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Aug 10, 2005

「フィリップス・コレクション」展

六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーにて開催中。詳細はこちら。昨晩行って来ました。

地上52階の空間にルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ピカソと言った巨匠たちの作品がずらり。あまり詳しくない人(私もですが)でも十分楽しめる展覧会であった。以下印象に残った作品について。

「舟遊びの昼食」。同展のPRに使われているルノワールの大作。
大きなキャンバスに描かれた人々は画家の友人たちで、楽しそうな雰囲気が伝わってくる。ルノワールの絵は観ていて幸せな気分になるものが多いが、これもその1つ。キャンバス左端で子犬と戯れる女性が後に彼の妻となったのは有名なお話。

姉と弟」。オーギュスト・ロダン作。
年の離れた姉と弟の微笑ましい姿の彫刻。姉のモデルはおそらく愛人だったカミーユ・クローデル。二人の狂おしく情熱的な恋は後に映画化された。ロダンの”ミューズ(美の女神)”として有名なカミーユだが、現実は厳しくロダンとの破局がきっかけで精神を病み残りの半生を病院で過ごした。”女神”が人と結ばれるのはやはり無理だったのだろう。

「ヴェトゥイユへの道」クロード・モネ作
数年前、東京都美術館で開催された「ワシントン・ナショナル・ギュラリー展」で「ヴェトゥイユの画家の庭」という作品を見た。咲き乱れるひまわりの黄色、注がれる太陽の光の描写にため息が出たのを覚えている。これはその兄弟作品なのかな。いかにもモネらしい色彩がいい。

「水浴の女(小)」ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル作
大好きなアングルの小品。ぽってりと肉感的な女性の裸身は今の美の基準とはかなり違うけどとてもきれいだ。大作「アンジェリカを救うルッジェーロ」(ルーブル美術館蔵)もそうだった。

全体的に落ち着いた色の作品が多く楽しめた。平日の夜だったのでとても空いておりゆっくりと観られた。

このフィリップス・コレクションは実業家ダンカン・フィリップスが所蔵品を邸宅の一部で展示したのが始まりだそうだ。代々続いてきた名家の出身だからこそ芸術を愛でる余裕やそれを一般に開放する精神も生まれたのだろう。開催場所の六本木ヒルズはIT長者で有名なスポット、今年マネーゲームでさらに有名になった青年社長さんにもこういった余裕と精神を期待したいな。もっとも彼には芸術すら札束に見えるかもしれないけど(苦笑)。

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Comments

TBのお返し、どうもありがとうございます。
どうやら同じフィリップス・コレクションでも、東京でのものとパリでのものでは、作品が大分違うようですね。
ロダンの映画化されたものはぜひ探してみます。ありがとうございます。

Posted by: Rintaro | Jan 06, 2006 at 11:27 PM

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Tracked on Jan 06, 2006 at 11:01 PM

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