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Dec 16, 2006

大エルミタージュ美術館展

公式サイトはこちら
東京都美術館の説明には

「都市と自然と人びと」をテーマに、15世紀のヴェネツィア派から20世紀の近代絵画まで、400年にわたるヨーロッパ各国の75人の画家による油彩画80点を厳選して紹介するものです。

とあります。

ええっとまず所感。
正直、

昔デパートの上層階にあった大食堂(^^;

的な中身でした。
よく言えば満遍なく、悪く言えば散漫。
もう少しロシアの香りをさせてほしかった・・・・。
ま、開催概要を読めば中身も理解できますけどちと残念。

とはいえ内容は平均点。早速レビューに行きます。
内容は3つに分かれており、

Ⅰ「家庭の情景」
Ⅱ「人と自然の共生」
Ⅲ「都市の肖像」

です。では以下各章について。

Ⅰ「家庭の情景」
一般家庭がテーマ。肖像画あり、情景ありいろいろ。

「オランダの室内」ピーテル・ヤンセンス・エリンハ
オレンジのフェルメール?なんちて(笑)。
窓から差し込む光の中、部屋を掃除する女性。オレンジのカーテンとイスが鮮やか。

「散歩の後」「窓辺の夫人(変わりやすい天気)」ギュスターヴ・ド・ヨンゲ
前者は白いドレス姿の女性の肖像画。後者は黒いドレスを着て窓からお天気をうかがっている女性。まるで対のように美しい2枚でした^^。

「扇子を持つ女」ピエール・オーギュスト・ルノワール
あんまりルノワールらしからぬ?女性像。やさしい色合いが目に残りました。

「18世紀の女官たちの水浴」フランソワ・フラマン
秋の木々をバックに、円形浴場?で水浴する女性達。
細かな描写が素晴らしい。このコーナーではイチオシ(^^ヾ。

「庭にて」アルフレッド・ヘンリー・モーラー
庭でくつろぐ人々の様子を建物の上から描写しています。視点がユニークなのと緑が清清しいのが気に入りました。

「アルテミス」マリー・ローランサン
なんだかセルフパロディのような女性像(笑)。ちょっと違ったローランサンにオドロキ。

Ⅱ「人と自然の共生」
風景画の「黄金構図」のオンパレード^^;。もう少し展示内容に工夫が欲しかったです。

「ティヴォリの滝」クロード=ジョゼフ・ヴェルネ
大きな滝が迫力満点。

「理想的風景」ヨハン・クリスチャン・ラインハルト
タイトルまんまの絵(笑)。でもこーゆー絵、好きですね。

「ケニルワース城の廃墟」ギヨーム・ヴァン・デル・ヘキト
真ん中に見えてる廃墟がなんだかホラー映画の主人公みたい。でも光の描写が素敵です。

「野原の少女」ルートヴィヒ・クナウス
少女の赤い帽子とちらほらとある赤い花がアクセント。空が上部に少しだけ見えているのがちょっと目新しい。

「風景」レオポルド・シュルヴァージュ
プリズムを通してみたような風景画。空の青と、地面の茶色がなんだかダリっぽい。優等生的な絵が多いこの展覧会では異彩を放っていました。


Ⅲ「都市の肖像」
近代化されつつある都市の風景、ってのが多かったですね。いまいち印象は薄いです。

「ゼーガッセから見たドレスデンの旧市場」ベルナルド・ベロット
大きな絵です。細かく描かれた群集が広場に集まっている。光と影のコントラスト。

「アルンヘムの風景」ヤン・ウェイセンブルフ
このコーナーではイチオシ。青い空にそびえる尖塔が遠くにあり美しい町並みが手前。時刻は朝かな?昨年行ったボーヌを思い出す1枚です。

「ナポリ湾の花火」オスヴァルト・アヘンバッハ
j暗くなりきらない空と海の色がいいです。花火に浮かび上がる建物も美しい。

「エトワール広場から見たシャンゼリゼ広場」エドモン=ジャルジュ・グランジャン
この絵もフランスを思い出しちゃいました(笑)。馬車や人の描写が細かい好みの絵です。

さて、観終わった後のお土産は
0312erumi
左上から左下へ
「オランダの室内」ピーテル・ヤンセンス・エリンハ
「野原の少女」ルートヴィヒ・クナウス
「風景」レオポルド・シュルヴァージュ
「ナポリ湾の花火」オスヴァルト・アヘンバッハ

右上と右下(この2枚はミニポスターです。)
「18世紀の女官たちの水浴」フランソワ・フラマン
「アルンヘムの風景」ヤン・ウェイセンブルフ

でした。

観ている間はいろいろ不満もあったけど、こうして書いてみるとそれなりに満足かな?
あと1週間なのでご覧になりたい方はお急ぎください。

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Comments

こんにちは~(^o^)丿TBありがとうございました。
そういえばロシアの香りがしませんでしたね~ Σ(ノ°▽°)ノハウッ!
宣伝で煽りすぎですね、テーマが漠然としすぎていて、なんだか焦点ぼやけた感じがしました。
こじんまりとしているけれど見応えのあるいい展覧会だったな~と記憶しています。
ギュスターヴ・ド・ヨンゲやブーシェが印象深かったです。図録にあまり目を通していないので、記憶を辿りつつのんびりと眺めようと思います。(表紙は「野原の少女」ですヾ( ̄ー ̄)ゞ)

Posted by: りゅう | Dec 17, 2006 at 05:33 PM

こんばんは~^^。コメント&TBありがとうございます。

>焦点ぼやけた感じがしました。
そうそう。「これぞっ!」てのがないんですよ。
粒ぞろいというか粒が揃いすぎたのがいけなかっったかも。

>「野原の少女」
あ、こっちにしたんだ。
この絵、かわいいですよね^^。

Posted by: shamon(りゅうさんへ) | Dec 17, 2006 at 09:52 PM

こんにちわ~^^
私も駆け込みで行ってきました
(まだ感想は書いてないのですが)
日曜日だったのですごい人でした。

ロシアの香り・・・確かにあんまりしなかったですねぇ~売店でマトリョーシュカを売っていたくらいでしょうか?
図録ですが私も表紙は野原の少女の方にしました~、なんとなくですが。
図録、重かった分充実してる事を願います 笑

Posted by: がじゅまる | Dec 22, 2006 at 05:29 AM

こんばんは!コメントありがとうございます。

>売店でマトリョーシュカ
取ってつけたかのような販売に笑っちゃいました^^;。

>図録、重かった分充実してる事を願います 笑
感想お待ちしてます^^。


Posted by: shamon(がじゅまるさんへ) | Dec 23, 2006 at 09:56 PM

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