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Aug 18, 2008

DVD「マルホランド・ドライブ」デイヴィット・リンチ

通院ついでに借りてきました。
2001年の作品で公式サイトはこちら

「難解」「不条理」などなど
押井監督以上にその作品にはこの手のキーワードが並ぶ
ハリウッドの奇才デイヴィット・リンチ監督の作品です。
「ストレイト・ストーリー」はCSを途中から見ただけで、
有名な「エレファント・マン」「ツイン・ピークス」すら見てない私ですが
BPさんのアドバイスに従ってまずはこれをチョイス、っと。

で見終わった感想。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・こ、これがリンチ映画なのね(・・;;;;。」

です・・・・・・・・・・・・・・^^;
ハリウッド映画につきものの

・くどい長回しのカメラワーク
・でかいだけの音響
・やたらとBGM&効果音

がなく、RPG的な出来事を消化していくストーリーでなく
登場人物の視線と呼吸音だけで構成された映画です。
潔いくらいに静かな映像をどこか手ぶれなカメラワークが
作品を奇妙に不気味に仕上げてる。
前半の静かでミステリアスな雰囲気から、
後半は淫靡てんこもりでドン引き(あの類の描写に弱いんです^^;)。
あれよあれよと場面が入れ替わる展開に
「な、なんでこうなるの^^;。」。
そうこうするうちに青白く光り輝く衝撃的なラストに
「ええっーーーーーっ!!!」。
wikiによるとお話の中身はこう("ネタバレに注意"をクリック)らしいんですが、
○○だけで2時間半近くもたせるかー。>リンチ監督。

すっかり毒気に当てられてしまって
鑑賞後はぐったりsweat02
これは好き嫌い、合う合わないってレベルじゃ語れません。
いや、語っちゃいけない気がする。
はっきり言えるのは
「限りなく敷居の高い訪れる人を選ぶ専門料理店」に
一見が気安く入るもんじゃないってことですね。
恐るべし、リンチthunder

やはり初心者は「ツイン・ピークス」から出直すべきかしら、とほほ。

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Comments

 shamonさん、こんばんは。

 毒気作品を推奨し、夏風邪の中、さらに体調を悪くさせてしまったのでは、と責任を感じるBPです(>_>後半は淫靡てんこもりでドン引き(あの類の描写に弱いんです^^;)。

 リンチ作品はだいたいはそんなシーンが混入してますので、ご注意ください。『ツイン・ピークス』はさすがにTV作品なのでほぼ大丈夫です。が、他の作品は基本、混入してます。(あ、『デューン砂の惑星』と『ストレイト・ストーリー』は大丈夫)

 mixiでも書きましたが、もしまだリンチに付き合ってみたいと少しでも思われるのでしたら、次は『ストレイト・ストーリー』しかありません。これはまったくリンチとしては異例の心洗われるいい話ですので(^^)。

 本当に風邪がこの映画でぶり返さないことを祈るばかりです。うちの家人は『ブルー・ベルベット』で気持ち悪くなって体調崩しました。本当、リンチはお奨めするのは要注意なのでした。ごめんなさいです。

Posted by: BP | Aug 18, 2008 at 11:22 PM

 shamonさん、こんばんは。
(すみません文章が一部おかしくなってるので再ポストです)

 毒気作品を推奨し、夏風邪の中、さらに体調を悪くさせてしまったのでは、と責任を感じるBPですcoldsweats02

>>後半は淫靡てんこもりでドン引き(あの類の描写に弱いんです。

 リンチ作品はだいたいはそんなシーンが混入してますので、ご注意ください。『ツイン・ピークス』はさすがにTV作品なのでほぼ大丈夫です。が、他の作品は基本、混入してます。(あ、『デューン砂の惑星』と『ストレイト・ストーリー』は大丈夫)

 mixiでも書きましたが、もしまだリンチに付き合ってみたいと少しでも思われるのでしたら、次は『ストレイト・ストーリー』しかありません。これはまったくリンチとしては異例の心洗われるいい話ですので(^^)。

 本当に風邪がこの映画でぶり返さないことを祈るばかりです。うちの家人は『ブルー・ベルベット』で気持ち悪くなって体調崩しました。本当、リンチはお奨めするのは要注意なのでした。ごめんなさいです。

