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Dec 11, 2008

「コールドケース」2ndシーズン 第20話『ナイフ Kensington』

AXNで放送中(公式サイトはこちら)。

未解決事件(Cold Case)を扱う海外連続刑事ドラマシリーズです。
このブログでも2回ほど取り上げていますが、
フィクションとはいえ時を経て明らかになる真実には
いつも残酷で辛い結末が待っていて
鑑賞後はいつも重苦しい気持ちに襲われます。
それでも観てしまうのは脚本が人間をしっかりと描いていて
事件を追う主人公達の優しさに救われるから。
けれど先日1ヶ月ぶりに観たこの回は
彼らの優しさすら何一つ救いにならないと思えるような内容でした。

事件の舞台は1984年フィラデルフィア州のケンジントン
ある繊維工場が不景気から閉鎖され、従業員は全員解雇。
荒れる町と人々の心、そして起きた殺人事件、犯人は見つからず迷宮入り。
20年ぶりに手がかりを得たリリー(主人公)達が
その真実に迫っていく。

というストーリー。

裕福ではなくても真面目に働く人々のささやかな幸せを
”未曾有の不景気”が容赦なく襲う。
昨日まで仲がよかった同僚が
今日からは職を奪い合う敵になり
家を追い出す側と追い出される側になり
そして哀しい争いの挙句に悲劇が起こる。
不景気は職だけでなく人間関係までも破壊する、
それをまざまざと見せつけられた回でした。

現在、日本だけじゃなく世界に吹き荒れているレイオフの嵐。
#どうしてリストラって言うの?レイオフっしょ?>マスコミ各社
自動車業界の非正規従業員の大量解雇から始まり、
ソニーやIBMのように正規従業員とて例外ではなくなってきました。
突然の金融危機に振り回された企業側にも言い分はあるでしょう。
でも規制緩和をいいことに
好景気の時はかき集めておいて
悪くなった途端放り出すように解雇するのは
あまりに人を軽んじている。
レイオフが駄目というのじゃない、
役員報酬等削るところを削って
ワークシェアリングを導入するなりして
それでも駄目なら解雇対象者にはできるだけのことをして・・・じゃない?

人員削減と同じ数の人生と家族がある。
でもこの未曾有の不景気の前には
こんな当たり前のことすら吹っ飛んでしまうのかな。
哀しいご時世です。

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Comments

こんにちは、スイスからです。
Petit cervinブログのURLが変りましたのでお知らせしておきます。
http://sun.ap.teacup.com/petitcervin/
リストラとレイオフ、、
日本企業がなぜレイオフと言わないか?
レイオフには再雇用する義務があるからでしょうね。


Posted by: Petit cervin | Dec 14, 2008 at 06:52 PM

こんばんはー、リンク変更のお知らせありがとうございます。

>レイオフには再雇用する義務があるからでしょうね。
そしてリストラ(再構築)という言葉が建前上使いやすいからってのもあるでしょう。
人減らしも「再構築の一環で・・」といういいわけが出来る。
自分達に都合のいいように言葉を取り入れる日本人らしいやり方です。

トヨタは役員レベルの賞与をゼロにすると言い出しましたが・・・果たしてどうなるのやら。

Posted by: shamon(Petit cervinさんへ) | Dec 14, 2008 at 11:05 PM

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