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Oct 23, 2006

「メトロ(地下鉄)に乗って」(ネタバレ)

出張帰り、男が迷い込んだ父の真実。

浅田次郎さんの原作を映画化した作品です。
公式サイトはこちら

ネタバレなんでちょっと改行を入れます。
 

 

 

 

 

 

まず正直な感想を一発。

「下ごしらえをし忘れて最後に味の辻褄を合わせようとした料理みたいな映画」

です^^;。
正直、全く泣けなかった。

導入部はよかったのに。
亡き兄の命日に恩師に会って、
その後地下道で亡き兄に似た人影を見掛け追いかけて
地下道の入り口を出るまでは。

その後は

いつの間にやらタイムスリップ、
いつの間には現在に戻る、

の繰り返しで観ているこっちは置いてけぼり。
”地下鉄”がタイムスリップへの”入り口”なのはいいけれど、

「どうして彼だけがタイムスリップしてしまうのか、どうやって戻ってくるのか」

の説明や小道具が全くない。
夢を見るのとタイムスリップが混同されてる。
疾走する地下鉄からの映像が時間を遡る象徴なのはわかるけど、
何度も何度もそればかりでは白けます。
でもっていつの間にやら恋人(正確には不倫相手)まで一緒にタイプスリップして、
こっちは「はぁ(・・)?」。
で、唐突に二人してベッドの上でソファの上で現代に戻ったり。
でもって唐突にメイクラブシーン。なんじゃい、これ^^;。

恋人が一緒にタイムスリップする理由は終盤で明らかになるけれど、
それまでが伏線なさすぎて唐突感が否めない。
しかもなぜ恋人が”自殺”しなきゃいけないの?
主人公と○○関係だったから、としても説得力なさすぎます。
最後までこんな調子で見終わりました。

昭和30年代の雰囲気や音楽にキャストはよかったのになぁ。
主役の堤真一さんは立ち居振る舞いもしっかりしてたし、恋人役の岡本綾ちゃんも儚げな女性を上手に演じてた。イントロのピアノもノスタルジー溢れてて良かった。

原作は読んでいないけどとてもよい作品と聞いています。
だけどこの映画は説明がなさ過ぎて私には消化不良でした。
決して悪いお話ではないだけに残念です。

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