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Feb 17, 2007

「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900 - 2005ポンピドー・センター所蔵作品展」

国立新美術館にて開催中。展覧会公式サイトはこちら

ラビリンス・メトロ(東京の地下鉄ってほんと迷路ー_ー;)を乗り継いで、
見てきました。
ここを訪れるのは「日本の表現力」(レビューはこちら)に続いて
2度目ですが、日比谷線大江戸線より千代田線で行くのがベストです。

広報ではエコール・ド・パリの画家達が前面に打ち出されていますが、
これがメインと期待していくと肩透かしを食います^^;。
エコール・ド・パリの画家作品は全体の3割ほどで、
残り7割は現代美術家&写真家です。
とはいえそれなりにしっかり見ごたえはありました。
以下レビュー。

藤田は5点。
「カフェにて」(昨年春開催の藤田展にて展示された絵)
「友情」(乳白色の美女が2人。縦長の大きな絵です)
「パリの私の部屋」×2
同じタイトルの絵が中身違いで2枚。パリ時代が垣間見れます。
「画家の肖像」
ポスターになっている絵です。意外に小さいのに拍子抜け。
藤田作品は全て入ってすぐのところにあり注目度は抜群。
昨年の回顧展には及ばないけれど、藤田作品が見られるのはやっぱりうれしい。

モディリアーニも数点
「デディーの肖像(オデット・ヘイデン)」
がよかったかな。瞳がしっかり描かれた細面の女性画。
少し哀愁がかって見えるのは画家の心象が反映している?

ピカソも何点か。でも気に入ったのは。
「トルコ帽の裸婦」
スペインの巨匠は藤田に負けじと人気を集めてました。
キュビズムによる裸婦像はきょとん?とした表情が可愛らしい。
しっかりした黒い輪郭、濃いブルーの帽子、たくましい体つきに
モデルとなった女性が透けて見えます。

で、大好きなシャガールは4点。
気に入ったのは以下2つ。
「墓地の門」は画面右上の緑が人の顔に見えて面白かった。
キュビズム?で描かれた青い空と白い雲が何気にピカソ(笑)。
墓地の門の上には「ダビデの星」があるところを見るとユダヤ教徒の墓地でしょうか。
門に刻まれた不思議な文字が面白い。
同じくシャガールの「エッフェル塔の新郎新婦」はなんだか
先月箱根で見た「「オペラ座の人々」
でした^^;。
画面中央の新郎新婦を取り囲むは結婚式の情景や天使に緑。
色彩的には落ち着いた絵ですが幸せな雰囲気が溢れていました。

鮮やかな色が眼を惹いたのは
キスリングの「若いポーランド女性」
女性の白い肌と赤いショールのコントラストが鮮やか。
キスリングといえば「黄色」のイメージがあるので(「ミモザ」とか
これはうれしい出会いかな?
ほんとにきれいな絵です。行かれる方は見逃さないでくださいね。

抽象画家からはカンディンスキーの「相互和音」
大きなキャンバスにカラフルな色が踊っている楽しい絵。
タイトルはたくさんの色や形を用いながら
きちんとバランス取れてるところからつけているのでしょうか。
カンディンスキーはどちらかというと苦手ですがこれは好みに嵌りました。

「これってカラフルなエッシャー?」と思ったのは
アガム「ダブル・メタモルフォーゼⅢ」
右側から見るのと、
左側から見るのとで
全く違うキャンバスに折り紙を貼り付けたような面白い作品でした。
隙間に見えるいろんな色がとても楽しい。
ブースとブースの間にあるので見逃さないようにしてくださいね~。

マンガチックでおかしかったのは
エドゥアルド・アロヨ「脱獄したジャン・エリオン ポモジェからパリへの道のり」
一瞬老けたバトーかと思った(爆)。
無表情な顔と背中に背負ったリュックが不気味。
帽子の黄色が目立ってます。

と、ほとんどエコール・ド・パリにレビューが偏っちゃってますが、
最後にすごい絵が待ってました。

アメリカの画家マッタの「無秩序の威力」。
縦2メートル?横10メートルの大作です。
スペイン、フランコ政権下で処刑されたある共産主義政治家へのオマージュとして
描かれた作品。透明感のある薄いブルーとオレンジ色で彩られたキャンバスから
作者の画家の気迫が迫ってくるよう。
写真作品はマン・レイの裸婦がきれいでした。
白黒写真はアンセル・アダムスとこの人しかしりませんが、
いつ見ても女性をきれいに撮る写真家ですね。

