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Sep 09, 2007

登美の丘ワイナリー「技師長が語るワイナリツアー」プレビューイベント(後編)

ワイナリーツアー後編、行きます!(前編はこちら

楽しい~テイスティングが終ったあとは破砕の作業を見学しました。
↓は畑から収穫した葡萄が到着したところ。葡萄はマスカットベーリーAです。
Hasai1_070908
大きなトラックでどんと積んでくるのかと思ったら
コンテナで少量ずつ分けてそれをまとめて運ぶそうです。
そしてトラクターに移した後↓破砕機へ運ばれます。
Hasai3_070908
↓右上の大きな○印のところから葡萄を入れます。
左下のところから果汁が出てきてタンクの中へ。
Hasai4_070908

滅多に見られない様子に大興奮でした(^^ヾ。

この後はバスに乗ってレストランへ移動。
レストラン・ワインテラスにてお食事タイムがスタート。
お料理はトマト味のスープと野菜サラダに加え、
Pasta_070908 Pork_070908
左)茄子とモッツァレラチーズのトマトたっぷりサラダ
右)生ハムで包んだ公衆ワイン豚のグリルフレッシュトマトソース
でした。どっちもとてもおいしかった^^。
ワインは
Tominouta_070908
です。
左)登美の詩(赤)マスカットベーリーA&メルロ
右)登美の詩(白)甲州&シャルドネ

登美シリーズの中の新顔さんってことでとてもフレッシュな味でした。
白は爽やかで赤は渋みが少なくフルーティ、赤はベリーAの特徴が
よく出ていました。普段赤を飲まれない方でもいいんじゃないでしょうか。
私の隣には大川所長さんがお座りになり(ちょっと緊張)、
ここでもまたまた大熱弁。なんと朝3時起床で収穫をなさってたそうですが、
疲れなど全くお見せにはなりませんでした。すごい、凄すぎます(@@;。
そんな体力と情熱がこのワイナリーを支えているんですね^^。

食事後別室にてまたまたテイスティング。
出たワインは(写真ないです。すみません^^;)。
1.樽発酵甲州2004 3157円
2.樽発酵ロゼ 2004 3157円
3.萌黄台園1997 5267円

の3種類。まずはどれか1つということで私は3を選びました。
品種はソーヴィニヨン・ブランで10年経っているということもあり
きれいな金色のコクのあるワインでした。おいしいおつまみも
いろいろ用意してくださっていて、
Otumami1_070908 Otumami2_070908
こんな感じ(^^ヾ。とてもおいしかったです。
ワインは上の3種類に加え、91年のソーヴィニヨン・ブラン(白)、
89年のカベルネ・ソーヴィニヨン(白)とあと1本が登場。
91年はさすがに年輪を感じさせるコクがあり、
89年のカベルネは複雑な香りとしっかりしたボディが楽しめました。

最後はいよいよ畑へ。バスに乗って見晴らし台園まで移動します。
Miharashidaien_budo070908
(見晴らし台園の展望台から見た畑。
手前がカベルネの畑、奥の白いシートが被っているのがメルロの畑です。)

まずは大川所長から栽培のお話を伺いました。
気象、土壌、気候、人間の努力の4つが
いい葡萄を育てよいワインを造るのだと。
そして畑のほうに降りていろいろとお話を伺いました。

ちなみに上の写真にもある白いシートは
Tonnel_070908
このように葡萄の雨よけなんですね~。
雨が多い日本ならではの工夫です。
垣根の高さはブルゴーニュなどと比べてかなり高め。
湿度が高いからでしょうか。

ではここで畑の写真をば。
Daimoku_070908
○印は接木をした部分です。葡萄はこうやって接木していくのです。
Cs2007_070908 Img_2247
左はカベルネ、右はメルロです。葉についている白いのはボルドー液。
出来るだけ農薬を少なくしているとのことですが、
やはり使わざるを得ないこともあるそうで・・・なかなか難しいのですね。

糖度計でメルロの糖度を見せていただきました。
それによると糖度は現在16度。20度まで待つそうです。
けれどその頃にはイノシシや鳥が葡萄を狙って畑にくるそうで、
その対策のために時折ドーンドーンと雀おどしの音が畑に響いていました。
畑巡りの最後には所長さんによるぶどうの収穫ポーズ。
Vintange_070908
私自身経験がありますが、一つ一つ手摘みするのはとても大変なこと。
積み上げた努力が無駄にならないよう
収穫までよい天候が続きますようにと祈ってしまいました。

これでワイナリーツアーは終了。
お土産にグラス用のクロスとワインラベルアルバムを頂きました。
大切に使わなきゃ。
そしてお手洗い休憩の後ワイナリーに別れを告げてバスは東京へ出発。
3時間後無事新宿に到着して楽しい1日が終りました。

