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Jul 10, 2007

「パルマ イタリア美術、もう一つの都」展

国立西洋美術館にて2007/8/26まで開催中。公式サイトはこちら

しばしさぼっていた(^^;)美術鑑賞エントリです。
灰色の雲の下、上野まで行ってきました。

イタリアといえば「クォ・ヴァディス」もしくはベネチア、
パルマといえば「生ハム」というレベルの認識しかなく、
事前勉強も全くせずまっさらな状態で行きましたが、
聖書、神話を題材にしているものが多く楽しめました。
そして聖書系絵画にありがちな青と赤が
とても美しい展覧会でもありました。
また、聖書系の展示会では珍しく素描作品が多く、
画家たちの試行錯誤の足取りが伺えました。

では一番気に入った絵から感想をば。
バルトロメオ・スケドーニ「キリストの墓の前のマリアたち」
Geniuschrist3maria
です。これは圧巻。
復活した?キリストが神々しい光に包まれ、
3人のマリアたちがその前にひれ伏そうとしている。
照明を落とした展示室の中もこの絵の前だけは
輝いているように見えました。
でも明るいのにどこか暗い雰囲気を漂わせている。
これが魅力ですね。展示室内でも人気を集めていました。

以下、気に入った作品について。

「幼児キリストを礼拝する聖母」コレージョ
「階段の聖母」(上部が損傷)コレージョ
が素敵でした。
どちらも聖母マリアとキリストを描いているけれど、
前者は高貴な輝きを放つ青と赤が美しい荘厳さが満ちており、
後者は対照的に柔らかな色彩と聖母マリアがキリストに向ける
暖かな眼差しが印象的。抱かれているキリストがちょっとお茶目?で
キューピッドのようでした(笑)。

「聖カタリナと天使たち」ベルナルディーノ・カンピ
模写作品ですが、小さいのにとても精密に描かれています。
柔らかな色調に包まれた愛らしい絵です。

「ルクレティア」パルメジャニーノ

澁澤龍彦の「世界悪女物語」でも取り上げられた女性、かな?
だとすれば名家に生まれながら政治の道具として
父と兄に振り回される悲劇の人生を送った人です。
真っ白い肌が生々しく迫ってくる作品です。

「戴冠の聖母」アンニーバレ・カラッチ、アゴスティーノ・カラッチ
Taikanmaria
花で作られた冠をいただいた聖母の絵です。
コレージョの模写だそうですが、暖かで柔らかな色調に
ふっくらとした愛らしい表情に目が釘付け。


「守護天使」シスト・バダロッキオ
Angel070710
名前につられた(笑)。<「イノセンス」じゃないって(^^;。
とは冗談ですが、大きくて素晴らしい絵です。
神々しい赤に身を包み槍を持った天使が
悪魔から子供を守っている。
光と影のコントラストが鮮やかな荘厳な絵でした。

と、こんなところでしょうか。
知らない画家ばかりですが評判がいいので
雨の中、思い切って行ってよかったです^^。

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Comments

こんばんわ。
一番最初のキリストの絵はすごいですね。PCで見ても浮き出て目を引きます。 神々しさが出ていますし、光と影の印象が目に焼きつきます。 あまりに光と影のインパクトが強く、ちょっと漫画チックに見える部分も有りますが、肌の繊細さや布の描写はやはりすごいとしか言いようがありません。
素人で何が良いんだか分かりませんが、実物を見たいと思わせる1枚です。。。しつこいですが、感動!!

Posted by: koichi | Jul 10, 2007 at 08:32 PM

こんばんは^^。いつもコメントありがとうございます。

>キリストの絵はすごいですね。
周囲が光り輝くのでは?と思う迫力でした(笑)。
仰るとおり、マンガチックという面もありますが、布の描写がすごいんです。
もし夏休み中に東京へお戻りになる時間があるのなら是非ご覧になってください。

Posted by: shamon(koichiさんへ) | Jul 10, 2007 at 09:44 PM

こんばんは。

この展覧会で
スケドーニの名、一気に知れ渡りましたね。
色といい雲といいい遠近法といい
なんだか破格王のようです。

Posted by: Tak | Jul 10, 2007 at 10:08 PM

こんばんは!コメント&TBありがとうございました。

>なんだか破格王のようです。
確かに^^;。
でもすっかり気に入っちゃいました。
これから注目して見ていきたいですね。

Posted by: shamon(Takさんへ) | Jul 11, 2007 at 09:10 PM

shamonさん、こんばんは。

すっごく遅いんですけど、ようやく僕もパルマ展の記事書きましたんで、TBしてみたんだけど・・・入ってませんね(苦笑)。まぁいいや。

世界悪女物語のルクレッツィアはチェーザレ・ボルジアの妹で別人ですね。でも、そもそもは、この絵の題材のルクルレティアから、その名前も付けられたんだと思います。

Posted by: yk2 | Aug 20, 2007 at 10:43 PM

こんばんは~。コメントありがとうございます。
TBの件、すみません。どうも一部のブログさんとは相性が悪くて・・・(ココログ~っーー;)。

記事拝見しました。
スケドーニはやっぱりすごいですよね^^。

>その名前も付けられたんだと思います。
なるほど~。

Posted by: shamon(yk2さんへ) | Aug 21, 2007 at 09:47 PM

こんにちは、素晴らしい展覧会でしたね!
圧倒されるような迫力のある作品、優美で繊細な作品がたくさん。
西美の広い展示室・高い天井が、より一層作品を見栄えよくしているように感じました!!(^_^)/
コレッジョ《幼児キリストを礼拝する聖母》に感動♪
『ラファエロ系の作品、結構好きなのかもしれないな~』と認識しました。
知らない画家ばかりでしたが、充実した時間を過ごすことができました。
ちなみに私が鑑賞したのは目がチカチカするような晴れの日、40℃を記録!!(@_@)
皆さん外出を控えていたようで、会期末にもかかわらずスカスカでした!(^_^)/

Posted by: りゅう | Sep 02, 2007 at 02:04 PM

こんにちは。TB&コメント感謝です。

作品もよかったけど展示も照明を工夫してて主催者の「パルマ美術を知ってもらおう!」という意気込みが感じられました。

>会期末にもかかわらずスカスカでした!(^_^)/
おお、ラッキーでしたね。私が行った日はババ混みでした(^^;。

Posted by: shamon(りゅうさんへ) | Sep 02, 2007 at 06:19 PM

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