さてお土産は以下。
Etrangecf Etrangepc

左画像はクリアファイル2種
上:アロヨ「脱獄したジャン・エリオン ポモジェからパリへの道のり」
下:カンディンスキー「相互和音」

右画像はポストカード
上左:シャガール「墓地の門」
上右:シャガール「エッフェル塔の新郎新婦」
下左:キスリング「若いポーランド女性」
下中:藤田嗣治 「友情」
下右:藤田嗣治 「パリの私の部屋」

とても気に入った「無秩序の威力」のグッズがなかったのが残念。
なわけで、グッズもエコール・ド・パリ中心になっちゃいました^^;。

以上行かれる方のご参考になれば幸いです^^。

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Comments

こんばんは。
先週、鑑賞を予定していたため、公式サイトの作品リストを印刷しました。結局行きませんでしたが・・・
ピカソ、カンディンスキー、藤田…楽しみ、楽しみ♪
とても参考になりました!さて、いつ行こうかな~(^_^)

Posted by: りゅう | Feb 17, 2007 at 08:34 PM

私もポスターを見て、行きたいなあと思っていました。
異邦人たち、となると、ゴッホとか佐伯祐三とかもあるんでしょうか?

Posted by: リラックマ | Feb 17, 2007 at 09:56 PM

再び、リラックマです。
上記を書いてから、公式サイトを見たら、全作品リストもあって、確認しましたので、ご質問は取り下げます^^;。
最近は、美術館の公式サイトも充実してきたなあと、改めて感心しました。
シャガールやパスキンは見たいので、いってこよう。

Posted by: リラックマ | Feb 17, 2007 at 10:18 PM

こんにちは~。コメント感謝です。
けっこう混むと思うのでご注意ください。
カンディンスキーのは見てるだけで楽しくなる絵です。マッタの大作もしっかり見てくださいね~。

Posted by: shamon(りゅうさんへ) | Feb 18, 2007 at 12:44 PM

こんにちは~。コメント感謝です。

>全作品リストもあって、
知りませんでした(爆)。

シャガールは小粒な作品ですがよかったです。お好きな方には楽しめるでしょう。
ワーキングマムのリラックマさんには可能なら金曜日夕方がいいと思います。夜8時までやってますから。

Posted by: shamon(リラックマさんへ) | Feb 18, 2007 at 12:46 PM

こんにちは。
TBありがとうございました。

マッタの「無秩序の威力」
これ圧巻でしたね。
大きな作品の前に座って
眺めたくなりました。
結構考えさせられる作品ですし。

Posted by: Tak | Mar 04, 2007 at 04:51 PM

こんばんは~、コメント感謝です^^。

マッタの大作、誰もが眼を留めてました。
絵画と政治は無関係であって欲しいけれど、
時にはこういった絵も必要なのでしょう。

最後のイスのオブジェも迫力でしたね。
アレだけはここの美術館じゃないと入らないかも。

Posted by: shamon(Takさんへ) | Mar 04, 2007 at 08:41 PM

キスリングの「若いポーランド女性」、綺麗で見応えありましたね!
アガム「ダブル・メタモルフォーゼⅢ」、楽しかったです!
ガラガラだったので何度も何度も左右を行き来して♪( ̄ー ̄)v
それにしても、ホント、ビミョーな所にありましたね!(笑)

Posted by: りゅう | May 05, 2007 at 01:03 AM

こんばんはっ!コメント感謝です^^。

アガムの作品、行ったり来たりが楽しかったです。でもあの場所、もうちょっと考えてほしかった^^;。

Posted by: shamon(りゅうさんへ) | May 05, 2007 at 09:42 PM

こんにちは。
アロヨのあれ、すごいインパクトでしたね。
私もお土産にポストカードを買ってしまいました。^^

TBさせていただきましたので、よろしくお願いいたします♪

Posted by: Manbou | May 10, 2007 at 09:37 AM

はじめまして!コメントありがとうございます。

>アロヨのあれ、すごいインパクトでしたね。
漫画か絵画かすれすれのところってのがすごいですよね。無表情な顔が不気味でひきつけられました。

Posted by: shamon(Manbouさんへ) | May 10, 2007 at 08:36 PM

初めまして。
拙blogへのご訪問ありがとうございました。

お書きになってる話のカテゴリーの幅がとても広いので吃驚!。でもアートとワインはまさにこちらのツボなので、manbouさんのお陰で楽しそうなblog発見しちゃったな、と喜んでます。

Posted by: yk2 | May 10, 2007 at 11:28 PM

はじめまして!コメントありがとうございます。

>カテゴリーの幅がとても広いので吃驚!。
いえいえ、ただ単に節操がないだけです^^;。

>アートとワインはまさにこちらのツボ
喜んでいただけて幸いです^^。
頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。

Posted by: shamon(yk2さんへ) | May 11, 2007 at 09:30 PM

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