ワイン作りの現場を見るのはこれで2回目ですが、
とても貴重な体験をさせていただきました。
改めてサントリーの広報の方々、
大川所長を始めとするワイナリーの方々にお礼を申し上げます。
本当にありがとうございましたm(__)m。
またご一緒させていただいたブロガーの皆様、
楽しいお話をありがとうございました。

最後にPCの前でこれを読んでくださっている貴方へ、
長文にお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m。

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Comments

サントリーが経営参加している醸造所は独仏二箇所知っています。上手く行っている面とそうでない面が外部からでも良く判ります。

ここでも人件費が設備投資以上に価格に上乗せになってまともな市場競争力を皆無にしているようです。

ワイン作りのマネージメントは大変難しそうですね。

この破砕機は写真では良く分かりませんが、どうしてこうした形式が使われているのか疑問に感じました。

Posted by: pfaelzerwein | Sep 10, 2007 at 03:42 PM

こんばんは。コメントありがとうございます。

日本のワイナリーは人件費がネックだと何かで読みました。特にサントリーは非上場企業とはいえ日本を代表する酒類メーカーですから海外でもそれなりに出しているのかもしれませんね。
経営参加しているのはロバート・ヴァイルとボーモンでしょうか。貰ったパンフレットに名前が載っていました。

>ワイン作りのマネージメントは大変難しそうですね。
トンネル(雨をよける白いシーツ)やら鳥防止の網やらでいろいろ経費もかかるのでしょう。
あとワイナリーの立地がメルシャンに比べると苦しいです(^^;。メルシャンは勝沼だからぶどう狩りの観光客も呼び込めますが、ここはぐっと離れてるため東京から行くとなると考えてしまう。
来週からの本番ツアーはほぼ満席になっているようですが・・・・。

>どうしてこうした形式が使われているのか
写真がもう少ししっかり撮れるとよかったのですが、いかんせんポケットデジカメでは・・すみません^^;。
メルシャンも似たようなタイプを使ってた気がします。日本のメーカーって皆そうなのかな。
シュヴロさんでは確か中に風船が入ったタイプの破砕機だったので正直面食らいました^^;。
収穫は近辺の学生や農家の方々に協力してもらっているそうです。

Posted by: shamon(pfaelzeweinさんへ) | Sep 10, 2007 at 07:07 PM

行きたかっただけに、長い文章大歓迎ですよ!!
本当にいい体験しましたね。
意図的におこなったツアーにしても、それが大きくプラスになる部分が見えていて良いのではないでしょうか。個人と企業との違いもまた、日本ワインの面白さに繋がると思います。
がんばって欲しいと思います。私にとってはどうであれプレーヤーが減るのは良いことではないですからね(^^ゞ

Posted by: koichi | Sep 10, 2007 at 07:21 PM

前後編の力作、お疲れさまでした。
文章からワインの風味やスタッフのワインにかける情熱も伝わってきましたし、
料理のほうもおいしそう。
ちなみに甲州ワイントンって、本当にワイン飲ませて育ててるみたいですね。

雑誌『一個人』で国内醸造家の特集を読み、国産ワインの質やブドウの栽培技術が
大きく向上していることを知りました。
雨の多い日本でのブドウ栽培は本当に大変なんですね。
トンネル(他社でいうレインカット)などは、日本独自のワイン文化ともいえそうです。
現地の苦労が見えると、その土地のワインが気になるもの。
登美の丘産のワインも今度飲んでみよう。

サントリーの経営というと、まずラグランジュが思い出されますね。
格付けシャトーのオーナーが国内企業と聞かされて驚いたのを覚えてます。

Posted by: 青の零号 | Sep 10, 2007 at 10:41 PM

こんばんは^^。コメントありがとうございます。

>本当にいい体験しましたね。
サントリーさんに感謝感謝です(^^ヾ。
市販品だけでなく大切に熟成させているものも試飲できほんとに貴重な体験でした。
ドメーヌ・シュヴロにお世話になった時も感じたことですが、ワインを楽しむにはやはり畑と醸造所を見て作り手とお話しするのことが一番ですね。なかなかできることじゃないけれど。
ちなみにこれ、機関投資家が行う株式投資にも言えることらしいです(苦笑)。どんなに数字を調べても実際に経営者に会うのが一番の決め手と某投資雑誌に載っていました。

またあったら応募しちゃうかも(笑)。

Posted by: shamon(koichiさんへ) | Sep 11, 2007 at 06:10 PM

こんばんは^^。コメントありがとうございます。

ワイントンは臭みがなく柔らかくておいしかったです。このワイナリーに行かれることがあれば是非召し上がってください。
登美の丘もいいワインですよ。輸入物に比べれば高いけれど日本のワインの実力を知るためにもお試しください。

日本のワインは生産者の努力でどんどん質が向上しています。応援してあげたいですね。

ラグランジュ、手に入るまでの苦労話は山本博先生の本で読みました。これからも質を落とさないよう頑張ってほしい。

Posted by: shamon(青の零号さんへ) | Sep 11, 2007 at 06:14 PM

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