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Jul 31, 2008

「高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。 スタジオジブリ・レイアウト展」

Nausicalayout_2
(会場内のショップで販売されているナウシカのレイアウトレプリカポストカード)

東京都現代美術館で開催中の
「高畑・宮崎アニメの秘密がわかる。スタジオジブリ・レイアウト展」
を見てきました。公式サイトはこちら

レビューの前に1つ。
この展示会は事前にチケットをローソンで日時予約購入が必要です。
当日直接行っても美術館でチケットは販売していません。

土日や盆休みに行こうかなって思ってる方まずチケットゲットですよ~。
お気を付けください。

では以下レビューです。長文ですのでご注意くださいm(__)m。

余裕を持って昼前に美術館前に到着、
予約時刻の12:00に入場しました(入場は予約時刻後60分以内)。
客層は夏休み中の学生さんや親子連れが多く
私のような一人客や大人二人連れもちらほら。

言うまでもなく館内は撮影禁止です。
でもちゃーんと記念撮影スポットがありますので
そこで撮影したい方はカメラをお忘れなく(^^)。

ちなみに音声ガイドは「千と千尋の神隠し」で千尋を演じた柊瑠美さんです。

展示は
「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「となりのトトロ」
から始まりました。
早くもここで混雑、前に進みません^^;。
予約制じゃないのか~と口から文句が出かけた。
でも考えてみればこの3つはトップクラスの人気を誇る作品、
誰だってゆっくり見たい。混むのも当たり前ですよね。
てなわけで素直に諦めてのんびり鑑賞といたしました。
3作品ともレイアウト用紙は黄ばんでいて年月を感じさせましたが、
鉛筆の線や色鉛筆の色彩はしっかりしていて
きちんと保存されていたことがよくわかります。
人物を描いた柔らかでありながら力強い線にほれぼれするし、
用紙に書き込まれた細かな指示に制作の一端を知ることができます。
どんなシーンのレイアウトがあるかは観てのお楽しみ(^m^)。
冒頭の写真はナウシカのレイアウトですが、
左上の文字が当時の制作スタジオ「トップクラフト」。
この「トップクラフト」が後に「スタジオジブリ」となって
「ラピュタ」を世に送り出しました。
その後の躍進は皆様がご存知の通りです。

「トトロ」の後は「火垂るの墓」「魔女の宅急便」(1枚だけ^^;)、
「紅の豚」「おもひでぽろぽろ」「平成狸合戦ぽんぽこ」
「耳をすませば」「もののけ姫」「猫の恩返し」等
有名な作品が次々と並び、圧巻は

数百枚に及ぶ「千と千尋の神隠し」のレイアウト!

びっしりと所狭しと並べられていました。
あっち向いてこっち向いて見上げて眺めてたら首が痛くなったわ。
そして「ハウルの動く城」「ゲド戦記」と続いた後はなぜか

「アルプスの少女ハイジ」
「母をたずねて三千里」
「未来少年コナン」
「ルパン三世 死の翼アルバトロス」(宮崎駿監督が照樹務名義で監督)
「赤毛のアン」
「名探偵ホームズ」
「じゃりんこチエ」^^;

などが(爆)。
「ジブリ展示会じゃなかったの?」と突っ込むのも忘れ(笑)、
名作たちとの思いがけない”再会"にびっくりー。
でも「パンコパ」と「カリ城」と「さらば愛しきルパン」(照樹務名義 2008/8/22リンク追加)
1枚(2008/9/10追記)ないのは思いっきり不満ですぞっ(笑)!>主催者。

レイアウト展示の最後は最新作「崖の上のポニョ」。
この作品はまだ観てないんですが
予告だけじゃなくレイアウトを観てもなんだか線が細い・・。
宮崎監督、お年で線が細くなっちゃったかな?
ちょっと頼りない印象です。
「ポニョ」のネタバレを気になさる方は、
映画を観てからこの展示会を観たほうがよいでしょう。

