「東のエデン」第七話『ブラックスワン舞う』
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当ブログでの各話感想(1、2、3、4、5、6)
あらすじは
失踪した大杉。滝沢はノブレス携帯で大杉の居場所を突き止めるが、No.11のセレソンによって交通事故に巻き込まれてしまう。大杉捜索中に入った妨害。大杉はNo.11に捕まったらしい。しかもNo.11は、男性器を切り取る女連続殺人鬼だった!ノブレス携帯は犯罪者にも配られていたのだ。
です。
見終わった直後の感想は、、、
見事にかまされたorz
こう来るか^^;、こう視聴者を攻めますか(ーー; > 神山監督。
そりゃ勝手に"思い込む"こっちもこっちですが、
完全にやられたっーーーー!!!
では感想。
前回は「学園祭の前日話」もとい
「ビューティフル・ドリーマー」(神山監督の師・押井作品)な雰囲気たっぷりでした。
しかし今回は高速道路ですっこーんと横滑りするバイクに
「(大友克洋の)AKIRAみたいや。」(爆)。
アングルが似てたんで(いや確かに似てる)、、、
心の中で盛大に突っ込んでしまいました。
神山監督は美術スタッフとして「AKIRA」に参加されてたので、
何気にオマージュになっちゃった?なんてね(笑)。
さて第7話最大の見所は
モデル会社社長と殺人鬼の二つの顔を持つセレソン白鳥との対決でした。
エデンメンバーから手がかりを得た滝沢は
妨害をものともせず電子マネーと力技を駆使して
白鳥がいるホテル(大杉の監禁場所)へたどり着く。
滝沢が今回もその器量を見せ付けてくれました。
咲の友人とは言え顔も知らない男のために飛び出し、
ジュイスを介して警察を動かしホテルまで買収してしまう。
ジュイスから実力行使と出費を嗜められても
「今はそんな忠告は聴きたくないね。」
とさらっと返す。
このかっこよさ、あんたはボギーか(笑)>滝沢。
自らの正義を語る白鳥に対してさえも敵対することなく紳士的に、
「俺、あんたを助けるよ。」。
さらっと言ってのける。
仏様のような雰囲気で全てを受容し肯定的に受け止めながら、
怒りを根底にまず行動するこのパターン、
そーですね、エニアグラムのタイプ9に近い。
タイプ9は別の名をPEACEMAKER、偶然とはいえなんとも(笑)。
でもこれが監督が描きたかった「男萌え」なのかもしれない。
しかしそこは22際の男の子、
白鳥の色香に戸惑うのはご愛嬌ってことにしときましょう(笑)。
また今回ラストの滝沢の状況は
ある種の趣味を持つ方々(主に女性)に受けそう(^^;。
いやー神山作品で耽美が出てくるとはね・・・意外でした。
次回は『あらかじめ失われた道程を探して』。
自らの過去に向かい合おうとする滝沢を
どんな事実が待ち構えているのか。
そしてその時滝沢がどう行動するのか、楽しみです。
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Comments
6話が2つあるみたいだけど(^^)
上京したついでに6.7話を見て追いつきました。・・・が、これから2週間おさらいになってしまいます(><)
なにやら深夜枠にも関わらず5%を超えたとか。さすが神山作品ですよね。
ラスト、イリュージョンの履歴に笑った7話でした(^^)
飛ぶわけないですよね(爆)
ところで、BS-11で放送中の「うたわれるもの」を見てます!毎日放送なのでストレスがたまらなくって良いです。OVAも出るとか。すっかりはまりそうですよ(^^)
Posted by: たいむ | May 27, 2009 06:31 PM
おっ、いけね。修正しときます。>6
>2週間おさらいになってしまいます
それもよし、です^^。
>飛ぶわけないですよね(爆)
そうそうカメが飛んだBDじゃないし(爆)
>すっかりはまりそうですよ(^^)
おー、うたわれですか。懐かしい~。
絵は萌え系だけど話はわりにしっかりしてますから楽しめますよ。
カルラがハクオロにしかける○○には死ぬほど笑えます(爆)。
