Bitterなお嬢さん
「ピノ・ノワールは栽培が難しいので、
”気難しいお嬢さん”って呼ばれてるんですよ。」
と某所で教わったのは半年ほど前。
確かにピノノワールって出来不出来の差が激しい。
少ないながらなんじゃこれ、な経験もある。
ワインも人と同じでバラエティに富むものですが、
私が土曜日に知ったこの”お嬢さん”は初めて見るタイプでした。
カリフォルニアワイン「ROAR」です。
品種はラベルにあるとおりピノ・ノワール。
ワイン会のメンバーの一人が「お土産に貰ったから。」
と持ってきてくださいました。
聞けば現地価格で100$もする代物だそうで。
レザムルーズの後、1本ボルドーワインを飲み、その次に開けました。
ではそのティスティングメモをば。
色はちょっと濃い目のルビー色。まあ普通。
びっくりしたのがその香り。
むちゃくちゃ獣臭い(^^;。
しかもこれに加えて、
・タバコ
・焦げたカラメル
・ミルキー(乳製品みたいな)
な香りが^^;。
肝心のお味はというと、
甘くて後味がとってもBitter(^^;。
果実味もありますが、とにかく後味がBitter。
まずいってわけじゃないんです。それなりにおいしい。
でもこの味は・・・・とにかく初めて。
全員、グラスをスワリングしながら
「(・・)????」
と首をかしげながら飲んでました。
後からふっと思ったんですけど、タバコやキャラメルみたいな香りは
強く焦がした樽で熟成させたせいかもしれない。
専門家の方ならこの味の秘密を一発で見抜けるんでしょうけど、
正直言って私にはお手上げでした。
このBitterなお嬢さん、一体何者なんでしょ^^;。
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