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Aug 22, 2008

「アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス」~自然を愛した画家からの、心暖まるメッセージ~展

損保ジャパン東郷青児美術館にて8/31まで開催中。
公式サイトはこちら

上野公園は巨匠の来日で賑わっていますが、
新宿では心温まる小さな展示会が開かれていました。
先日夏風邪が小康状態のときに観た時のレビューです。

主役の二人について少々ご説明をば。
アンドレ・ボーシャンはフランスの元園芸師、
48歳の時にサロン・ドートンヌにて認められました。
そしてグランマ・モーゼスは農家の主婦として人生の前半を送った人ですが、
得意の刺繍が目の老化でできなくなったことから絵筆を握り、
79歳の時に展覧会に出品されて画家として認知され、
80歳で個展を開き101歳で亡くなるまで絵筆を握り続けました。
齢90を越して現役だった画家はとても少ない(現在では確かワイエスくらい)ことを
考えるとすごいバイタリティ。
二人とも最初の半生での経験がその感性と観察力を育み
才能を開花させたのでしょうね。

展覧会の構成はボーシャンが60%、モーゼスが40%で
どちらも穏やかな色彩がキャンバスを飾っていました。
ボーシャンは「静物画のルソー」って感じで(笑)、
色彩がとてもルソーに似ています。
ただ人物描写はどちらもちょっと・・かな?
好みとしてはモーゼス、雪景色もキラキラしてきれいですが、
「夏」や「イマジネーション」のように緑が美しく自己主張してる絵も
捨てがたい。
二人の素朴な作風は巨匠絵画のように遠い星じゃなく
すぐ傍にある暖かな暖炉みたい。
だから見ていて心がなごむのでしょうね。

人生の後半から画家としてのキャリアをスタートした二人、
その気になればいつでも新しくスタートが切れるんだなって
凡人の私はなんだか勇気付けられた気がします。
穏やかでやさしい絵画たち、
夏の強い日差しに疲れたときには
ふらっと寄って癒されてください^^。

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損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の 「生きる喜び 素朴絵画の世界 アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス展」に行って来ました。 正直なところ、素朴派と称される画家たちの絵は好みではないため、この展覧会はパスするつもりでいたのですが、「良かったから是非観に行ってみて下さい」と知人のY氏が力説。チケットまで頂戴したからには行かないわけには行きません。 アンドレ・ボーシャンはルソーほどメジャーではないですが、素朴派を扱う展覧会では必ず数点出展される作家さん。苗木栽培を生業としてい... [Read More]

Tracked on Aug 28, 2008 02:27 PM

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