Posted by: BP | Aug 18, 2008 at 11:25 PM

まいどです、BPさん。

mixiも拝見しました。
えーと体調は全く問題ありません。
ご心配ありがとうございます^^;。
あ、例のブツは来週行くのでもうちょいお待ちを。

なんといいますか「黒魔術」みたいな作品でしたね。
見るほどにどんどん悪夢に堕ちて行くって感じ。
よくわかりませんがリンチファンにはこれがたまらないのでしょう。
でも前半の雰囲気はとても気に入ってたんですよ。
「この雰囲気は好みだわ」って。
調子コイてたら後半で撃墜されました^^;。
で、昨日コレを返すついでに借りてきましたよ、
「ストレイト・ストーリー」(爆)。

>他の作品は基本、混入してます
やっぱり^^;。
でもこの作品の二人の女優さんは美しく演技も素晴らしく記憶にはっきり残りました。
リンチ監督の女優を美しく撮る才能は素晴らしいのですね!

>『ブルー・ベルベット』
これ、アマゾンで調べたんですが相当強烈そうですね^^;。最新作の「インランド~」は今思案中ですが、これはやめときます・・・。

Posted by: shamon(BPさんへ) | Aug 19, 2008 at 06:12 PM

連投失礼いたします。
shamonさん夏風邪で具合悪そう、と心配してましたが
そんな中で『マルホランド・ドライブ』初体験とは。
その無謀さには脱帽します(笑)。

『マルホランド・ドライブ』は好きな映画のひとつです。
リンチ作品の中では比較的ちゃんとした筋らしいものがありますし。
もしshamonさんに見返す気力があれば、次の点に注目すると
何かわかるかもしれません。

・冒頭のダンスはジルバである
・ヒロインがハリウッドに来るきっかけは?
・作品タイトル(道路標識)が出る直前のカットに注目

BPさんが『スカイ・クロラ』との相似性に触れてましたが
私も同じ感想を持ちました。
赤いランプの使い方とか、フラッシュバックの部分とか。
押井さんってもしかしてリンチ好きなんでしょうか?

Posted by: 青の零号 | Aug 22, 2008 at 10:29 PM

 青の零号さん、こんにちは。

>>BPさんが『スカイ・クロラ』との相似性に触れてましたが私も同じ感想を持ちました。

 あ、やはり連想しますよね。雰囲気的な影響はきっとあります。

>>赤いランプの使い方とか、フラッシュバックの部分とか。

 具体的には僕は感知してませんでしたが、言われてみると確かにおっしゃるようなシーンが近似してますね。

>>押井さんってもしかしてリンチ好きなんでしょうか?

 以下のBlogに関連記事があります。
 http://xn--owt429bnip.net/2005/07/eureka16.php

>>『マルホランド・ドライブ』観たからそう言うんだけどさ。「あれはすげぇ映画だ」ってさ。ここ数年で一番インパクトあったよね。参りました。」(『犬からの手紙 第6号』野良犬の塒、04年8月発行)

 僕もこの同人誌持っていますが、このBlog「野良犬の塒」の教官さんによるインタビューは貴重です。
 
 押井守はタルコフスキーをずっと絶賛してましたが、リンチに関してはあまりこうした発言を読んだ記憶がありません。このインタビューの感じだと、『マルホランド・ドライブ』でリンチの凄さを知ったということのようです。僕もそれなりに観てはいましたが、実は『マルホランド・ドライブ』で打ちのめされました(^^;)。

Posted by: BP(青の零号さんへ) | Aug 23, 2008 at 12:31 PM

こちらにもありがとうございます。
「さらば愛しきルパンよ」でようやく毒気が抜けました(笑)。

>その無謀さには脱帽します(笑)。
今思うとほんと無謀でした。
しかも遮光カーテンをびっちり締め切って
可能な限り暗くして鑑賞したので
さらにダブルパンチ(笑)。
淫靡シーンでは椅子ごと後ずさりしてました^^;。

