「精霊の守り人」第22話
精霊の守り人アニメ公式サイト
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今までの感想エントリ。
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以下、第22話「目覚めの季(とき)」のやや?ネタバレです。
チャグムはバルサが語るジグロの人生に耳を傾け続けた。
今の自分がかつてのバルサであり、そのバルサはかつてのジグロで
あることを気づいた彼には、もうバルサへのわだかまりは消えていた。
そして自分の運命を受け入れようと決め、バルサに武道を習いだす。
刻一刻と過ぎていく狩穴での静かな日々、しかし春が近づいたある日、
自分を誘うかのように現れたナユグの風景にチャグムは怯える。
刻一刻と近づく春、3人での静かな生活が終わりを告げようとしていた。
原作ではバルサの身の上話とチャグムの決意はそれぞれ分かれての
描写でしたが、アニメではまとめて一気に説明しちゃいましたね。
原作を知っている身としては勿体無いかな~とは思いつつも、
これはこれでよいかと思います。
チャグムは大きく成長しました。
自分が何故助けてもらったのか、
そして守られる立場から守る立場へ変ろうとする決意が
これから彼を大人にしていくのでしょう。
そしてバルサが言った
「あることをなし得る人間が、それを成そうとしないのは罪だ。」
この言葉にはっとした人は多いでしょう。
「攻殻S.A.C」の素子に通じる言葉でもあります。
また今回はバルサとタンダの関係が一つの山を迎えました。
「この冬みたいに一緒に暮らさないか。」
用心棒稼業をしながら放浪するバルサを待ち続けたタンダ、
この機会を逃せば彼女は再び自分の前から消えてしまう、
そう考え意を決して想いを告げた。
けれどバルサの覚悟の前にはその言葉も想いも空気に溶けるだけ。
そしてその一部始終をチャグムは布団の中で聞いてしまう。
お互いを想いながら近づけない二人の会話は
思春期を迎えようとする彼に、どう聞こえたのでしょうか。
次回は第23話「シグ・サルアを追って」。
監督が前半で振りまいた伏線がいよいよ動き出します。
ナユグに誘われるチャグム、その二つの眼は何を観ることになるのか。
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番組関係リンク
MABBY'S EYE(バルサ役安藤麻吹さんのオフィシャルサイト)
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