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Oct 28, 2007

おふらんすな日々 その2「Reim~Cathedrale Notre-Dame」 

Reimndinsidestendglasscourse01
パリの東北東140kmに位置するReims(ランス)。

約半世紀前、一人の日本人がこの地を訪れました。

戦前の日本に生まれたこの人物は早くしてフランスに渡り、

磨きぬいたその画力を武器に世界で賞賛を浴びました。

一時帰国するものの大戦後には長く過ごしたフランスに帰化、

さらにその数年後この大聖堂で洗礼を受けクリスチャンになりました。

この人物の名はレオナール・フジタ、日本名を藤田嗣治。

神が降り給うた戴冠の地に、彼は今静かに眠っています。


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朝10時前TGVにて到着、地図を見ながらノートルダム大聖堂へ歩くこと10分、
前方に見えてきたのが左の写真です。大聖堂を左側面から撮影しました。
更に近づいて撮ったのが右の写真。
ステンドグラスを通して輝く朝日が美しい。
半世紀前、藤田が観た朝日も同じだったかもしれませんね。
しばらく見とれた後、正面へ回りました。

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この巨大な建造物は上空から見ると十字架の形をしています。
だけど天に向かって伸びる両脇の塔は天を仰ぐ人間の両腕のよう。
ゴシック建築の粋を集めた美しく荘厳な姿に圧倒されます。
”テクノゴシック”と呼ばれた押井守監督の「イノセンス」に出てくる択捉の建物は
ここを参考にしたのでしょうか。
正面の3つのアーチのアップは

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です。それぞれに巨大な丸いステンドグラス。
そして真ん中のアーチの上部にあるのがバラ窓、
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手前には彫刻、そして巨大なステンドグラス。

一通り外側を見た所で中へ。尚、入場は無料です^^。
曲線が美しい高い高い天井が迎えてくれました。
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左写真は奥に向かって右側の通路、
右写真はバラ窓と中央アーチのステンドグラスです。
以下、中の様子を写真でお楽しみください。
Reimndinsidestendglass03 Reimndinsidestendglass04

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ステンドグラスはどれも美しいものでしたが、
十二使徒(中段右側)とシャガールデザイン(下段右側)が
特に印象に残りました。シャガールの前には各国語による
説明板があり人気の高さが伺えました。

内部には人口の照明がほとんどなくステンドグラスから差し込む光のみ。
ここで洗礼を受けた藤田はどんな思いでその光を見つめていたのでしょうか。
洗礼を受けた数年後藤田は亡くなり、ここで盛大な葬儀が行われました。
藤田はこの場所から天へ帰っていったのです。

ここでの最後の写真は

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バラ窓及びアーチのステンドグラスです。
かなり離れて撮影してやっと収まりました^^;。
もしこれを見てランスに行こうと思われた方、
一眼レフデジカメかハイビジョンカメラ持参をオススメします。

一通り見学して時計を見ると1時間半が経過していました。
出口近くでもう一度大聖堂内部を見渡した後、
私たちは次の目的地へと向かいました。


=======2007/10/29追記==========================

2007年フランス旅行エントリ
おふらんすな日々 その1「出発~Gare de l'Est」

当ブログ 藤田嗣治関係エントリ
「美の巨人たち」藤田嗣治特集(2006/4/8)
(乳白色の秘密及びシャンパンと藤田の関係)
藤田嗣治展(2006/4/15)
(2006年春、東京で開催された回顧展のレビュー)

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Comments

綺麗なステンドグラスですね!
先日、BShiで藤田の特集(01年の再放送)を録画して見ました♪
昨年の回顧展の記憶が甦ってきました!
『Reims=泡』と自動変換されてしまう私の頭って・・・(*^¬^*)ウィーッ モウイッパイ

