« AC BOUZERON 2004(DOMAINE A. ET P. DE VILLAINE) | Main | 甲州 樽熟 2002(まるき葡萄酒) »

May 30, 2007

「ユリイカ 特集上橋菜穂子 <守り人>がひらく世界」

出版は青土社。出版社公式サイトはこちらへ。

NHKBS2で放送中の「精霊の守り人」原作者上橋さんの特集号です。
発売前日に気づき慌ててぽちっとな(笑)。今日届きました。

上橋さんの特集といいながら、
表紙を飾るのはアニメ版「精霊」第1話のバルサ(笑)。
はい、もちろん神山監督のインタビュー入りです。

まだ一部を見ただけですがかなりの充実ぶり。
でも記事によってはネタバレもありそうな雰囲気なので
「守り人シリーズ」を読破していない方は注意されたほうがいいでしょう。

取り急ぎ

『ラフラ<賭事師> 守り人シリーズ外伝』上橋菜穂子

『「現実」を問い直すためのファンタジー』
神山健治監督インタビュー

「異界と守り人」小谷真理


は読みました。
外伝は在りし日のジグロと13歳のバルサが登場します。
ジグロがバルサを鍛えるシーンは迫力満点。
アニメ第3話での殺陣がぱぱっと頭に浮かんじゃいました^^。

そして監督インタビュー、聞き手はなんと小谷真理さん!
いつかはやって欲しかった顔合わせに大感激(^0^)。
#「ユリイカ 攻殻S.A.C.特集」にはこの人の記事がなかったのだ~(-_-;。

内容は監督が師匠との対談(「ユリイカ 攻殻S.A.C.特集」)で
「ファンタジーは苦手」と仰りながら、
いかに”自分なりの答え”を探して作品に関わったか、
今後アニメでオリジナルとして出してくる人間関係、
作品世界を作るうえでの配慮とそれに使った方法論などなどを
語っておられます^^。
既にアニメはオリジナル部分に突入していますが、
こりゃますます熱い人間ドラマが堪能できそう^^。

小谷さんの「異界と守り人」は、
ファンタジー評論家の視点から読み解く「精霊」、
小谷さん十八番の性差役割の視点もあり、
興味深い内容になっています。


残りの記事はこれからじっくり読みますが、
以前から上橋さんのファンの方、
アニメで「精霊」に初めて触れた方なら必読でしょう。
上橋さんファンサイト「守り人の洞窟」主宰の白井さんが
シリーズ後半のあるエピソードをマンガ化されているのもうれしいし、
巻末には上橋さんの全作品が写真つきで紹介、
未読の方にはガイドブックとしても役に立ちます。

当ブログ関連記事
NHKにんげんドキュメント「対話がアニメを作り出す~監督 神山健治~」
「精霊の守り人」上橋菜穂子
「闇の守り人」上橋菜穂子

アニメ「精霊の守り人」レビュー(2007/5/30現在)
第1話感想(特番含む)、第2話感想第3話感想第4話感想第5話感想
第6話感想第7話感想第8話感想

|

« AC BOUZERON 2004(DOMAINE A. ET P. DE VILLAINE) | Main | 甲州 樽熟 2002(まるき葡萄酒) »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 「ユリイカ 特集上橋菜穂子 <守り人>がひらく世界」:

» ■上橋菜穂子『隣のアボリジニ』感想   [★究極映像研究所★]
◆『隣のアボリジニ―小さな町に暮らす先住民』  文化人類学者上橋菜穂子氏がオース [Read More]

Tracked on May 30, 2007 11:27 PM

« AC BOUZERON 2004(DOMAINE A. ET P. DE VILLAINE) | Main | 甲州 樽熟 2002(まるき葡萄酒) »