「ポニョ」の次はレイアウトを基にしたアニメがどうなるか
映像とレイアウトを並べて見せてくれました。
高畑監督のインタビューも上映されています。
そして最後に待つのはフォトロケーション。
ジブリ作品の名場面?をバックに記念撮影が出来ます。
お子様には床に描かれたトトロの上でごろごろしていただけます(笑)。
自分オリジナルのマックロクロスケを書いて壁にぺたぺたできます。
レイアウト展示では少し退屈そうだった小さな子供達もここでは生き生き、
楽しい夏休みの思い出が作れそうですね。

出口近くには特設ミュージアムショップ。
レイアウトレプリカは冒頭に載せたはがきサイズだけじゃなく
原寸大もありますが、いかんせん種類が少ない・・・。
これが難点かなぁ^^;。
そもそもレイアウトって指示とかいろいろ書き込んである機密書類だし、
芸術作品として見せるものじゃないから商品化するのが難しいのでしょうね。
冒頭のナウシカとラピュタ(シータとパズーと石のおじじ)に魔女宅(キキ)の
レイアウトレプリカポストカードを買いました。1枚157円。
で、悩みに悩んだのが図録。
重いしでかいし高いし(2900円)この展示会の後にも予定があったし
悩んだ末に購入を見送りました。
でも内容は凄くいいので遠方で来られない方のためにも
是非とも通信販売してあげてほしいです。

混雑具合ですが平日でしかも正午ってこともあり
人気作品以外はすんなり見られました。
土日や盆休みは予約制とはいえそれなりに混むでしょうから
冒頭の3作品の混雑は覚悟が必要でしょう。

最後に交通手段について。
ここはどこのメトロの駅からもかなり歩く上に道もわかりにくい。
美術館の前に止まるバスがあるのでバスを利用したほうがいいかも。
こちらのリンクを辿っていくとメトロの主要駅をバスが巡回しています。
「夏休みなので上京して観にいくっ!」って方は
本数少ないけど丸の内(東京駅)からバスという手が使えます。
時間かかるけど迷路のような東京の地下鉄で
この酷暑の中うろうろするより絶対楽だと思います・・。
ただどのバスを使うにしろ
予約時間に間に合うように余裕を持って行動されることを
オススメします。もちろんメトロも同様です。

私は前回の大岩オスカール展で暑い中歩くのに懲りて
今回は行きも帰りもバスにしました・・。ちょー楽チンでした。
しかし利用した某メトロ駅都営バスの停留所には
「ジブリ展のため混雑が予想されます。どうかご理解ください。」
と貼り紙。恐るべし、ジブリ人気(^^;。

だらだらと書いてしまいましたが、この充実した展示会は
昔のジブリが大好きな人(爆)、今のジブリも好きな人、
どちらの方にもオススメです。
資料としても非常に貴重なものばかりなので
絵の勉強をしている方にもいいんじゃないかな。
これから行かれる&行きたい方のご参考になれば幸いです。
長文にお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m。

☆当ブログ スタジオジブリ関連展示会エントリ
「ジブリの絵職人 男鹿和雄展 トトロの森を描いた人」


☆当ブログ 宮崎駿・高畑勲映画エントリ
「パンダコパンダ」「パンダコパンダ 雨降りサーカス」

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Comments

見るの大変だったですね。でも、うらやましいような・・・。
宮崎アニメの主人公の名前の不思議をブログに書いています。お暇なら読んでくださいね。

Posted by: みほか | Jul 31, 2008 at 03:32 PM

はじめまして。コメントありがとうございます。

男鹿展ほどの混雑ではないけど
行くだけでここは疲れますから・・・^^;。
でも内容はとてもよかったので満足です。

ブログ、拝見させていただきますね^^。

Posted by: shamon(みほかさんへ) | Jul 31, 2008 at 09:22 PM

 shamonさん、こんばんは。

 あー、もう行かれたんだぁーー。

 実はこの展示の図録が良さそうなのを某Blogで読んで、shamonさんが行かれるのなら、僕の分も図録を一冊立て替えて購入して送っていただきたいなー、お願いのメールしようかなー、と思っていたのです(^^;)。しまったーー、一歩、遅れたー。(ずうずうしいこと勝手に思っててすみません)