Posted by: りゅう | Oct 28, 2007 10:20 PM

まいどです~。
コメントありがとうございます~。
デジカメ写真にうずもれてます~。

ほんっとにきれいなステンドグラスでした。
みーんな上を見上げてましたよ。

>『Reims=泡』と自動変換されてしまう私の頭って・・・(*^¬^*)ウィーッ モウイッパイ
はい、泡で一杯です。
我が家においては財布の中身が泡ですが(爆)。

Posted by: shamon(りゅうさんへ) | Oct 29, 2007 10:08 PM

shamonさん、オカエリナサイ!
直前まで具合が悪そうで心配でしたが、どうやらフランス再訪を
満喫されてきたようで、よかったです。

ランス大聖堂の写真、いいですね~。
側廊や身廊の写真からは、ゴシック建築の特徴である
「垂直指向」の美学を強く感じます。
ステンドグラスもきれい。シャガールの作品はやはり
「青」が印象に残りますね。

旅行記の続きも楽しみにしております。
日程を見ると、後半はワイン祭りになりそうな気配(笑)。

Posted by: 青の零号 | Oct 29, 2007 10:50 PM

こんにちは。
どこにコメントをつけようかと迷いましたが、一番上の写真に惹かれてここにキメ!(^^)
このシャンデリアに「シュバリエ」を彷彿しました!(ベルサイユじゃないけどねw)
ステンドグラスは圧巻でしょうね。ヨーロッパ建築、一度は肉眼で拝みたいものです。
しかし、英語圏以外に極端に及び腰になってしまう私・・・。ヨーロッパならまずはイギリスに行くことでしょう(笑)

Posted by: たいむ | Oct 30, 2007 03:31 PM

こんにちは~、コメントありがとうございます。

お灸も意外な効果があるものです(笑)。
念のため風邪薬も持って行きましたが3日目からは飲んでいません。

大聖堂は本当に美しかったです。
朝もやの中そそり立つ姿を見たときは鳥肌が立ちそうなくらい感動しました。
日本にもそこそこの建築物はありますが西洋の宗教建築物はスケールが違います。
奥行きも高さも段違い、首が痛くなるくらい。

>「垂直指向」の美学を強く感じます。
はーなるほどこういうコンセプトで造られているわけですね。天へ神へ近づこうという意志の現れでしょうか。

>「青」が印象に残りますね。
他のステンドグラスは「赤」が目に残りますが、
シャガールのだけは「青」でしたね。
ちなみにシャガールの隣のステンドグラス写真、
バトーさんと少女のお話を連想しません?

>後半はワイン祭りになりそうな気配(笑)。
ばれましたか(笑)。
そう前半は修行僧の如く、後半はバッカスになった気分でしたよ♪

Posted by: shamon(青の零号さんへ) | Oct 30, 2007 07:30 PM

まいどです。コメントありがとうございます^^。

パリのノートルダムもよいですが、
もしフランスに行く機会があって足を伸ばせるならこっちの大聖堂をオススメしますよ。
TGVが通ったのでパリから日帰りできます。

>英語圏以外に極端に及び腰になってしまう私・・・。

私、英語もフランス語もダメですよ(笑)。
英語はゆっくり話してもらえればなんとか対応できますが、フランス語は挨拶のみ。行く前にCD付の本で少々耳を慣らしておきましたが。

昔はフランス語が出来なければダメだったそうですが、今のフランスは英語がかなり通用します。
パリのホテル、空港、有名観光拠点にワインショップ(笑)、英語が話せるのなら問題ないです。
フランス語で話しかけられて「?」となっていたら、相手が英語で話しかけてきます。だから大丈夫。ただ地方へ行く場合はこの限りではないですので要注意。

パリ市内のメトロやSNCFの駅はフランス語オンリーですが、ストの場合ちゃんと掲示板に貼り紙がされるのでわかります。凱旋門にある空港行のエールフランスバスも乗り場に英語・日本語の表示がありました。
「フランス語がわからないとフランスに行けない」は過去になりつつあるみたいですよ。

Posted by: shamon(たいむさんへ) | Oct 30, 2007 07:42 PM

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