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Nov 18, 2005

「公安9課ファイル」

さんざん悩んだ挙句結局買った^^;。公式サイトはこちら。以下レビュー。

●装丁
オフィシャル・ログより格段にいいです。OLはいちいちビニールカバーを外さないとDVDが取れませんでしたが、今回ムックとDVDは別パッケージ。よしよし^^。

●ムック内容
大体の構成は公式サイトへ。
まずは9課メンバーのそれぞれのファイルにあたるfile1~file7。
どのキャラクターも劇場版2作及び「S.A.C.」の名場面及びかなり細かい設定画が掲載(ボーマとパズは「S.A.C.」のみ)。
ダントツで多いのはやっぱり素子。「S.A.C.」は1st2nd通じての全てのコスチューム画(クロマ、コドモトコ、幼少時代含む)、映画版は決定稿以外に沖浦氏によるデザイン画があり。ふうん、デザイン段階ではぐっと細身なんだ(・・)>沖浦版素子。
素子の次に多いのはやはりタチコマ(笑)。タチコマA~Dまでのキャラ説明あり。「タチコマな日々」の名場面集などなど。
キャラ毎に各キャストのコメントあり。大塚明夫さんのバトーを評した言葉に「^^;。」。
確かに「かわいそうな”○○○○”」ですね>バトー君。
おまけとしてAIオペレーター、赤福(笑)、じゃなくて赤服たちの資料もあり。赤服って皆に名前がついてたんだ。どの名前にも神山監督の趣味がばっちり反映(笑)。

・file8「9課事件ファイル」
1stの「笑い男」、2ndの「個別の11人」の総括。

・file9「総論
押井守監督×神山健治監督の師弟対談。
お題は「草薙素子キャラクター論」。おっ、師匠が弟子を褒めてます。
押井監督「クゼと素子、僕なら殺し合いさせたかも。」。
・・・・・監督、それは「人狼」です^^;。

・若林音響監督へのインタビュー。
劇場版2作と「S.A.C.」の「音響から見たキャラクター論」について。
素子役に田中敦子さんを抜擢した理由(納得!)、バトーは最初別の有名声優さん(ここでは伏せます)が候補だったけど大塚さんに。トグサ山寺さんは大塚さんとの声の相性を考えて決定。そして押井守、神山健治両監督の感性の違いについて。

・「荒巻大輔の言動から見る『攻殻機動隊S.A.C.』」
作家の鷹見一幸によるコラム。

各fileの合間には西尾鉄也氏による4コママンガ。
・メンバーに見られてしまう素子の意外な一面。さてその後彼女がとった行動は?
・素子には相手にされず、ウチコマにも関心が持てないバトーが向かった先は?
・顔の怪我前「こういうのはどーも苦手で」、怪我後「やっぱり苦手でね」なゴーダ。
の3本。どれもいい味出てます(笑)。

●DVD

・オープニング集
1stOP正式版、暫定版、地上波A(お蔵入り)、地上波B の4つ(5つじゃなかった^^;)。
最初の二つは「inner universe」、残りの二つは「GET9」が主題歌。地上波Aが放送コード事情でお蔵入り。たしかにこれを夜中に見ると眼にはきついっすね。
2ndOPは暫定版、正式版、地上波版の3つ。
暫定版、正式版は「rise」、地上波版は「Christmas in the Silent Forest」が主題歌。1st2ndとも見比べてもやっぱ正式版が一番かなぁ。特に2ndはちゃんとストーリー性があるし、黒ずくめでコートの裾翻して歩く9課のメンバーがかっこいい。

・「OP演出術」
「OPは本編と関わりのない人が作ったほうがいい。イメージが膨らむから」との神山監督の弁。
これは2ndオフィシャルログ2(じゃなくて)1とあわせて見たほうがいいですね。
1st地上波OPについては「時間がなくて大変」と「Aタイプは放送コード上の理由でお蔵入りになりBタイプを慌てて作った」そうな。
2ndGIG地上波OPのコンセプトは「天才の視点」。クゼや素子といった”天才のみが持ちうる視点”を、某スポーツ選手の例を出してAT氏が説明してます。

・「タチコマの作り方」
ミニパトバージョン(割り箸人形)のタチコマがナビゲーター。タチコマの声はもちろん玉川紗己子さん。

・とり・みきの「映画・吹替え王」
攻殻のレギュラー陣が全員主役級ってのは有名なお話。そんな各キャストに漫画家とり・みき氏が「攻殻」と吹替えについてインタビュー。「」内は声優さんのコメントです。

