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Jun 16, 2006

「アフリカ・リミックス:多様化するアフリカの現代美術」

ヒルズの”森”は、アフリカの色と形に染まってた。
その歴史のかけらをあちこちに散りばめながら。

森美術館の「アフリカ・リミックス」展に行って来ました。
公式サイトはこちら


まずは素直な感想を一言。


凄い(@@)。

ダリ、マグリットを思わせる作品もあれば、
カンディンスキーみたいな作品もある。
そしてほとんどの作品がアフリカの大地のように大きく、
迫力に圧倒されてしまいます。
中盤の映像作品はシュールな映画を観ているよう。
展示内容が非常に多岐にわたるため
私の貧弱な語彙ではとても説明できません(^^;。
けれど

「芸術はその生まれた場所の歴史と共にある」

ことを始めて感じさせてくれた展示会でした。

といいつつも以下簡単にレビュー。
展示内容はおおまかに3つに分かれていました。

1.アイデンティティと歴史
2.体と大地
3.都市と大地


アイデンティティと歴史
いかにもアフリカな?色彩の作品が多し。
サミュエル・フォッソ「入植者達にアフリカを売った酋長」などは
いかにも風刺が効いたセルフポートレイト。
個人的に一番気に入ったのは
ジェーン・アレクサンダー「アフリカの冒険」
12畳くらいの部屋に
灰色のサル、
顔を布で覆いいろんな物を引きずっている人間、
スーツ姿の動物の顔をした人物、
などなど不思議な世界が広がっています。

体と大地
3つのゾーンの中ではここが一番お気に入り(^^ヾ。

イチオシは
ワンゲチィ・ムトゥ「戦場では可愛い蝶々が高らかに舞う」
アフリカのサルヴァトール・ダリといっても過言ではないでしょう。
「一瞬思ったこと、なんと恐ろしい猿だろう」もオススメ。
またチェ・ゲバラをモチーフにしたパウロ・カペラ「チェ・ゲバラ」もよいです。
ここのゾーンは後半が映像作品だったのですが、
摩訶不思議、というより背筋がぞっとする雰囲気でちょっと怖かったです。

都市と大地
近代化したアフリカの横顔を思わせる、写真・オブジェが多し。
ポップな作品が多く見やすいといえば見やすいですね。
絵画というよりはイラストに近いものも多く見られました。
アントニオ・オレ「居住区の壁10番」にちょっと圧倒。
シェリ・サンバ「知識の泉」は「むむっ、どっかで見たような(・・)」(笑)。

アフリカのイメージが「サバンナ」と「長い細面の仮面」な私には
発見することが多く楽しい展示会でした^^。
今回のグッズは

Remixi
左上 フランク・K・ルンダンギ「子供を抱く女性」
左下 ジェーン・アレクサンダー「アフリカの冒険」。
注:ヒルズの展示はこの部屋ではありませんのでご注意を。
右上 リランガ=ディ=ニャマ「隣人と仲良くなりなさい、困った時は助けてくれるから」
右下 サミュエル・フォッソ「入植者にアフリカを売った酋長」

といった絵葉書が4枚。図録は4000円近くもしたので断念(TT)。
他の展示会に比べるとちょっとグッズが少なすぎ(クリアファイルもない)。

以上レビューでした^^。

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Comments

shamonさん、続けて失礼します。

またまた面白そうな展覧会のレビュー、ありがとうございます!
「アフリカの色と形」をいっぱい浴びられそうですね。

公式サイトをみたら、8月30日までやっているとのこと。
夏休みに家族で東京に行くかもわからないので、
出来れば立ち寄りたいな~と思いました。

Posted by: リリー | Jun 17, 2006 at 09:44 PM

 shamonさん、こんばんは。
 別のトピック(匠味)から、話題を本来の場所に移転して続けさせてください。

>>東京出張はないんですか?
>>アフリカ・リミックス展、
>>居並ぶ作品が作る空間は実にBPさん向けの展示会でしたよ(笑)。

 よく、ご存知で、、、(^^;)。血沸き肉踊る感触があるんですよねー、この展示。

 アフリカ関係では三重県にマコンデ美術館というのがあって、黒檀の彫刻がたっぷりあるのですが、なんか原初的パワーがいいのです。行きたいなー、東京出張、つくろッかなー。最近某三河のT社しか行ってないので、身が腐りそうだし(^^;)

Posted by: BP | Jun 18, 2006 at 01:05 AM

こんにちは^^。

>リリーさん
コメント感謝です!
アフリカの現代芸術が一堂に会する非常に貴重な展示会です!絶対に見て損なし!

>BPさん
>血沸き肉踊る感触があるんですよねー
ええ、湧き上がりますよ、そりゃもう(ニヤリ)
アフリカの明るい陽光とヨーロッパ列強に陥れられた暗黒の両方が味わえます。
是非森美術館へ(^^)。

Posted by: shamon(BPさん&リリーさん) | Jun 18, 2006 at 05:28 PM

こんばんは。
TBありがとうございました。

「都市と大地」が一番考えさせられました。
ここ日本に置き換えること容易です。

文学においても都市化の問題
作品の中に取り上げられています。

これは会期中絶対もう一度行きます!

Posted by: Tak | Jun 18, 2006 at 08:52 PM

こんばんは^^。コメントとTB感謝です。

ほんとにいい展示会でしたよね!
アフリカのイメージががらっと変わりました。

私ももう一度行ってみようかな(^^ヾ。

Posted by: shamon(Takさんへ) | Jun 18, 2006 at 09:47 PM

素敵な美術展でした。アフリカ、それも現代美術をみる機会は、まずないので、それだけでも充分な価値があると思います。

「芸術はその生まれた場所の歴史と共にある」

おっしゃるとおりだと思います。

Posted by: 自由なランナー | Jun 22, 2006 at 08:08 AM

杜の都からようこそっ!お久しぶりです。

>アフリカ、それも現代美術をみる機会は、
そうなんですよね。
アフリカのみならず世界には今だ日の目を見ない素晴らしい芸術が埋もれているでしょうから、
キュレーターさんたちに頑張って発掘して欲しいです。

Posted by: shamon(自由なランナーさんへ) | Jun 22, 2006 at 08:53 PM

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