「東のエデン」第二話 『憂鬱な月曜日』
ノイタミナで放送中。作品公式ブログはこちら。
今週から関西、東海でスタートしました。
第一話は滝沢と咲の出会い、
この第ニ話は距離を縮めていく二人の姿と新しいセレソンの登場が描かれます。
軽めに感じた第一話と違い、
いろんな要素(登場人物、背景)が顔を出してきてますね、いい感じ(^^)。
東京の街に蔓延する重い雰囲気&新セレソンがいい"タンニン"(苦笑)。
でもって滝沢の秘密?がほろりと顔を出す”疑問と回答の連鎖”もきっちり入れこんで
上々の仕上がりでした。
今回強調したいのはキャラクター・滝沢の魅力。
実に素敵な男の子に描いています^^。
イケメンで肝が据わってて飄々としててどこか色気がある。
総作画監督に中村さんを抜擢したのが功を奏してます。
この人が描く線は艶かしくてキャラクターに独特の魅力を与えますから。
彼に惹かれていく咲に自分をオーバーラップさせる女性も多いんじゃないでしょうか。
こちらの監督インタビューに寄ると、
誰かのために何かをするのが損だと思われてしまう風潮へのあきらめ。自分がやらなくてもいいのではないかという甘え。「そんな風にあきらめさせたり、甘えさせてしまう世の中の“空気”に逆らう、きらめきを持った元気な男の子を描いてみたかった。
とのこと。
監督の狙い、今のところうまくいっているようです。
舞台が東京に移ったことで背景美術が気になるところですが、
相当なロケハンを重ねたのでしょう、豊洲の風景ばっちりですよ、ええ(笑)。
神山監督は背景美術出身、かつてのキャリアが世界観にたっぷりと生かされています。
来週第三話は「レイトショーの夜に」、シネコンで何が起きるのか。
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Comments
こんばんわー。
いろんな意味で時代と併走してるアニメですね。
今のところ時事ネタにも完全対応してますし・・・(^^;。
こういう切り口で神山アニメについて書けるとは、予想もしてませんでした。
>いろんな要素(登場人物、背景)が顔を出してきてますね、いい感じ(^^)。
今はまだバラバラな要素がどうまとまってくるのか、
11話の中で見せる味の変化に期待しています。
>東京の街に蔓延する重い雰囲気&新セレソンがいい"タンニン"(苦笑)。
イヤな意味で「熟成した」オッサンですよね(^^;。
このハードなオッサンが、しなやかな滝沢とどのように対決していくのでしょうか。
>豊洲の風景ばっちりですよ、ええ(笑)。
某夏冬イベントでよく通ってたので、再現度は私も保証します(^^;。
風景がリアルだとキャラの存在感も増しますよね。
Posted by: 青の零号 | Apr 23, 2009 09:33 PM
こんばんはー、コメントありがとうございます。
>今のところ時事ネタにも完全対応してますし・・・(^^;。
すっぽんぽんですか(爆)。
彼、よっぽどストレスがたまっていたんでしょうね。
>イヤな意味で「熟成した」オッサンですよね(^^;。
しかも見るからに保管が悪くて変な熟成してるっていう(爆)。
>風景がリアルだとキャラの存在感も増しますよね。
空気感を表すのに風景って大事ですよねー。
美術出身のキャリアが生きてます。
Posted by: shamon(青の零号さんへ) | Apr 25, 2009 11:39 PM