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Sep 29, 2007

「精霊の守り人」最終回

『運命には勝てない。
でも、運命には負けない。』
(アニメ「精霊の守り人」制作発表当時の宣伝コピーより)。

精霊の守り人アニメ公式サイト
出版元の「守り人シリーズ」公式サイト(ネタバレ注意です)
I.G20周年記念イベント
「Production I.G THEATER WEEK AT CINEMA IKSPIARI」にて
「精霊の守り人」を大画面にて一挙上映。詳細はこちらへ。

11月よりNHKBS2にてアンコール放送が決定。


今までの感想エントリ。
第1話感想(特番含む)、第2話感想第3話感想第4話感想第5話感想
第6話感想第7話感想第8話感想第9話感想第10話感想 第11話感想
第12話感想第13話感想第14話感想第15話感想第16話感想第17話感想
第18話感想第19話感想第20話感想第21話感想第22話感想第23話感想
第24話感想第25話感想

以下、最終回「旅立ち」のネタバレです。

ラルンガとの闘いを終えたチャグムは皇太子として宮に迎えられた。
母二ノ妃との再会もつかの間父帝からはバルサのことを忘れるように
天子として英雄として生きていくよう言い放たれてしまう。
一方バルサはタンダやトロガイと共にチャグムの恩人として丁重にもてなされるが
手に届かない場所へ戻ったチャグムへ言葉に出せない寂しさを感じていた。
翌日、皇族の御前で報奨を渡されたバルサたちはそのまま立ち去ろうとする。
がそこへモンとジンが近衛士として現れある方向へとバルサたちを誘う。
その先で待っていたものは・・・・。


半年間見続けたこの番組も今日が終わりとなりました。

泣けた。

シュガと狩人達の粋な計らいによる最後の対面、
抱き合うバルサとチャグムの姿に涙でぼろぼろでした。
最後の二人の会話、お互いを名前で呼ぶ機会が
再び来ることを祈ってしまいました。
そして各々が背負った運命に負けないようにとも。

たとえ血がつながらなくとも、
”親”の”子”に注ぐ打算のない愛情と真っ直ぐに向き合う姿勢こそが
辛いことにも立ち向かう力を子供に与え成長させる。
そしてしっかりと受け止められて育った子供は
その愛をさらに次世代へと伝えていく。
この素晴らしいことを改めて感じさせてくれました。
原作と展開は違う部分はありましたが、
読み終わった時の暖かい想いが再び胸に沸き起こった最終回でした。

ラストシーン、バルサは1年前ヨゴへ来た道を今度は故郷カンバルへ向かいます。
命かけて自分を守ってくれたあの人の魂のために。
胸に光るルイシャ(青光石)の美しい輝きは”子”が”母”へ送った”想い”。
これから続く過酷な闘いの中でもきっと彼女を守ってくれることでしょう。
「守り人」の物語はまだまだ続いているのだから。

神山監督以下スタッフの方々は本当にお疲れ様でした。
ロングセラーの原作、「攻殻」の後ということでかかるプレッシャーは
半端なものではなかったはず。
それでも全26話クオリティを落とさずに走りきった。
素晴らしいアニメ版をありがとうございました。
次回作も期待しています。

最後にPCの前でこれを読んでくださっている貴方へ。
アニメ放映終了に伴いレビューもこれで終わりです。
今までお付き合いいただきありがとうございました。
次回は是非ともアニメ「闇の守り人」(実現を熱望!)の
レビューにてお会いできることを祈っております(笑)。

それではまた(^^)/。

当ブログ関連記事
NHKにんげんドキュメント「対話がアニメを作り出す~監督 神山健治~」
「精霊の守り人」上橋菜穂子(原作レビュー)
「闇の守り人」上橋菜穂子(原作レビュー)
「ユリイカ 特集上橋菜穂子 <守り人>がひらく世界」(雑誌の特集)

番組関係リンク
MABBY'S EYE(バルサ役安藤麻吹さんのオフィシャルサイト)

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Comments

 shamonさん、こんばんは。

 長丁場のレビュー、お疲れ様でした。いつも楽しみに読ませていただきました。

>>たとえ血がつながらなくとも、
”親”の”子”に注ぐ打算のない愛情と真っ直ぐに向き合う姿勢こそが
辛いことにも立ち向かう力を子供に与え成長させる。
そしてしっかりと受け止められて育った子供は
その愛をさらに次世代へと伝えていく。

 ここがまさに神山監督が今回描きたかったものなのでしょうね。テレビシリーズならではの長時間を用いた日常描写の積み上げで実現したラストの感動なのでしょうね。

 次に神山監督がどこへ向かうか、楽しみです。
 いっそオリジナル映画をやるという大胆な博打はないのかなー。ビジネスの現実的な選択としては、『攻殻機動隊』の映画第三作かな。

Posted by: BP | Sep 29, 2007 at 11:25 PM

まいどです^^。

ついに終っちゃった~、です。
奇をてらわず静かなエンディングだったけど
それだけに胸に迫るものがありました。

「どんな舞台でも大切なのは人間を描くこと。
ドラマとはそういうものだと思っています」
と監督は「攻殻」の時におっしゃっていました。
この作品でもそうでした。
派手な映像ではなく人と人がどう絆を結んでいくかきちんと描いた手腕を高く評価したいです。

今は原作者上橋さんのコメントを待ちたいですね。わんさかラルンガについて特に(大笑)。

>大胆な博打はないのかなー。
今の株価では(苦笑)ちょっと無理かも。
それに「イケイケで行くのは危険」だと
犬監督が過去の経験から言いそうだし(笑)。
「闇」か「攻殻」かどちらかとは思いますが、
当分は事後処理と例の立喰映画宣伝で忙殺でしょう。
次回作は来年のTAFで発表してくると私は見てます。楽しみに待ちましょう~。

Posted by: shamon(BPさんへ) | Sep 30, 2007 at 03:40 PM

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