アカデミー賞決定
今日発表だったんですね。受賞結果はこちらへどうぞ。
ふむふむ、日本がらみの作品でノミネートされてたのは
「ハウルの動く城」
「SAYURI」
みたいですね。
ハウルは賞を逃して、「SAYURI」は撮影賞、衣装デザイン賞、美術賞を受賞、と。
ハウルは横に置いといて、「SAYURI」は映像美がすごいなと思いつつ結局観にいかなかった映画。
その理由は
「中国人が日本人を演じる英語の映画」、
ってのに抵抗があったのと、
この映画のモデルとなった女性が原作者相手に裁判を起こしており、数年前その記事を読んだから。
モデルとなった女性は京都のある芸奴さん。
彼女が原作者の取材に応じたのは
「日本文化を知って欲しい。理解して欲しい。」
という純粋な想いからだったとその記事の中でおっしゃっていた。
しかし、原作者は取材の際の条件をことごとく破って執筆し出版。その内容に激怒した彼女は原作者を訴えた。でも相手が大作家のため弁護士は及び腰で和解を勧めてくる有様。
「それでも日本人の誇りをかけて戦います。」
とおっしゃっていた。おきれいで凛としたたたずまいの女性だったのを覚えている。
真相はわからないし、結局裁判がどうなったのかも不明。当然映画のプロモーションではこんなことは語られるわけもない。
それに裁判がどんな結果であっても彼女の心は晴れなかっただろう。むしろ映画化されたことでさらに嫌な想いをされているかもしれない。そう考えるとこの映画を観る気に私はなれなかった。
アカデミー賞の結果は否が応でもこの方の耳に入るでしょうね。
どんな思いをされるか・・・胸が痛みます。
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