Posted by: shamon(たいむさんへ) | May 27, 2009 07:15 PM
こんばんわ~。
shamonさんからはやや遅れ気味ですが、なんとかついていってます。
(ムダに替え歌とかつくってるから、書くのに時間がかかるのか。)
>見事にかまされたorz
かまされましたねぇ(笑)。
でも見た後の社長の印象がすっかり変わってしまったのには
面白さだけでなく「人の主観ってこんなに簡単に変わるのか」という
ちょっとした怖さも感じました。
>「(大友克洋の)AKIRAみたいや。」(爆)。
そもそも都内に大穴あけてるし、たぶん確信犯でしょうね(笑)。
>でもこれが監督が描きたかった「男萌え」なのかもしれない。
今回はさながら社長の「女萌え」との「萌え比べ」というところですか(^^;。
でも結局は滝沢も大杉も食われずに済んだけど、咲だけは
ヒロインとしても女性としてもすっかり食われちゃった感じです(笑)。
ここはもう経験値の差ってとこですかね。
Posted by: 青の零号 | Jun 01, 2009 12:28 AM
展開が・・・・・もうついてけん(笑) 伏線を無視して、監督のインタビューから推測すると様々な形の人助けがあってキャラクター(視聴者含む)がどのように「この国」を変えてゆくのか?監督なりの希望や願望を込めたラストになりそう。(何かメッセージ的なことを言いそう)とにかくすっきりとしたオチにしてほしいです。
Posted by: キヨ | Jun 01, 2009 02:10 AM
連投ごめんなさい。いろいろ検索してたら、セレソンの義務=国民の義務とも言えると書いてありました。これは言い換えれば我々(視聴者?)の義務とも言えるのではと。セレソンの持つ100億円も0円になったら死ぬ、これも言い換えると時間とは無限ではなく有限である。監督のインタビューと合わせて考えると、実はすでに監督からのメッセージは初めの段階で伝えられており、各々がどういう反応をしているか観察してるんじゃないかなと。MrOUTSIDEって自分の解釈では「枠の外の人」ってことで、監督自身のことなんじゃないかなって思った。直接的な映像表現はともかく自らが作中のキャラになってメッセージを発してたんじゃないかなって・・・・ 長々と申し訳ありません。今はこれ以上うまく書けないです(泣)
Posted by: キヨ | Jun 01, 2009 04:36 AM
まいどでーす。コメント&TB感謝でーす。
>社長の印象がすっかり変わってしまったのには
ジョニーぱっつんの動機はうすうす感づいてましたが、最初から「上がるつもりが無い」ってのは予想外でした。
傷ついた滝沢を介抱して
「この子(咲)を大事にするのよ。」と語る辺りはちょっと素顔が見えたって気がします。
>ここはもう経験値の差ってとこですかね。
同感(笑)。
いつも堂々としてまず行動の男って魅力的ですからね。
Posted by: shamon(青の零号さんへ) | Jun 03, 2009 07:29 PM
こんばんはー、連投大丈夫ですよ。コメントありがとうございます。
>展開が・・・・・もうついてけん(笑)
一瞬呆気にとられますからねー(笑)。
コメント興味深く拝見しました。
正直11話(+劇場版だけど)という枠では
きれいに片付く水戸黄門的な終り方はしないし
させないと思います。
一見すっきりに見せながらどすっと直球と視聴者の懐に放り込んでくるでしょうね。
作品内で答えを出せるようなら最初から「ノブレス・オブリージュ」をテーマには選ばなかったでしょうから。
>自らが作中のキャラになってメッセージを発してたんじゃないかなって
攻殻、精霊でも「自分がキャラクターに憑依して」作ってたそうなので当たってると思いますよ。
>長々と申し訳ありません。今はこれ以上うまく書けないです(泣)
お気になさらずに。またいらしてくださいね^^。
Posted by: shamon(キヨさんへ) | Jun 03, 2009 07:35 PM