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Apr 30, 2006

「ナポレオンとヴェルサイユ展」

東京江戸博物館で開催中。公式サイトはこちら

展示品は、絵画、像、宝飾品に家具などなど。
ナポレオンが一介の将校から皇帝へ、そして追放後亡骸になっての帰国までの足跡がわかります。
昨年行ったアンヴァリッドを思い出しながら鑑賞しました。
絵画と宝飾品について以下。

絵画
肖像画と戦場の光景を描いたものがほとんど。
目立ったのはルイ・ダヴィットの名前。
彼はマリー・アントワネット最後の肖像画(スケッチ画)も書いています。
このスケッチ画はルーブルにあるそうですが(ロスチャイルドコレクション)、
残念ながら昨年の旅行では見つからず見ることができませんでした。

「1793年のマリーアントワネット」アレクサンドル・クシャルスキ
質素な衣装をまとったアントワネットの肖像。
この絵はコンシェルジュリー内でのパネルに使用されていました。
先日観た「マリア・テレジアとマリー・アントワネット展」での
きらびやかな雰囲気とは全く違う彼女の肖像です。

「マラの死」ジャック=ルイ・ダヴィット
遠藤周作さんの小説にも出てくるシーンです。
床に落ちたナイフと流れる血が生々しい。

「アルコル橋のボナパルト将軍」アントワーヌ=ジャン・グロ
ポスターになった絵。英雄の凛々しさが伝わってきます。

「サン=ベルナール山からアルプスを越えるボナパルト」ジャック=ルイ・ダヴィット
馬に乗って指揮を執る皇帝の姿。歴史の教科書にも載っている有名な絵。
実際は馬ではなくロバで超えたと説明にありました。

「サン=ベルナールを通過するフランス軍」ニコラ=アントワーヌ・ルネ
雪山を越えるフランス軍の様子が描かれてます。
白い雪が雪中行軍の過酷さを物語った絵。

「正装の皇妃ジョセフィーヌ」ギョーム・ギヨン
「戴冠式の正装の皇帝ナポレオン」フランソワ・ジェラール

壮麗な正装姿の二人。対で展示されていました。

「ナポレオンの家族の肖像」
これは彼の一族の肖像画が8枚。
ナポレオンはとても家族を大事にして甥や姪をとてもかわいがったそう。
どれも小さな絵でしたが丁寧に描かれたよいものです。

「皇妃マリー・ルイーズ」ロベール・ルフェーヴ
ナポレオンの二度目の妻。オーストリア皇女でした。
白い衣装が初々しい清楚な若い女性の肖像。
二人の間にはローマ王フランソワ・ジェラールが生まれましたが、若くして生涯を閉じました。

「1803年のトリアノンのアモー」ピエール=ジョセフ・ヴァラール
この展示会の中では珍しい風景画。煙るような緑が美しい。
静かな雰囲気が伝わってきます。

「ナポレオンの遺骸の帰還」ジャック・ギヨ
ナポレオンのコンコルド広場での葬列の模様が描かれている。
コンコルド広場後方の建物って確か去年現地で見たような^^;。

宝飾品
これはやっぱ
「マリー・テレーズの宝飾品」
ですね。さすが皇女様持っているものが違います。
ダイヤ、ガーネットにしろサファイアが散りばめられたティアラやペンダントはくらくらするほどきれい。

「レジオン・ドヌール勲章」
勲章って胸につけるものだと思っていましたが、これはペンダント式になってました。
細かい細工が見事です。

さてナポレオンといえば「モエ・エ・シャンドン・インペリアル」。
凱旋門内部の博物館ではナポレオンと縁深いこのシャンパンも展示されていましたが、
この展示会ではなかったです。ちょっと残念。
皇帝のシャンパンといえばルイ・ロデレール・クリスタルも有名。
もっともこっちはロマノフ王朝用ですが。
シャンパンの泡は華やかできれいだけど、飲むと口の中ですぐ消えてしまう。
まるで栄華を誇った権力者が永遠にその座にいられないように。

家具はナポレオンが使っていた執務机などが再現された部屋の中で展示。
華美なものを嫌う彼らしく執務室は質素そのもの。
ルーブルで見たナポレオン三世の居室とはずいぶんな違いです。
ナポレオン三世は派手で目立つことが好きでした。
もっともそれでボルドーの格付けなんてものが生まれて
ボルドーワインの発展に役立ったのはワイン好きの方ならご存知でしょう。

今回のお土産は絵葉書が4枚。
Napleon_1 

左から順に
「アルコル橋のボナパルト将軍」
「サン=ベルナール山からアルプスを越えるボナパルト」
「サン=ベルナールを通過するフランス軍」
下の横向きの絵は
「ワグラムの戦いの前夜のナポレオンの野営地」

売店では池田理代子さんのコミックも販売.。
5/17日には池田さんの講演も予定されてます。

平日の午後だったせいか、それとも藤田嗣治展に人気が集まっているせいか、
会場はとても空いていてゆっくりと眺めることが出来ました(^^)。

とはいえGW中は混むと思われます。行かれる方ご注意を。

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Comments

ただいまパリに到着しました。ナポレオンの街ですね、やっぱりここは。凱旋門の中にちょっとしたスペースがあるのですが、そこでナポレオンの遺品が展示されています。
マドリッドではナポレオン軍に抵抗して銃殺されるゴヤの連作をプラド美術館で見ました。歴史はいろいろなことを考えさせますよね。

Posted by: Rintaro | May 01, 2006 01:59 AM

Rintaroさん、こんばんは~。
マドリッドの次はパリですか、うらやましい~。
ブダペストまではどうぞお気をつけて。

>歴史はいろいろなことを考えさせますよね。
そうですね。
自分達には英雄でも、他国にとっては虐殺者。
そういった一面を無視してはいけないでしょうね。
チャップリンの「100万人殺したら英雄」の言葉が思い出されます。

Posted by: shamon | May 01, 2006 07:23 PM

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