押井監督についてはBPさんのコメントがあるので
割愛しますが(BPさん感謝っ!)、
体調が良くなったら機会を観てもう一度チャレンジしようかと思ってます。
淫靡は苦手ですが作風は好みですし
女優さんの美しさが素晴らしい。
それに「敷居の高い専門店」ってチャレンジ市街ありますから(笑)。

Posted by: shamon(青の零号さんへ) | Aug 23, 2008 at 02:12 PM

shamonさん、ご無沙汰しております。

あはは、1年越しで"BPさんの提案"が通ったんですねぇ(笑)

>「敷居の高い専門店」
なるほど!リンチ作品にはそんな表現が適切かもぉ(^^;)

今更ですが、"リンチ・ワールドへのエントランス"としては、映画版の「ツイン・ピークス~ローラ・パーマー最期の7日間」か「ワイルド・アット・ハート」であればさほど難解でもなく観やすいかもしれません。
特にワイルド・アット・ハートなら、ご存知の俳優さんも多く出演されてますし、受け入れ易いかも?
BPさん、いかがでしょうか?

Posted by: SAC | Aug 23, 2008 at 11:44 PM

おひさしぶりです!生きてたのね~(笑)。

>そんな表現が適切かもぉ(^^;)
有名だけどとても~ってお店みたいですよ、ホント。

>「ツイン・ピークス~ローラ・パーマー最期の7日間」」
「ツイン・ピークス」といえば古本屋で「銀星倶楽部」を見つけたんですが、リンチの特集号(確か1991)がありました。この頃から人気の監督だったんですね~。

>「ワイルド・アット・ハート」
男女の逃避行ってのが「俺たちに明日はない」みたいですね。でもセックスと暴力はちょっとー^^;。

やはりここはにわか「ピーカー」を目指すべき?

Posted by: shamon(SACさんへ) | Aug 24, 2008 at 08:56 PM

 SACさん、お久しぶりです。

>>今更ですが、"リンチ・ワールドへのエントランス"としては、映画版の「ツイン・ピークス~ローラ・パーマー最期の7日間」か「ワイルド・アット・ハート」であればさほど難解でもなく観やすいかもしれません。

 確かにそんな気もしますが、どちらも淫靡なシーンはあるので、僕は挙げませんでした。あとはshamonさんがリンチにどれだけアクセスされるかでしょうね。レンタル店の100円期間とかでTV版『ツイン・ピークス』もいいかも(^^;)。

P.S. 先日川本美術館、行ってきました。火曜のエントリでトピックにしましたので、Blog、ご覧いただければ幸いです。

Posted by: BP(SACさんへ) | Aug 24, 2008 at 09:00 PM

shamonさん、BPさん、SACさん、こんばんわ。
リンチファンお二人でshamonさんをリンチワールドへと
引き込みつつあるようで、今後が楽しみです(笑)。
私はシロウトなんで、横から生暖かく見守ろうかと。

>BPさま
やはり押井さんはリンチ好きでしたか。
押井さんベルメール好きだから、リンチの写真作品なども
評価してそうですね。
貴重な記事をご教示いただき、ありがとうございます。
ちなみにエウレカセブンからリンチへ引いてきてるという
記事の構成もツボでした。あんなアニメを朝7時から、
しかも日曜日にやってたんですからね~(^^;。

>見やすいリンチ
ややリンチらしくないけど、やはり『デューン』でしょうか。
あの映画は炎の前で踊るエイリアが全てな気もしますが・・・。
あれこそ元祖“Fire Walk with Me”だったりして。
ショーン・ヤングも美しいですよー、shamonさん。

>「敷居の高い専門店」
しかもメニューには「シェフのおまかせ」しかないうえ
何を食ったのか食後にもわからないことも多いとか(笑)。

Posted by: 青の零号 | Aug 24, 2008 at 11:33 PM

>横から生暖かく見守ろうかと。
ヾ(--;。

「デューン」は今思案中です。
原作読破してないし(途中で挫折した・・)。

>しかもメニューには「シェフのおまかせ」しかないうえ
>何を食ったのか食後にもわからないことも多いとか(笑)。
そしてもう一度確かめたくて来店しドツボにはまる(爆)。

Posted by: shamon(青の零号さんへ) | Aug 25, 2008 at 08:28 PM

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