スーパーハイビジョン in NHK技研公開2009
その先の未来へ(2009年度技研公開テーマ)。
当ブログ5月の恒例「NHK放送技術研究所公開(通称:NHK技研公開)」レポートです。
公式サイトはこちら。
豚インフルエンザ騒動で中止するかもと思っていましたが例年通り開催です。
ピーカンの空の下、成城学園前からバスに乗って昼前に技研に到着しました。
いつもと違ってエントランスには消毒液、
1F展示スペースのあちこちには「入館後は手洗いをお願いします。」
の張り紙がされ、技研側も感染に対し神経質になっているのが伺えました。
今回私も午後の大混雑を避けて昼前到着にしたのは
人口密度の高い状態で見学したくなかったからなんですけど(^^;。
#金曜の午後遅くの見学なんてするもんじゃないです・・・。
以下、スーパーハイビジョンを中心にレポートです。
・スーパーハイビジョン
映像テーマは昨年に引き続き「日本遺産」。
スタートは画面いっぱいに転がるビーダマ
6分間の映像が始まりました。
音響は22ch、あっちこっちにBOSEの高そうなスピーカー、
我が家にも1つ欲しい(ねだってどうする・・)。
まずSL(D51200)を空中で旋回するカメラが捉えます。
画面切り替わって車両駆動部分が映りますが、、、
駆動部分が動くシーンではちょっとフォーカスが甘くなる傾向あり。
とはいえ2007年の馬映像よりは格段に進歩してますねー。
次は鉄道ファンが泣いて喜ぶ?SLが走るシーンを線路脇から、
おーかなりの迫力(^^)。いいですねー。
SLの次は日本の夏の風景、水遊びする子供たち、縁日のヨーヨー。
そして青森のねぶた祭りへと映像は移り変わります。
今回の見所はこのねぶた映像、
過去の記憶にある限り(2003年から見てます)初めての夜景映像ですねー。
闇に浮かぶ色とりどりのねぶたは透明感に溢れ、
ロングショットで撮影された練り歩く映像でもねぶたはボケず
自分がその場にいるかのような臨場感です。
踊るハネトたち一人一人の顔や動作もくっきりと見えました。
なんというか黒がとてもきれい。だから余計に鮮やかに見えたのでしょうね。
ねぶた映像の後、再び画面は日本の夏の風景へ、
有名な郡上市の川への飛び込み映像が移り子供たちは楽しそう。
動き回る子供たちをカメラが追いかけますが、ここでも一瞬フォーカスが甘くなる。
他がくっきりしてるだけにちょっと目立ってしまいますね。
揺れる稲穂や棚田の映像もありましたがこっちはそんなぶれてなかたt。。
最後は大海原に帆を広げて進む日本丸を空撮した映像、
個人的にはこれがツボにはまりました。
これはたぶん同じスーパーハイビジョンシアターがある横浜開港博を
意識しての映像でしょう。
ぐぐーっとカメラが回り込む様は2007年の空撮映像みたい。
一通り見た後一瞬アナウンスが入り、
札幌のスーパーハイビジョン生中継の映像が移りました。
大通り公園を走る車、歩く人がまったくぶれない。
自分でカメラを覗いているようなそんな感覚でした。
技術の進歩が着実にわかる内容ではありましたが、
例年に比べると映像の中身がちょっと物足らない。
2006年のNY、2007の空撮、2008年の流氷のように
「おおっーーー(^0^)!!」とまではいきませんでした。
やっぱり愛知万博の時のように
#BPさんのスーパーハイビジョン記事参照
スーパーハイビジョンv.s.レーザー ドリームシアター(愛知万博)
NHK技研公開2005 「スーパーハイビジョン」
選りすぐりの映像は全部横浜開港博Y150に行っちゃったのかな。
正直子供たちが水遊びする映像には
また男の裸かいorz
と思った(^^;。すみません>NHKさん。
#草なぎくんといい「東のエデン」といい今年は男の裸が多いような・・。
NHKさんもシアター2つも掛け持ちして大変なんでしょうね。
来年の映像に期待しようっと。
さて他の技術です。
・番組を推薦するテレビCurioView
ネットに例えればある情報のページを見たとき
その隣に関連リンクを張ってあるようなものです。
「あ、こんな番組もあったのね」ってな感じでTVを楽しめそう。
・インテグラル立体テレビ
特殊なメガネなしに3D映像を楽しめる技術、
去年はなんだかイマイチでしたが、
昨年よりは映像が細かくなってちょっと進歩してます。
来年に期待しましょう。
・103インチ高精細プラズマディスプレイ
家庭用スーパーハイビジョン、だそうですが、
このサイズは豪邸に住んでる人しか無理ですよ(^^;>NHKさん。
せめてこの半分くらいならいいのに。
今まで技研公開で見せていた映像を流してて人気を集めてました。
・風の映像化システム「風カメラ」
スポーツ番組等で利用されそうですね。
風の流れをCG矢印で表示してくれます。
よく考えたものだ(^^;。
・かぐや搭載ハイビジョンカメラ映像
昨年話題になった衛星かぐや搭載のカメラからの映像が上映されていました。
今年撮影された地球ダイヤモンドリングがとってもきれいでした^^。
これ以外には東京スカイツリーの説明も展示してありました。
ツリーから地上デジタル波が発信されるのは早くても2012年から。
2011年からデジタルへ全面移行ですが
TVを買い換えるのはお金がかかるし
どうせなら2012年まで伸ばせば丁度いいんじゃないの?と思ってしまいました。
以上、今年の技研公開レポートでした。
ご興味のある方、明後日まで開催で入場も無料なので
お散歩がてら行ってみてくださいね。
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Comments
shamonさん、こんにちは。
さっそくNHK技研レポート、ありがとうございます。
やはり目玉はスーパーハイビジョンなんですね。
>>札幌のスーパーハイビジョン生中継の映像が移りました。
>>大通り公園を走る車、歩く人がまったくぶれない。
>>自分でカメラを覗いているようなそんな感覚でした。
今回はこの札幌生中継がポイントですね。
2025年に家庭へ、と言われているスーパーハイビジョンですが、既に超高速衛星伝送技術ができているなら、2025年と言わず、早く出してほしいものです。
まず海外のアーティストの公演を日本のスーパーハイビジョン劇場で生中継するとか、そういう展開もあるかも。22chも威力発揮ですし、、、。
あー、観たいぃー。
Posted by: BP | May 23, 2009 01:46 PM
まいどでーす。
>やはり目玉はスーパーハイビジョンなんですね。
エントランスでもブースを設けていました。
実用化に向けて文字通りのロビー活動してますわ。
>早く出してほしいものです。
問題は対応テレビがおいくらになるか、ですね。
100万とかならお話にならない。
>あー、観たいぃー。
それでは今年の家族旅行は是非横浜へ^^。
Posted by: shamon(BPさんへ) | May 23, 2009 03:47 PM
いつも楽しく拝見しています。
行きたくて行きたくて行けていないねぶたを思い出しました!私はいつ行くことになるのかな・・・笑
大阪の税理士事務所さんのサイトで全国のメジャーな祭りのブログパーツを発見!面白かったのでついでのご紹介でーす!
http://www.cg1.org/parts5/
Posted by: 神戸の税理士 | May 26, 2009 06:27 PM