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Jan 14, 2007

熱海「起雲閣」

文豪が愛した浪漫の館。
Kirinfg2

金、土と熱海に行って来ました。
写真の建物は熱海が誇る名邸「起雲閣(きうんかく)」の一部。
美しい庭園を取り囲むように小さな建物が並んでいます。
ここは1919年j海運王・内田信也が別荘として本館「孔雀」(現在改修中)を建てたことからその歴史が始まりました。その後1932年に鉄道王・根津嘉一郎が中国的装飾、アールデコ、英国チェーダー様式を用いた洋館「玉姫」「玉渓(ぎょっけい)」、迎賓室「金剛」を建て、庭園を美しく整えました。
戦後の1947年からここを取得した桜井兵五郎が旅館として営業開始、名だたる文豪や政財界の著名人(SONY盛田氏など)が宿泊客として名を連ねました。
半世紀後の1999年に旅館を廃業、競売の危機にさらされますが2000年に熱海市が取得。熱海市指定有形文化財として一般公開に踏み切り今に至ります。
では以下建物内部を写真と共にご説明~。

玄関を入ったところにあるのが↓「麒麟」
Kirinfg
二階建てでどちらも広い和室(2Fは大鳳)です。
手作りの窓ガラスの微妙な歪みが映し出される風景に不思議な味わいを与えています。内部は天井が低いので170cm以上の人は戸をくぐる時に要注意。

廊下を渡って向かうのは洋館「玉姫」「玉渓」。

Tamahime
「玉姫」のお庭に面したサンルームの天井です。
素敵なライトと貝で作った天井から光が降り注いですてきな雰囲気。
奥のお部屋の天井は↓
Tamahimelight

こちらにも素敵なシャンデリア。
天井の中国風デザインがオリエンタルな雰囲気でなかなかよいです。
この「玉姫」から続いている部屋が↓「玉渓」。
Gyokukei070112
左側に暖炉、ステンドグラスから漏れる光がロマンチックです。
ステンドグラスのアップ↓。
Gyokkeisg

こういうのが部屋にあったらいいですよね~。

「玉渓」を出て廊下を右に曲がると「初霜」「春風」「有明」の3つの部屋。
太宰治、山本有三などが逗留した部屋です。
↓左から「初霜」「春風」「有明」。
Tennjisitu
この3つの部屋だけでなく、邸内の全ての建物から直接庭に出ることができます。手入れの行き届いた庭と便利なのに静かな邸内は創作に忙しい文豪達の心を休めたことでしょうね。かなりの高級旅館だったそうですが、旅館としての採算は取れていたとのこと。
内部には多くの文豪達の資料が置かれた展示室になっています。

「有明」を出た後は「金剛」へ。
↓部屋内部の写真です。
Kongoul
「玉姫」「玉渓」が家族用なら、こちらはお客様をお迎えする迎賓の間。
高い天井が広さを演出しています。窓際のベンチには恋人同士の姿が似合いそう。
Kongoud
ここにも暖炉、そしてステンドグラス。
奥の扉から続くのは
Bathroom
ローマ風浴室です。
映画の撮影にも使われたそうです。こんなお風呂に入ってみたい・・・。

浴室を出て左に曲がれば「企画展示室」。
推理作家の森村誠一さんの特集でした。
その横は旧大浴場、一般への貸出部屋、「孔雀」と続き「麒麟」に戻ります。

一通り建物を観た後は靴を履いてお庭へ。
Garden2
後ろのマンションが今ひとつ趣をそいでますが^^;、
手入れの行き届いたお庭はとてもきれい。
桜の季節などは一層目を楽しませてくれることでしょう。
「麒麟」の2F「大鳳」から見ると
Garden_1
となります。庭には鯉が泳ぎ水のせせらぎも心地いい空間。
熱海駅から少々時間がかかりますが
この贅沢な空間は体験する価値があります。

もし熱海に行く機会があるのなら
是非一度訪れてみてくださいね。

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Comments

 shamonさん、こんばんは。熱海ですかぁ、いいなあーー。レポート、楽しく拝見してます。

 掲載された写真で見る「起雲閣」、第一印象で京極夏彦の『鉄鼠の檻』の舞台となった旅館のイメージを思い起こしました。あれは、箱根ですが、、、。内装の西洋的なところはちょっと違いますが、外観は読んでイメージしてたのと、どんぴしゃ。

 こんなところに一度泊まってみたいものですね。

Posted by: BP | Jan 16, 2007 at 12:51 AM

こんばんは、BPさん。まいどです^^。

>いいなあーー。
犬監督には会えませんでしたが(笑)。
押井監督の家って、海が見える高台にあるらしいのですが(「めざめ~」のDVD)それらしい住宅街は見つかりません^^;。

>『鉄鼠の檻』の舞台となった旅館の
もしかすると箱根の「福住楼」かも
http://www.fukuzumi-ro.com/
ここ、一度泊りたいんですよ。
でもちょっと高い・・^^;。

>こんなところに一度泊まってみたいものですね。
快適さでは近代的建物に劣りますが、風情は最高ですよ。文豪が泊った部屋のソファに座って庭を眺めていると時間も忘れます。

Posted by: shamon(BPさんへ) | Jan 17, 2007 at 08:24 PM

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