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Jul 15, 2005

「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」(辛口ネタバレレビュー)

このシリーズとは長い付き合いである(しみじみ)。
第一作目のサントラLPまだ持ってます。子供の頃お小遣い貯めて買いました(実家に保管中)。でもって「スターログ」の創刊号(ダースベイダー表紙)も買いました。コカコーラが頒布してたR2D2型ラジオもまだ実家にあるはず。今振り返ると一時期のハマリっぷりはそりゃーもう我ながらすごかった。
そんな感慨に浸りながらいそいそと映画館へ。以下ネタバレレビューです。ちなみに辛口ですので・・・ご覧になりたい方は反転してくださいまし。





これで最後の映画ということですが、全ての謎が解けたのに腑に落ちないのは何なんでしょ^^;。一応辻褄はあってるけど・・・・なんだかちょっと違う、というのが正直な感想である。なんかこー「歴史の影に女あり」ってのをスペースオペラで見せられてもねぇ^^;。「SFに出てくる女はお袋だけでいい」と言った某大物SF作家の言葉を思い出しちゃいましたわ。
ルーカスはエピソード2公開時に「現代人は知恵と技術は発達したが、感情のコントロールの点ではギリシャ時代から何ら進歩していない。それを描きたかった。」と週刊誌のインタビューに答えていた。この発言を受けるとこういう展開もありなんでしょうが・・・やっぱり腑に落ちないのである。

映像は最高でした。シリーズ最後の映画化(たぶん?)だけあって、全編これドッグファイト&ライトセーバー戦の大サービス。視線が上下するアクションもスリル満点でよかったです。場所を違えて同じようなシーンが平行して進む演出も悪くは無かった。
エピソード1から話題になりがちな衣装は、アナキンが黒で、ケノービが白。二人の決裂を予想させる配色がグッド。取替えひっかえのパドメの衣装もとっぴ過ぎずなかなかおしゃれ。最初の登場シーンの髪型はレイアと同じ。微妙なところでエピソード4の香りを出していました。
で肝心のドラマですが・・・・今ひとつでした。特にアナキンとパドメ。

この二人いつの間にやら結婚してて(エピソード2で結婚シーンなんてなかったですよね?)しかもパドメはご懐妊中。エピソード4につなげるためとこの設定には目をつぶっても、クライマックスでの彼女の描写がひっかかりまくり。
宇宙船から降りてアナキンに駆け寄るパドメ。身重の女性があんなに軽々と走れるわけないでしょっ!アナキンのフォースで首絞められてパタッと倒れるシーンも女としては首をかしげるばかり。愛する身重の女が死にかけてるのに男二人でチャンバラやってる場合か?女性スタッフからクレームは出なかったの?結局双子の出産と引き換えにパドメはこときれるわけですが、ルークとレイアの名前の由来くらい言って欲しかった。何故その名前なのか、の伏線もなしはあんまりっす。

アナキンがダークサイドへ堕ちて行く描写も今ひとつ説得力に欠けました。女がらみってのがどうしても引っかかる。「スター・ウォーズ」は父から息子、師匠から弟子へと”受け継がれる精神”の作品だとずっと思ってただけになんだかなぁ(ため息)。「恋は盲目」というけれど、あまりに短絡的すぎた展開である。師匠を乗り越えられないジレンマから、ってのがやっぱ筋でしょう。ヘイデン・クリステンセンの演技も”恋に悩む青年”としてはいいけど”悪に堕ちて行く”青年としてはイマイチ。身体全体からにじみ出る悪のオーラが足らなさすぎる気がした。そのせいかなぁ、私はダースベイダーのマスクをかぶるシーンに感動できませんでした。

よかったのはヨーダ。顔のつくりや表情も細かくなってジェダイ・マスターの貫禄十分。R2D2は冒頭から相変わらずのボケぶりを発揮。C3POは今回は影薄し。でこぼこコンビも明暗分かれました。

ラストは各々養父母に引き取られるレイアとルークの姿、そして建設中のデス・スターを宇宙船から眺めるダースベイダーと若き日?のモフ・ターキンの映像で締めくくられました。ピーター・カッシングは既にお亡くなりになっているため似た役者さんっぽい。そういえばケノービ役のサー・アレック・ギネスも5年前に亡くなられましたね。28年という歳月はファンだけでなく役者さんたちにとっても長い年月でありました。

そしてラストクレジット。監督と役者の後はたくさんの裏方スタッフの名前がずらっ。皆さんお疲れ様でした。その最後にはSONY ATUSUGIの文字。日本の会社も影から支えていたようです。こうして28年に及ぶ伝説は終わりを告げました。

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Comments

実は珍しく、映画館へ見に行こうと思ってたのですが…、考え直すかな。なんてね。
ドラマとしてイマイチ描ききれていないという話は、新聞のレビューでも読んでいたのですが、やっぱり そうなのですね。
まぁ、作品として楽しむよりも、イベントの締めくくりとして楽しむくらいのノリでないと見てられないって事ですな。
もしかして、バットマンの方が評判いいかもね。

Posted by: 酎犬八号 | Jul 17, 2005 at 12:43 AM

こんばんは~、酎犬八号さん。

大画面で見たほうがいいとは思うんですけどね^^;。ドラマがねぇ・・。

>作品として楽しむよりも、イベントの締めくくりとして楽しむくらいのノリでないと見てられないって事ですな。

と、思います^^;。私の場合「全部見たからこの際最後までお付き合いします。」って気分でしたし。

実はこれシネコンのスタンプカードが満杯になったので無料で見られたんです(12個集めたら一回無料)。しかも飲み物とポップコーンつき。それでこの感想ですからね。まともにお金払ってたら暴れたかも(爆)。

>もしかして、バットマンの方が評判いいかもね。
これ、見てないんですよ~。知人によると「おもしろい」でしたけど。


Posted by: shamon | Jul 17, 2005 at 11:48 PM

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