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Mar 04, 2006

東京都写真美術館「文化庁メディア芸術祭」

先日のエントリの続きです。雨の中恵比寿のイベント会場まで行って来ました^^。

受賞作品一覧はこちらへ。小さいですが映像で見ることも出来ます。
時間の都合で全てを見ることはできなかったけど、その範囲で見た作品はどれも素晴らしかったです。てなわけで各部門毎に気に入った作品について。

「アニメーション部門」
「浮楼」
まるでピンクのドラクロワ!やさしい穏やかな色彩の中で繰り広げられる人の営みが描かれてます。見ていてほのぼの(^^)。

「死者の書」
折口信夫(しのぶ)の原作を珍しい人形アニメーションで。会場では一部分だけしか見られませんが丁寧に作られています。キャストがジブリ並に(苦笑)豪華で江守徹さん、宮沢りえさん、黒柳徹子さん等。なんともいえない和の香りのする作品です。作者の川本氏はなんと80歳!

「SEASONS」
CGではなく原画を一枚一枚絵の具で丁寧に描いた作品。アニメーションの原点を思わせる動きが楽しい。原画も展示されていてその色彩にはため息が出ます。特に淡いグリーンが美しい。個人的にはイチオシ!

「マンガ部門」
「エマ」
アニメ化もされた作品ですが、原作ではより19世紀末のイギリスの風俗や習慣がしっかり描かれていて、人間関係もよりドラマティック。会場では原作コミックが置かれて手に取れるようになっていました。

「アート部門」
「Khronos Projector」
画面を触るとその部分が変化する作品。横で見ていると作品の中に吸い込まれそうなきがしました。珍しいインタラクティブ・アートです。

「エンターテイメント部門」
時間切れで見られず・・・^^;。

年々増えていく応募作品はどれもレベルが高く審査が大変とのこと。このイベントへの世界的な期待が伺えます。映像作品は上映時間が決まっているため一回で全部を見るのはちょっと無理?また内容の充実振りには開催期間中毎日行っても飽きないかも。これで入場は無料!近くなら最終日まで通うのになぁ、残念。

会場では同時に「学生CGコンテスト受賞作品展」「ディバイスアート受賞者展」なるものも開催されていてどちらもとてもおもしろかったです。
CGコンテスト作品はそのほとんどがPhotoshopで創られており、「アドビの独壇場」って感じがしましたね。

「ディバイスアート展」はおもしろいものがありました。
声の波形を液晶に映し出すペンダントや紙を梳くと音楽が流れる?インタラクティブなアクセサリたち。近未来的なデザインはSF映画にでてきそうでかっこいい。どうせならつけさせてくれたらいいのに、なんて思っちゃいました(笑)。
大きな作品では人を乗せられる四角いタイル状のロボット。これはデモンストレーションがあり、希望者は乗ることも可能。作者の方が熱心に説明されていたのが印象的です。

展示作品は美術館の売店で販売されている「作品集」(500円)にリスト形式で載っています(買わなかったけど)。
でも静止画はともかく映像作品は動いてこそ命、DVDにして欲しかったな。
そしてこれほどのイベントを開催するなら(しかも恵比寿という一等地ですぞ!)、きちんと入場料を取って作品集をDVD販売しその売上でクリエイターたちをなんらかの形で支援する。そんなシステムがあってもいいのではと思います。日本のコンテンツが世界的に注目を集めている現在、そうやって地道に人を育てていくことも必要じゃないでしょうか。

以上レビューでした^^。

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