 HP見てもどうやら通販はなさそうなので、別の東京の方にお願いしてみようかなー、と思います。

 でも展示会充実してたようですね。
 僕は「アルバトロス」のレイアウト、観てみたい。本当はshamonさんも書かれている「さらば愛しきルパン」が一番観たいのですが、、、。あの頃の宮崎駿がもっともあぶらがのってたと思うのは僕だけでしょうか。

Posted by: BP | Aug 01, 2008 at 12:24 AM

まいどです。BPさん。

>あー、もう行かれたんだぁーー。
すんませんー^人^;。
行く日時をご連絡しようと思ったのですが
気づいたのが前日の深夜だったので・・・^^;。
名古屋や大阪にも巡回してくれるといいのですが。

内容は充実しまくりで
作画ファンには必見で垂涎な代物だらけです。
ホームズやコナンのレイアウトが観られるなんて思ってもみませんでしたよー。
図録には全部載ってて今だ後ろ髪惹かれる想いです、はい。
図録だけ買いに行こうかな・・って思ってしまう。
(レイアウトレプリカは駄目ですが図録だけ売店で買えるのです)

>あの頃の宮崎駿がもっともあぶらがのってたと
同感です。ポニョはなんだか線が細いので鑑賞に二の足を踏んでます。

Posted by: shamon(BPさんへ) | Aug 01, 2008 at 09:15 PM

shamonさん、TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m
毎日暑いですが、溶けてませんか~
昨夜のプロフェッショナルを先に観ていれば、映画もこのレイアウト展も視点が違ったなぁと後悔しちゃいました。 まだ始まったばかりなのでもう一度行こうかな~♪
ポ~ニョポ~ニョポニョ人面魚~♪

Posted by: cyaz | Aug 06, 2008 at 12:27 PM

まいどでーす^^。コメント&TB感謝です。

>溶けてませんか~
オーブンの中のチーズのように溶けそうです~。
そちらはダリの時計状態かな(^m^。

私も9月に再突撃しようと狙っています。
夏休み期間は混みそうだし~。
そもそもこのイベントって1回の定員ってどれくらいなんでしょうね?

)?

Posted by: shamon(cyazさんへ) | Aug 06, 2008 at 08:32 PM

こちらも行ってまいりました~。
質量ともに充実した展覧会だったと思います。
ジブリ美術館のスタッフである田中さんと三好さんが
展示構成を担当した、という部分も大きいのでしょう。
他のアニメで同種の展覧会をやったら、このレベルには
なかなか届かないかもしれません。

あと、行く前に美術手帖で予習しといて正解でした(^^;。

ポニョ、まだ行ってませんか?
私はそれなりに満足できましたが、shamonさんが
あれをどう受け止めるか、すごく興味あります。

Posted by: 青の零号 | Sep 20, 2008 at 06:20 PM

こんばんはー。コメントありがとうございます。
美術手帖は予習に最適テキストでしたでしょ?

>なかなか届かないかもしれません。
ですよねー。
モノがどんなによくても見せ方も重要ですから
よい展示構成でよかった。

ポニョはですねー、
どうしようかなって思ってたら
リンチに引っかかって
クエイに引っ張られ
青の零号さんのコメントを拝見するまで
すっかり忘れてました(爆)。

Posted by: shamon(青の零号さんへ) | Sep 22, 2008 at 07:56 PM

いいですね~行けて♪
ボクもジブリ大好きなので
行きたかったなぁ・・・。

今、自分の部屋を「小ジブリ美術館」
にしようとしています(笑)

よかったら、ブログに見に来てくださいね♪

Posted by: 竜眼寺文蔵 | May 03, 2010 at 11:23 PM

はじめまして。コメントありがとうございます。
ブログも拝見しましたよ。大のジブリファンなんですねー。すごいコレクション!

東京でのレイアウト展は2年前でしたが、とてもよい内容だったので2回見ました。
今は名古屋で開催ですね。

Posted by: shamon(竜眼寺さんへ) | May 05, 2010 at 10:19 PM

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