坂脩さん
 
「役作りは1にイメージ、2に心。人物を生かすのが大切。」。他にも深~いお話多し。
田中敦子さん
 
「演技は直感で。」"素子と過ごした"3年間及び吹替えとアニメのアフレコの違いについて。
大塚明夫さん
 
「攻殻のアフレコはアニメというより吹替えに近い。」。持ち役のニコラス・ケイジとお父様(大塚周夫さん)のお話など。
山寺宏一さん
 
まずは物マネ三連発(笑)。2ndGIGに登場した西田健さん&小山力也さんにレギュラーの危機?神山監督への”目指せ!エディ・マーフィ、ロビン・ウィリアムス!”な企画のお願い。最後は「オーホッホッホ」(笑)で〆。
玉川紗己子さん
 タチコマのキャラ作り&「手のひらを太陽に」について。なんと1970年日本レコード大賞童謡部門の受賞者とな!『ダンサー・イン・ザ・ダーク』のビョークの吹替えについて。

以上、レビューでした^^。

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2006/5/22追記

「TAF2006」で上映された「攻殻SSS」のプロモ映像の一部には、
1stOP暫定版の映像が使用されています。

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Comments

これはっ!
詳細なレビュー、ありがとうございます。
買って損のない豊富な内容ですね。
赤服ってみんな同じ顔だけど、名前が付いていたんだぁ。
DVDがメインかと思ったけど、ムックの方も充分楽しめそうですね。
あとは値段が問題だ。

Posted by: 酎犬八号 | Nov 19, 2005 at 09:20 PM

ちわ(^^)/、酎犬さん。
1stOPの数、間違えてましたね、すみません^^;。

>買って損のない豊富な内容ですね。
あまり期待してなかったんですけど、よかったです^^。さすがIG責任編集(笑)。
あ、それからOPはできれば2ndオフィシャルログ1と見てくださいね(1と2を間違えていたのでエントリも修正しましたm(__)m)。
補足ですけど地上波OP担当のAT氏は有名アーティストのミュージッククリップを担当されているすごい方です。

>ムックの方も充分楽しめそうですね。
難しい内容のオフィシャル・ログと違って(大笑)、全体的に見てて楽しいです^^。
「S.A.C.」の素子のコスチュームってこんなにあったの?」って感じ。あと「イノセンス」での荒巻のマオスーツ姿は押井監督のリクエスト、だそう。

>あとは値段が問題だ。
そうなんです^^;。
カラーが多いのでどうしても値段がね^^;。

Posted by: shamon | Nov 19, 2005 at 11:20 PM

こんばんわ、青の零号です。
つられて今更のこのこ出てきました。

>2ndGIG地上波OPのコンセプトは「天才の視点」
実は私、地上波2ndのOPが大好きでして。
あの素子視点で見ている世界がリアルタイムの現実なのか、
それとも彼女の記憶を何らかの形で再生しているのかが
はっきりわからないあたりが、実に興味深かったです。

あと、この映像が素子の眼につけられた「枝」から
我々の元に流されている、という風に考えると
なかなかエキサイティングですよね?
純粋なカッコ良さという点では、2nd正式版の
黒ずくめ集団が一番好きですけど。

ちなみに地上波2ndのOP主題歌、曲調が
ビョークっぽく聞こえるのは私だけですか?

Posted by: 青の零号 | Nov 20, 2006 at 11:31 PM

こんばんは~。

>実に興味深かったです。
OP集はなかなかいいですよ。没になったのもかっこいいです。

>素子の眼につけられた「枝」
おおっ、なんて素敵な発想(^0^)。
んじゃ青の零号さんの頭にある「攻殻SSS in ヒルズ」に「枝」つけていいっすか(笑)?

>黒ずくめ集団が一番好きですけど。
最初見たとき「パ○リ返しか、IG!」
と思いました、私(爆)。

>ビョークっぽく聞こえるのは私だけですか?
ビョークは全く知らないんですけど、菅野サウンドはビョークに似ているという指摘は以前どこかで読んだことがあります。ファンなのかも。

Posted by: shamon(青の零号さんへ) | Nov 21, 2006 at 08:59 PM

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