ第二章・阿修羅の御前へ伺います。
その前室には阿修羅以外の八部衆(現在は5人のみ)と
十大弟子が並んでおられ、滅多に観られない豪華な展示になっていました。
興福寺は子供の頃遠足で行ったくらいでほとんど覚えていないだけに
「こういうのがあったのねー」と感慨深く拝見いたしました。
そしていよいよ阿修羅へのスロープを登ります。

展示室に入った途端照明に浮かび上がる三面六臂の像が目に入りました。
その周囲には二重三重の人垣、阿修羅です。
興福寺ではガラス越しの正面しか観られませんが、
この展示会では360度からそのお姿を拝むことが出来ます。
まずは高台の正面周辺に陣取ってしばし鑑賞、
そして下へ降りて像の周囲を回りました。

左右のお顔を拝見するのは初めて3本の腕の付け根も背中もです。
端正な顔もさることながらバランスの取れた体躯も美しく
天平の貴公子の名にふさわしい。
萩尾望都が描いた阿修羅王の魅力がその多彩な表情にあるように、
オリジナルであるこちらも角度角度によっていろんな表情が見える。
しかもどこからみても美しい。
照明の効果もあるのでしょうがずっと眺めていたくなる。
この凄まじい人気も仕方ない、、、と思えました。

阿修羅に別れを告げて次に向かったのは第三章
数年後に再建する中金堂の仏像が並んでいました。
如来さまもよいですがここはやはり四天王、
大きな体躯とその表情がすごい迫力で観る側を圧倒してくれました。

最後の締めはバーチャル・リアリティでの中金堂と阿修羅、
天平の貴公子は電脳空間でも(笑)、
その眼差しで観客を魅了していました。

大行列&大混雑でうんざりげんなりぐったりでしたが、
数十年ぶり?に阿修羅を拝めたのは正直嬉しく楽しかった。
展示会のプロモーションに萩尾・阿修羅を持ってこず
#正直関係のない芸能人はやめて欲しい・・
フィギュアも早々に売り切れを許すなど(日経にまで取り上げられた)、
主催者側に言いたいことは山ほどありますが(苦笑)
展示の内容は申し分なかった。
次は再建した中金堂で阿修羅を初めとする仏像にお目通りしたいですね。

当ブログ・阿修羅関連記事
「百億の昼と千億の夜」光瀬龍/萩尾望都

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Comments

こんにちは。
給水所まであるって、すごいですね^^;。
私が行ったのは5月1日午前でしたので、まだ、並ばずに入れたのですが、会期終了も近くなって、これから行かれる方はますます大変でしょうね。
興福寺の阿修羅は、「見に行く」でなく「会いに行く」という感覚ですね。
もう一度、会いに行きたかったのですが、ちょっと厳しいかな。

Posted by: リラックマ | May 31, 2009 11:14 AM

こんにちは、コメントありがとうございます。

>給水所まであるって、すごいですね^^;。
一瞬目が点になりました(爆)。
でも喉がカラカラだったのでありがたかったです。

>ますます大変でしょうね。
行きそびれた人も押しかけリピーターも押しかけ、でしょうからさぞかし壮絶かと^^;。

>「会いに行く」という感覚ですね。
ですよねー^^。

>ちょっと厳しいかな。
行かれるのなら平日の夜でしょうね。
私はさすがにもう一度いく気力はありませんorz。


Posted by: shamon(リラックマさんへ) | May 31, 2009 02:13 PM

ついに行かれたんですね。それにしても凄い混雑振り、お疲れ様でした
阿修羅像を360度から拝めるなんてこの先ないかもなので行きたいんですが、気後れしております。もう1週間もないのに・・・
次はラリック展ですか?

Posted by: Emika | Jun 03, 2009 09:29 AM

こんばんはー、コメントありがとうございます。

もうあと数日ですが行くのなら
最低でも開門前40分前に並んだほうがいいでしょう。
同じ待つにしても早い時間は楽ですし自分の前にどれだけ人がいるかも目測できるので気が楽だし、最後の週末は多分早めに開館するでしょうからうまくいけば平成館まん前のテントの下に並べます。
もちろんチケットは事前に入手が鉄則です。

確かに凄い混雑で躊躇するお気持ちはわかりますが、今回の展示方法は並んで観ても絶対に損はないです。

ラリックは行きましょうね~。
きっと阿修羅よりは格段にすいているだろうから観るのも楽だと思います^^。

Posted by: shamon(Emikaさんへ) | Jun 03, 2009 07:40 PM

こんばんわー、青の零号ですー。

なんか入場者が80万人を超えたそうですね。
換算すると1日あたり1万5千人ほどらしいですから
入場者がみんなフィギュア買ったら1日で売り切れってことに。
九州での販売は恐ろしいことになりそうな気がします。
おまけにあちらの開催は夏に入ってから・・・。
給水所でだけでなくドライミストの用意が必要かも。

>オリジナルであるこちらも角度角度によっていろんな表情が見える。
展示に工夫が凝らされているので、様々な角度からその姿と表情を鑑賞できますよね。
ぼーっと見てるだけでも至福のひとときでした。

>踵を返し駅構内の讃岐うどん屋へ走りました(^^;。
おや奇遇、わたしは帰りに寄りましたよ。
こちらはチーズ入りのぬくいのにちくわ天のせというボリューム系です。
博物館を出るまで気づかなかったけど、阿修羅と対峙した時にエネルギーを
相当持ってかれたらしく、ガッツリ食べないと体力が持ちませんでした(^^;。

Posted by: 青の零号 | Jun 04, 2009 10:50 PM

まいどでーす。コメント感謝です。

東京よか九州のが混雑はましと思います(^^;。
しかし気温が、、ですね。
上野でも「ご気分の悪い方はいらっしゃいませんか」と係員が走り回っていました。
それくらいすごかった。
フィギュアもまた揉めそうですね^^;。

>ぼーっと見てるだけでも至福のひとときでした。
ですよねー。あの美しさが今も目に焼きついてます。

>阿修羅と対峙した時にエネルギーを
>相当持ってかれたらしく、
あーわかります。私も帰りサンマルクカフェでパンにかじりついてました。

Posted by: shamon(青の零号さんへ) | Jun 06, 2009 11:13 PM

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Tracked on Jun 04, 2009 10:51 PM

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